大空を見上げて

日頃感じていること

想い出のトナカイ手袋

2009-12-16 | Weblog
 私がまだ5,6歳で幼稚園に通っていた頃、日曜日の朝教会に行かせられた。
山口県防府市本町ある「防府キリスト教会」である。
この時父はキリストの信仰者でもないのに「何故?」と後に聞いたことがある。
この頃私の上の姉達二人は事情があって九州の大分の親戚で暮していた。
父子二人暮しで母のいない寂しさを紛らわす為、教会に行かせたとの事。

現在も何処の教会でも行われている「日曜学校」だったのだと思う。
教会の日曜学校で教えていたお姉さん達はとても優しく、微笑ましく幼心に何処か別世界又は天国からトナカイのソリに乗ってきた人達だと本気で思っていた記憶がある。
クリスマスは先生達とジングルベルを歌いながら、教会の近所の本町通りをろうそくに火を灯して歩いた事が思い出される。
キャロリングというらしい。
皆でお菓子を食べ、サンタクロースからのプレゼントにと毛糸の手袋もらい喜んで父に報告した。
今、思うと手袋は綺麗なトナカイの刺繍があり、お姉さん達先生方の手編みだったと思う。
その後2年位経ち新しい母がきて、何故か覚えていないが行かなくなった。
でもこのトナカイ手袋は何年もボロボロになるまで使った。

42歳の時、仕事で手話を覚える必要性があり、会社の近くにある「小岩栄光キリスト教会」に習いに行った。
教会には幼い頃の思い出があるので、キリスト信仰や教会に対しての違和感はなかった。
私のその後の人生は、キリストの信仰者としての生活となった事に感謝している。

  (*手話の先生は現在は私の妻で当時神学校出の伝道師だった)
コメント (2)
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