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【渋谷母娘切り付け】逮捕された女は中学3年の少女(15)「死刑になりたいと思って見つけた2人を刺した」と供述

2022年08月21日 16時05分50秒 | 事件と事故
【渋谷母娘切り付け】逮捕された女は中学3年の少女(15)「死刑になりたいと思って見つけた2人を刺した」と供述

2022/08/21(日) 13:07:53



東京都渋谷区の路上で母娘が切り付けられた事件で、警視庁は21日、殺人未遂容疑で現行犯逮捕した中学3年の少女(15)が「死刑になりたいと思い、見つけた2人を刺した」と供述していると明らかにした。 


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新型肺炎ショックが、中国共産党の「致命的弱体化」をさらけ出した

2022年08月21日 03時03分16秒 | 国際情勢のことなど
新型肺炎ショックが、中国共産党の「致命的弱体化」をさらけ出した

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写真:現代ビジネス        
      各地に「小国家」が現れ始めた

2/7/2020
 
 新型肺炎の感染拡大が止まらない。中国では、村人たちが自衛のために土やレンガを積み上げて、外部との交通を遮断したり、武漢からの帰還者を部屋に閉じ込めたりしている。これは、いったい何を意味しているのか。

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 私の答えを先に言えば、新型肺炎の脅威を前に「もともと中国に存在していた伝統的、かつ排他的な村社会や人間関係が復活した表れ」とみる。それは、すなわち「中国共産党支配の弱体化」でもある。共産党に任せていても、村の安全は守れないから、人々が自主的に防衛し始めたのだ。

 村の入口に土やブロック、廃材などを積み上げて、通行人をチェックしている様子をネットで見た読者も多いだろう(たとえば、https://www.businessinsider.jp/post-206664)。単に交通を遮断しているだけでなく、村人が検問し、大きな青竜刀で威嚇していたりする(https://tocana.jp/2020/01/post_141809_entry.html)。

 私の目を引いたのは、映像の中に登場した自警団と思しき人々が制服を着用し「自警団(? )」と書かれた、それらしいワッペンまで付けていた点だ。これが何を意味するかと言えば、新型肺炎の流行を受けて急遽、自警団が組織されたわけではない、という事実である。

 中国の村には、もともと、そんな組織があったのだ。評論家の石平氏は一連の著作で、中国では、村の治安維持を担当する自警団だけでなく「教育から裁判、社会保障まで、村が一種の『小国家』になって規律と秩序を維持している」と指摘してきた。次のようだ。

農村社会に存続していた宗族というものは、共通の祖先崇拝を軸にして組織を作り、一族を束ねて教育、裁判、社会保障などの社会的役割を果たしているのである。こうして共通の祖先を持つ家族連合体の様相を呈している宗族は、個人を家族を超えた、より広範な人間集団となる。そしてそれは、本来なら国家の果たすべき役割の一部を担い、各地方や村における「小国家」のようなものとなっているのである(『中国人の善と悪はなぜ逆さまか 宗族と一族イズム』、2018年、産経新聞出版、67~68ページ)。

械闘とは何か。…民間の社会集団が別の社会集団との間で利害の衝突やその他の対立が生じた場合、それを法的手段によって解決するのではなく、武器(械)を用いた武力闘争(闘)によって決着をつけることである(同98ページ)。

宗族械闘の「論理」は現代に受け継がれているだけでなく、宗族械闘の伝統そのものが21世紀になった今でも生きている。つまり、中国人は2000年代になっても時々、昔ながらの宗族械闘をやっているわけである(同113ページ)。

  ここで宗族というのは、親戚で構成する巨大な一族と理解すればいい。少なくて数百人単位、多ければ、1万人以上に及ぶ。中国では、宗族のような伝統的集団こそが、人々が忠誠を誓う唯一の集団になっていた。まさに「国家を超えた存在」だった。

日本とはまったく異なる世界
 
 宗族は現代にも、形を変えて生き残っている。それは「圏子(チェンツ)」と呼ばれる集団である。圏子の源流は宗族だ。石氏の別の著書から引用する。

中国における「家族」とは「一族(注・源流は宗族)」のことであり、…かつては、村や町の住民すべてが一族ということもあった。また中国では「圏子」と呼ばれる、仲間同士が固い結束でつながった疑似家族もある。…圏子内には、独自の掟や決まり事、互助システムがある。…中国人は、自分の一族や圏子の内側においては嘘をついたり自分勝手な行動はしないのだ。しかし、そこから外に出たら、平気で人を騙し、自己中心的な振る舞いに及ぶ(『なぜ中国人にはもう1%も未来がないのか』、2014年、徳間書店、3ページ)。

