CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-115「ウイラード」(アメリカ)

2022年05月31日 23時49分58秒 | アメリカ映画
ドアをかじれ
 気はいいが、自閉症ぎみの青年ウイラードは、ひとつ屋根の下で暮らしている老母ヘンリエッタと、会社の上司アルを特に嫌っていた。というのも、アルは数年前、ウイラードの父の事業を乗っ取った卑劣漢で、老母は、裏庭に出てくるネズミを退治しろとうるさいからだ。ウイラードにとってジョーンだけが彼の理解者であり、優しく愛してさえくれた。
 ある日、ネズミ退治をはじめたウイラードは、ネズミという動物は調教すれば自分の意志通りに動くことを発見した。ウイラードは1匹の子ネズミに“ソクラテス”という名をつけ、可愛がると、ソクラテスはすっかり彼の命令に従うようになり、ほかのネズミたちもそれに従って行動した。
 ただ、イタズラ・ネズミの“ベン”だけは、時々ヘソを曲げた。(「作品資料」より)


 1971年製作、日本でも同年に公開されたパニック・ホラー。

 27歳のウイラード。
 会社では社長からバカにされている存在。

 どうやら会社自体はウイラードの父親が設立したもののようだが、今はアルが社長となっており、ウイラードはアルが会社を乗っ取ったと思っている。

 広大な屋敷には母親と二人暮らしであるが、母親は口やかましく、ウイラードは辟易している。

 あまりハッキリしなかったが、ウイラードは自閉症気味ということのよう。

 そんな中、ウイラードは庭で見つけたネズミを可愛がるようになり、調教し始める。

 そんなネズミたちとウイラードは共に過ごすようになる。

 ネズミと意思疎通出来るようになったウイラードがネズミを使って、自分を馬鹿にする相手に復讐しようとする。

 最初は単なる悪戯程度にネズミを仕掛けるが、最後には強烈な殺意をもってネズミをけしかけていく。

 ネズミたちの中で、特にウイラードが行動を共にするのが、ソクラテスとベン。

 やがて、悲劇が起こった後に、ウイラードの怒りが頂点に達するのだが、その後の展開は、オーソドックス。

 しかし、最後の対決がそうなるとは、ある意味予想しなかったものかな。

 CGもなかったであろう時の、ネズミが大量に登場する作品。

 ネズミの表情なども、しっかり表しているようで、興味深い作品だった。

/5

監督:ダニエル・マン
出演:ブルース・デイビソン、アーネスト・ボーグナイン、ソンドラ・ロック、エルザ・ランチェスター
於:池袋HUMAX CINEMAS

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 22-114「爆走!狼男」(アメ... | トップ | 22-116「ベン」(アメリカ) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アメリカ映画」カテゴリの最新記事