5月3日に、軽井沢春の音楽祭で、阪哲朗指揮東京フィルハーモニー管弦楽団の演奏会があったので、聴きに行きました。
(出 演)
指揮:阪哲朗
ピアノ:牛田智大
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団 (コンサートマスター:依田真宣)
阪さんは、1995年ブザンソン国際指揮者コンクール優勝。ベルリン・コミッショオーパー指揮者、アイゼナハ並びにレーベンスブルク歌劇場音楽総監督などを歴任、現在、山形交響楽団常任指揮者、びわ湖ホール芸術監督。牛田さんは、2018年浜松国際ピアノコンクール第2位、ロシア・ナショナル管、プラハ交響楽団など内外の管弦楽団と共演。「ショパン・リサイタル2022」などCD多数。詳しくは、下記プロフィールをご覧ください。
(曲 目)
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 k.466
モーツァルト:ピアノソナタ第4番 K.282 第1楽章 (ソリストアンコール曲)
〈休憩〉
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 op.73
第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ
第2楽章 アダージョ・ノン・トロッポ
第3楽章 アレグレット・グラツィオーソ
第4楽章 アレグロ・コン・スピーリト
モーツァルト:ディヴェルティメント K.136 第1楽章 (オーケストラアンコール曲)
(感 想)
ピアニストの牛田さんの人気やポピュラーな演奏曲目のためか、立見も含めて、824席の軽井沢大賀ホールは満席でした。同ホールは客席とステージが近く、今回はやや右手の席だったので、初めて接した阪さんの指揮ぶりがよく見えました。
モーツァルトの「フィガロの結婚」序曲が小気味よいリズムで演奏されて、後半への期待大でした。ピアノ協奏曲第20番における牛田さんの演奏は、堅実でしたが、アンコールも含めて、はつらつとした感じがなく、ちょっと意外でした。疲れているのでしょうか。
ブラームスの交響曲第2番は、弦楽器をたっぷりと歌わせ、最終のフィナーレも壮大で、阪さんのキビキビとした指揮ぶりが印象的。ブラボーが飛び交う中、演奏されたモーツァルトのディヴェルティメントでは極上のアンサンブルが聴け、心地よい余韻の中、駅に向かいました。
(出演者のプロフィール)
ホームページ:阪 哲朗 Tetsuro Ban | official website
牛田知大ホームページ:牛田 智大 | クラシック音楽事務所ジャパン・アーツクラシック音楽事務所ジャパン・アーツ (japanarts.co.jp)
【大賀ホールホームページ】
軽井沢大賀ホールトップページ (ohgahall.or.jp)
(当日の大賀ホール周辺の景色)
大賀ホール
遠くに浅間山
桜が咲いていました。
大賀ホールを入れて、離山(浅間山の左手前)と浅間山。
ツツジ。陽当たりのよいところだと、軽井沢でも満開です。
シャクナゲは、一部に咲いている花もありましたが、これからといったところです。