紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

色づき始めた柿 我が家の柿は野鳥のエサじゃない!

2015年10月09日 | 家庭園芸&直売所

野鳥って賢い。赤くなってきた柿だけをつつく。一度、嘴でつつくと柿の熟成がすすむ。その柿めがけ何羽も入れ替わり立ち代り訪れ、蝕んでいく。そんな目にあっている柿が数個。あわてて、被害が大きくならないようにとネットで防護した。

周辺はみかん農園ばかり。そのみかんも色づき始めているが、彼らは数少ない柿を選ぶ。今のみかんは、せいぜい糖度が10度台、酸も高いはず。柿はみかんよりも糖度が高いはずだし、何より酸味がない。それを彼らは知っている。

彼らに言いたい。「我が家の柿は、エサじゃない!」 「ネットの下から潜って入ったら、ルール違反やぞ!」

 


今日は秋祭り ご近所さんから「なれ寿司」でなく 「早寿司」を頂いた

2015年10月09日 | 田舎暮らし&家族

今日は秋祭り。「なれ寿司」を作らなくなって久しいが、昨日、家内がお店で「なれ寿司」を買ってきた。毎年、秋祭りの時期になると、なぜか食べたくなってくる。秋祭りに「なれ寿司」を食べるという地域の伝統が体に染みついているのかも知れない。

今日、ご近所さんが「早寿司」を持ってきてくれた。「なれ寿司」ではなく「早寿司」を作ったとのこと。

どちらも、アセの葉でまくことやご飯に鯖をのせることでは変わりはない。でも違う。大きな違いは、なれ寿司は味付けの基本が塩で、木の桶に入れ重しをのせて5日以上漬け込む。長くおけば発酵する。早寿司は味付けの基本が寿司飯で、木の桶に入れ重しをのせ2日ほど漬けこんで食べる。また、なれ寿司の1本は、早寿司の何倍もの大きさで作るのが一般的。

和歌山のラーメン店に置いてあるのは「早寿司」。ただ、アセの葉で包んだものはなく、折詰の仕切りにあるようなプラスチック製が使われている。アセの葉で包まれた早寿司は風味も情緒も違う。

ご近所さんから頂いた「早寿司」。お店で売っているより大きく、しかも重しで圧縮されているのでご飯がギュッと締まり、3個も食べればお腹いっぱい。食べ方は、早寿司だと大きくてもそのままかぶりつく。なれ寿司だと切って食べるのが昔からの食べ方。

一方、お店で買ってきた「なれ寿司」、家庭で作る大きさの1/3ぐらいと小ぶりだが、切って食べるのが当たり前と思いこんでいるので、それを4等分してお皿に。

ご近所さんが作った早寿司。10個、頂いた。

アセの葉をはがしたご近所さんが作った早寿司(左側)と、お店で買ってきた「なれ寿司」を4等分した1切れ(右側)。