CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-116「ベン」(アメリカ)

2022年06月03日 23時59分08秒 | アメリカ映画
ネズミが会議を開いたと言っておけ
 孤独な青年ウィラードによって飼いならされたねずみの大集団のボス“ベン”--。奇妙な友情で結ばれていた、このねずみと人間の間に生じた突然の亀裂はウィラードがベンを裏切ったことから始まる。
 ウィラード殺害の犯人はねずみであることが、巡査部長カートランドを悩ました。この信じられない事件は続いて発生した。ウィラードの家宅を捜査中の警官がベン一族の巣を発見し、ねずみに殺害されてしまったのだ。
 町の住民の恐怖をよそに、ダニー少年だけは、ねずみの脅威に何の反応も示さなかった。ダニーは心臓手術を受けたばかりで、その経過は母や姉のイブを心配させていた。ダニーもまた幼な心に死の危機を予知し、孤独だった。
 そんなダニーの心の空白を1匹のねずみが生めた。(「作品資料」より)


 1972年製作。
 「ウイラード」の続編となる作品。

 冒頭は「ウイラード」のクライマックスのシーンを映し出しながら、オープニング・ロールが流れる。

 前作でベンと名付けられたネズミは、他のネズミを率いて、スーパーマーケットを襲撃して食料を得たり、更に人を襲って、殺したりする。

 そんなベンとネズミたちを駆除するため巡査部長のカートランドは、捜索を行う。

 そんな中、心臓に持病を持つ少年のダニーは、ネズミのベンと出会い、友情を育んでいく。

 孤独な少年と、悪名高きネズミとの友情。

 そして、ベンの凶行。

 人間を襲うネズミたちという設定で、しかも知能があるというベンの下で、ネズミたちが凶行に及ぶ。

 いよいよ警察がベンたちに迫ってくる中、ダニーはベンを助けようと危険な行動に出る。

 果たして、ダニーとベンの運命、友情はどうなるのか。

 まだCGを無かった時代に、まるで本当に演技をしているようなネズミの行動、表情が興味深い。

 ダニーが作ったという設定の〝ベンの歌〟という曲はエンディングにも流れるのだが、それを歌っているのはマイケル・ジャクソンらしい。

 まだ少年の頃だとは思うが、アカデミー賞にもノミネートされたらしい一曲。

 前作よりもパニック・ホラーらしい作品となっていたな。

/5

監督:フィル・カールソン
出演:リー・H・モンゴメリー、ジョセフ・キャンパネラ、アーサー・オコンネル、メレディス・バクスター、カズ・ガラス
於:池袋HUMAX CINEMAS

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