ネット上の誹謗中傷が大変多いと聞く。
自分自身も25年ほど、インターネットに接続する生活を続けてきて思うことがある。
今さながらと言うこともあるけれど、インターネット上に欲求不満をぶつけるケースは確かにあった。
あったと言うよりも今でもあると思う。
政治的なものや、自分の生活のことや、様々な出来事から抑鬱された気持ちを、インターネット上の活字にたしなんでいく。
そういう事は自分だけでなく、他人もあるだろうし、特に若い人などは依存的な書き込みをすることもあるのではないだろうか。
個人的にそういう気持ちがわかるのである。
しかしながら、そういう内容に関して、特定の人物を攻撃し、その人に対して害を与えるような事は、あまりよろしくないと言うのは同意できる。
往々にして欲求不満が向く方向は対人関係、人間関係と言って良いのではないだろうか。
そうなると、そこに書き込まれたメッセージを受け取る側が見なければ、おそらく特別な害は受けない可能性が高い。
しかしながら、SNSと言うのは、大抵受け取る側がいて成り立つ場合が多くなる。
そうなってくると、そもそも人を攻撃するためのツールとして、SNSが存在意義を発揮するようになる。
そして最近では、むしろそちらが主流になっていると思える。
火薬や核兵器の問題と似ている。
使い方によっては、世の中のためになるけれども、使い方によっては人を殺める武器になってしまうと言うことだ。
例えば、火薬とかは、使用する側に法的な制限がある。
許可をされたものが取り扱いできて、許可されないものが取り扱いをすると罰せられる。
分かり易い物で言うと拳銃の問題と似ている。
現在、日本国内では、一般の人は拳銃を所持はできない。
所持できるのは警察とか狩猟に使う鉄砲である。
おそらくそのくらいだろう。
必要だと許可される者だけが所持できる。
今、ここまで一般国民に広まっているSNSなので、そこまで厳重な取り締めはできないだろうが、法における制限を設けるべきではないかと言う気がしている。