家族以外の人間に対しては、騙しても、裏切っても、蹴落としてもいい。なぜなら他の一族の人間は、すべてが敵だからだ。つまり弱肉強食のオオカミの世界なのだ(同、25ページ)。

 いま中国の村で、人々が勝手に道路を封鎖しているのは、まさに、石氏が指摘したように「(宗族が)本来なら国家の果たすべき役割の一部を担い、各地方や村における『小国家』のようなものとなって」いて「弱肉強食のオオカミの世界」に逆戻りした状態になっているからである。

 村人たちが、いかにも恐ろしい青竜刀まで手にしているのは、よそ者を排除するためには、「械闘」のような中国伝統の戦いも辞さない覚悟を示しているのだ。

 これは、日本とはまったく異なる世界である。日本であれば、住民が勝手に道路を封鎖したりすれば、道路交通法違反や威力業務妨害など、なんらかの罪に問われるのは間違いない。だが、報道を見る限り、中国共産党政府が摘発に乗り出した、という話は聞かない。

  つまり、中央政府は黙認している、あるいは、勝手な道路封鎖を止めさせようにも、手が出せないのである。
 上海人が武漢人を排除
 
 感染が広がっている武漢からの帰還者が帰った自宅に住民が押しかけて、押し問答の末、ドアの扉を木材や鉄棒で封鎖してしまった例もある。「なんと乱暴な」と思うが、これも「よそ者なら、何をしてもかまわない」という例だろう。これらを見ても、中国は日本のような法治国家ではない。

 映像が世界に流れているのだから、警察が取り締まればいいのに、捕まるのは、感染状況を動画で発信したりした人たちばかりで、こういう騒ぎを取り締まった、という話も聞かない。それどころか、役人は武漢人を差別する側に味方しているのではないか、と疑われる例もある。

 それは、まさに日本で起きた。

 1月27日に中部国際空港で上海行きの飛行機に搭乗を待っていた人たちの中に、風邪薬を飲んでいる武漢人がいることが分かった。すると、上海からの乗客たち約70人が騒ぎ出し「武漢人が乗るなら、自分は絶対に乗らない」と言い出した。

 空港スタッフは体温計で武漢人の体温を測り「問題ない」と言ったが、上海人たちは聞かず、中国総領事館員が現場に呼び出される騒ぎになった。結局、上海人たちは武漢人が登場した便とは別の便で帰国の途につき、騒ぎは収まったが、上海人たちは特別機の手配まで要求した、という。

  これは、上海人の言い分が無理難題に近かった、と思う。客が「乗らない」というなら、乗らなければいいだけではないか。別便を手配させた領事館員の仲裁が妥当だったかどうか(https://www.epochtimes.jp/p/2020/01/51175.html)。これも非常時に他人に冷たく、自分勝手な行動に走る例だろう。

中国共産党が異例の「反省」
 
 そんな中、中国共産党は2月4日、習近平国家主席ら最高指導部が新型肺炎に関する会議を開き「新型肺炎の流行は中国の統治システムと能力にとって、大きな試練」と認め「流行への対応で明らかになった欠点と欠陥に対応して、国家の緊急事態管理体制を改善し、緊急かつ危険な仕事の処理能力を改善する必要がある」という認識を示した(http://www.mca.gov.cn/article/xw/tt/202002/20200200023944.shtml)。

 共産党指導部が自ら「統治システムの大きな試練」とか「対応に欠点と欠陥があった」などと認めるのは、異例だ。「自分たちは上手に統治できていない」と認めたも同然である。その通り、共産党支配には大きな欠陥があり、国民も分かっている。

 このタイミングで最高指導部が会議を開いて、異例の結論を公表した背景には、武漢の赤十字に届いたはずのマスクや消毒薬、防護服などが肝心の中核病院に配られなかった一方、赤十字と関係の深い別の2つの病院には、大量のマスクなどが配られていたスキャンダルもあった。

 中国問題専門家の遠藤誉氏は「金銭癒着が背後でうごめいていた」と指摘している(https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/02/post-92299_1.php)。この期に及んで、まだ利権屋たちが自分たちの利益優先で動いているのだ。あきれるほかない。

  この不祥事はネットで大炎上した。政治指導部は失態を隠蔽できず、鉄壁の中国共産党支配にも綻びが見え始めた。さて、次に何が起きるのか。




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