花咲く丘の高校生

平成時代の高校の授業風景を紹介したり、演歌の歌詞などを英語にしてみたり。

小学英語と自己同一性障害

2023-06-23 | 思い
小学校での英語教育に危惧(2009年に新聞投稿した記事です)

2009年(平成21年)に書いたものです。
過日、日本のある新聞を見て唖然とした。『小学校でも英語教育を必修化する』という記事である。冗談にもほどがある」
8月18日の新潟日報に載っていた近藤亨氏(ムスタン地域開発協会理事長)のこの視点には溜飲が下がった。国際舞台で活躍しておられる方のご意見だけに重みがある。
 日本語の正しい発話や発声方法さえも教えていない現在の小学校で、英語を必修化するとは何たることか。今、コミュニケーションを上手く取れない子供が増えているのは「日本語」の教育方法に工夫が足りないからである。限られた時間割のなかで日本語をないがしろにして英語を教える余裕などないはずである。
 このままでは「欧米人並みに英語を駆使できることのほうが日本語よりも大切なのだ」という考えがまん延して、その結果、日本人はアイデンティティを無くしてしまう。
 近藤さんが指摘しておられるように、日本の学生たちの学力が低下している原因の大半の責任は「欧米に追従するに急のあまり、我が国が誇る伝統文化の継承をおろそかにしてきたから」である。
 私は「高度な言語を持ち、詩情ゆたかな日本語を駆使できる民族」である「日本人」が自国語をおろそかにすることで「大切な物を失いはしないか」と危惧している。

  有楽町のマリオン クロック 




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クリーン嫉妬

2023-06-10 | 逸話
   平成時代の高校生
一年生の最初の授業で;
この時間に学ぶ科目は『英語G』です。私が教えるから「ジイ」なのでなく、
Grammar(文法)の頭文字のGです。だから、風貌から連想して私のことを『G先生』呼んではいけません。
 『ジイさん』と言った者は減点対象です。ふつうは、Yu-先生って呼ばれているんだけどさ、一度でいいから『冬物語』のYun(ヨン)様って言われてみたいんだよね。
…そして3週間がたったある日の授業で:
板書している最中に、背後で「おジイ」という声がした。
「オイッ、今「ジイ」と言ったのは誰だ!きっと咲良(さくら)だな!」
「はい、すいませ~ん。うちのお爺さんの話なんです」
「そうかあ。咲良はオレ一人の可愛い孫だと思っていたのに、本当のおじいさんがいたのかあ」とつぶやいて、教壇に戻ろうとしたら、
「あっ、せんせい嫉妬してるう」と咲良。
私「そう。さくらが欲しい、花いちもんめ。・・・これを『Gの三角関…係って言うんだよ」
するとギャラリーから一声「おお、ゆ~先生のクリーンシットだ!」
・・・珍しく駄洒落が見事にヒットした瞬間でした。

東京ドームホテルのロビーの壁画(平山郁夫)


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