CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-100「デッドロック」(ドイツ)

2021年09月05日 22時48分36秒 | ドイツ映画
すまん、老いぼれ
 閉鎖された鉱山で監督官を務めていたダムは、大金の入ったジェラルミンのスーツケースを手に行き倒れていた若い男を発見する。ケースを横取りしようとしたダムだったが、男を殺し損ねて逆に負傷している男の世話をさせられるハメに。
 そんな中、ケースを追って非情な殺し屋サンシャインが姿を現すのだったが。(「allcinema」より)


 1970年製作のクライム・アクション。

 ドイツ映画ではあるが、全編英語の作品。

 アメリカのどこか。
 砂漠の中の閉鎖した鉱山の近くの村に、キッドと名乗る一人の男が腕を撃たれて、瀕死の状態でやって来る。
 手にしているジュラルミンケースには100万ドル。

 鉱山の監督官であったダムは、行き倒れていたキッドを発見し、ケースを奪うのだが、成り行きでキッドの世話をすることになってしまう。

 そんな中、キッドが仲間だというサンシャインがやって来るが、やがて3人による金の争奪戦が始まる。

 ダムが住む場所はほとんど人がおらず、ダムの他にはちょっとイカれている元娼婦のコリンナと、その娘と思われる、口の利けない少女、ジェシーだけが住んでいる。

 そんな荒廃した場所で繰り広げられる金の争奪戦。

 ダムは、どこか小心者で、キッドとサンシャインの間でとりなそうとしている感じ。

 そして、キッドとサンシャインの間に流れる緊張した雰囲気。

 果たして、彼らの運命がどうなるのか、金の行方はどうなるのか気になる展開。

 キッドは、ダムを殺そうとするサンシャインを止めたり、自ら手を下そうとはしないが、やっぱり非情なところがあるのではないのかという感じはする。

 クライマックスは、キッドとサンシャインが対峙することになるのだが、展開としては意外な部分もあったかなという印象。

 渇いた砂漠で起こる金の争奪戦。

 非情な展開で興味惹かれる内容の作品であった。

/5

監督:ローランド・クリック
出演:マリオ・アドルフ、アンソニー・ドーソン
   マルクヴァルト・ボーム、マーシャ・ラベン、ベティ・シーガル
於:新宿K’s cinema

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