今の議論になってる『壁の撤廃議論』は貧乏人を増やす法案だろ
103万円を超えると税金がかかる。
ただ、まぁ段階的に税金がかかるから、いきなり困るわけではないんだけれども、それでも多少でも税金はかかるから、それを撤廃していっぱい働いても税金がかからないようにしようと言うことだ、と言う。
でもって、そういう働き方をするのは、家庭の主婦とか学生アルバイトとかが多い。
つまり、そのおうちの中心であるお父さんの年収が850万円を超えたら、その配偶者や子供はたくさん働くとそのまま税金がかかってしまうということになる。
まぁ私のような300万円も所得がない程度の人間には全く関係ないけれども、最近は一家の大黒柱であるお父さんが850万円の所得があったり あるいは配偶者や子供を入れて850万円を超えるケースでも、家のローンとか家賃とかを考えるとなかなか厳しい問題でもある。
それは充分理解できる。
しかし、理解できるのはその段階までである。
今、現在日本の所得レベルは貧乏な国の所得レベルになっている。
したがって、こういう法案をどんどん進めていくと、貧乏なままの国民をどんどん増長することに他ならない。
今のままならば。
未来に於いて、貧乏な人間が貧乏なままで暮らせるようにする法案だとも言える。
したがって、一方では賛成の考えも湧くが、一方ではそのままではいけないという考えもある。
今はそれでいいかもしれないけれども、将来的には基本的な所得が今の3倍~4倍にはなってほしい。
家庭の所得が放っておいても3000万円くらいになっているとしたら、みんな税金がかかったとしても、まぁそこまで大騒ぎするような困った問題にはならない。
そういう観点で、この法案を見てみると、一時的な対策の一つでしかない。
継続的な将来を眺めると、もっと重要な課題が山積している。
それは日本の経済的な構造の問題だろうと思う。
そっちに時間を裂かないと、今だけのことに一年二年三年と時間をかけていたら、すぐに次の大問題が覆い被ぶさってくるのだ。
そういう刹那的な国会運営を放置していてはいけないと言う気がする。
もっと根本的な死活問題がすぐ目の前に来ている。
日本国として存続させるには、1 ~2年の一時的な問題を延々と井戸端会議している国会を持つ日本と言う国はいくらなんでもお粗末すぎる。
この国は後進国の中でも最低レベルの国になってしまった。
残念なことだが既にこの国は滅び始めてる。
それも急激に。
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