花咲く丘の高校生

平成時代の高校の授業風景を紹介したり、演歌の歌詞などを英語にしてみたり。

小保方さんいじめ

2014-03-21 | 日記
 今この、やくざな世界で仁義を切らずにデビューした。ただそれだけの為に、小保方晴子という閃いて煌めいて、人類の救世主となるかも知れなかった一つの才能が葬り去られようとしているのです。    


それは、まだまだ寒い2月のことでした。

暖かそうな火種を見つけた小保方さんは、焚き木を集めようと山へ出かけました。枯れ枝が沢山落ちていたので拾い集めて持ち帰り、火種の上に積み重ねました。

枯れ枝を燃やして多くの火種を作って人々に分けてあげようと思った小保方さんは、このことを世界に公表しました。すると、無断で他人の山に入ったと非難する者や枯れ枝を盗んだと言いふらす者が出てきたのです。

他人のスキャンダルを面白がる私たちは、そして物事の本質が見抜けない私たちは、まるでオレオレ詐欺のように、マスコミの誘導に引っ掛けられてしまいます。

ここ越後では春が近づき雪が締まってくると、私たち子供は凍み渡りをして山に行って、雪で折れた杉やカラマツの枯れ枝を集めてきて焚き木にしたものです。
当時は「勝手に他人の山に入るな」なんてやぼなことを言う人間はいなかったし、枯れ枝を沢山持って帰ると、「働き者の子供を持って幸せだ」と褒められたものです。
しかし、現在の基準で考えると、私たち当時の子供は『枯れ枝ドロボー』だったということになってしまいますよ。

4月が近くなりましたが、越後では春分の日の今日も雪が降っています。
せっかく見つけた火種も奪われた小保方さんは、深い雪山の木の根元の雪穴に隠れている兎のように、意地悪な世間の風の冷たさに凍えそうになって震えていることでしょう。


          




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小保方さんを信じよう

2014-03-12 | 日記
STAP細胞に関して、このところ小保方さんの論文の欠陥ばかりが大きく論われているが、これは本末転倒だ。STAP細胞の存在が完全に否定されるまでは、小保方さんの発想を信じて暖かく見守ることが出来ないのだろうか。

論文の欠陥は、今後実験を重ねるなかで補正していけばいいのだから。こんなことで足を引っ張っている間に万能細胞の誕生が遅れてしまうのは人類にとって不幸だ。

真実は机上の論文に勝るはずだ

完璧さに気を取られている間に真実が遠のいていくだろう。

不完全な生き物である人間が、なぜ完全さばかりを求めるのだ。

完璧でなければ真実に往きつけないとしたら、永遠に真実に往き着くことは出来ないはずだ。

複雑な証明を完璧にせよと求めていたなら、単純な真実は逃げてしまうだろう。

小保方さんの発想が間違いだとしてもそれを批判出来るのは我々ではなく、22世紀の人類であろう。
だから、我々は我々自身の倖せの為にも、小保方さんを応援すべきなのだ。
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スマホ中毒

2014-03-02 | 日記
1年生の淳也が教務室にやってきた。赤点をとったので呼ばれたらしい。

浮かぬ顔の淳也に声をかけた。

「おや、誰かと思えば、淳也じゃないか。元気かい?」

「あっ、ゆ~先生。ぼく、英語は赤点じゃなかったですよ」

「当たり前だよ。君の英語はそんなに低いレベルじゃないよ。クラスでも上位だったよ」

「えっ、そんなに良かったですか。英語は嫌いじゃないけど」

「きみは、授業中もスマホから手を離さないから、オレに叱られっ放しだけど、語学の才能があるのに、惜しいよ、まったく」

 突然笑顔になった淳也、「僕、真面目にやります。もう、迷惑かけません」


私は、教務室を出てゆく淳也に追い打ちをかけた。


「淳也よ、学力を育てるのは集中力。赤点を生むのは執着心だ。
だから、スマホに執着はダメだぞ。英語に集中だ!」


「はい、分かっています。もう、スマホに集中するのはやめます

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