地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

急速に増えつつある近鉄特急新塗装

2016-12-20 11:09:00 | 大手民鉄 (近鉄)


 去る土曜日、関西に出張したついでに、当ブログ発足当初からの読者として大変お世話になっております「ぱれっと」様と、お住まいの奈良界隈にて久しぶりにミニオフ会を開催したのですが、今回の話題の肴はぱれっと様が去る9月に長期休暇を取得されて (うらやましい!)鉄ヲタ大遠征を楽しまれた中欧とカナダの土産話……。ブダペストの近郊電車と登山電車と子供鉄道に垂涎し、チェコ第二の都会ブルノに集うボロいEC・DC・客レに悶絶し、ベルリンの釣掛電機子チョッパ電車に恍惚とし、トロントの線路が集中した都心部をジャンジャン行き交う北米大陸風客レに圧倒されまくりました (*^^*)。日本の中古と現地のボロ車両が織りなす絵巻を求めてここ数年来東南アジアにどっぷり浸ってきた私ではありますが、やはり世界は広く、鉄道シーンも千差万別、その絢爛たる万華鏡のような世界を味わいまくるには、体が幾つあっても足りませんなぁ~~。


 
 何はともあれ、近鉄大阪線の沿線火災の影響で、小宴の時間は2時間少々と短くなってしまいましたが、美味いビールと海鮮もあって脳も舌もシアワセなひとときでした。ぱれっと様には心よりお礼申し上げますとともに、またの機会を楽しみにしております♪

 というわけで、近鉄奈良線沿線で小宴を楽しむ以上、自ずとその前にはちょこっと近鉄も撮らずにはいられず (笑)、大和西大寺にてちょうど姿を現した、新塗装化されたサニーカー12410系を撮ったのでした。そういえば、GMの新塗装12410系が間もなく発売となり、私も予約しておりますので、ちょうど模型の発売を記念するタイミングで目の前に停車していたことになります (笑)。
 ちなみに、今回久しぶりに近鉄に乗ってみますと……明らかに新塗装が増えていますね~。複数の編成を連結して6連以上となっている場合には、かなり高い確率で混色まつり状態となっています。それは逆に言えば、旧塗装オンリーという編成が滅多に現れないということでもあり、旧塗装派の皆様にはご愁傷様という感じですが、個人的には新塗装はキライではなく、混色まつりは大歓迎 (笑)。今度改めて関西で時間を確保した際には、じっくりと近鉄特急を撮り貯めてみたいものです……。

近鉄22000系ACEの新塗装を撮る

2016-08-16 00:00:00 | 大手民鉄 (近鉄)


 塗装変更といえば、日本国内ではちょうど名古屋を走る私鉄の両雄で進んでいますね……。というわけで、先月京都での会合出席のために往復した際には、名古屋でもかなり久しぶりに途中下車しまして、名鉄と近鉄の両方で久しぶりに激写しました。
 このうち近鉄特急につきましては、長年伝統の濃紺とオレンジの塗装が消え始めたことに対する賛否の声があるようですが、個人的には……確かに従来の色は些か無駄に重い印象があり、昭和の特急車であればさておき、ACE=22000系以後の車両には正直似合わないのではないかと思っておりましたので、今般の新色は割と歓迎しております。と申しますか……ACEやAceには絶対にこちらの方が似合うだろ!と思います。



 というわけで、そんな近鉄特急の過渡期をぼちぼち撮り貯めるにあたり、勿論12200系の旧塗装が来れば超大歓迎ではありますが (旧塗装が圧倒的に似合うのは12200系だと思います♪)、まだまだタマ数が少ない新塗装の初物食いも歓迎です。とりわけ22000系・ACEは新塗装の方が圧倒的に良いと思いますので、なるべく早めにお目にかかりたいものだと思ったのも確かです。もっとも、果たして何時来るのかは全く分からず、とりあえず駅の先端でカメラを構えるのみ……。
 すると、とりあえず名古屋から撮影地駅に着いて間もない頃で油断しているあいだに、何と!早くも22000系・ACEの新塗装が名古屋行きとして走り去って行き、思わずポカーン……。しかしすぐに我に返りまして、「これは米野の車庫に入るのでなければすぐに折り返して来る!」ということで臨戦態勢に! すると早速、富吉への入庫回送ということでゆっくりとやって来ました……。
 いや~本当に、ACEならこの色の方がGood! 今までGMから22000系の模型が出ても全く触手が動かなかったものですが、この塗装のバージョンが出れば是非欲しいかもです……(^^;)。
 それにしてもこの車両、登場から既に24年を経ており、意外と「古い」車両なんですよね……。今までてっきり新型だと思い込んでいたのですが、確かにイメチェンのタイミングに達していたということなのでしょう。そこで、ILのイメージに通じる明るいリゾート的な塗装にしてみたらドンピシャということで (少なくとも私はそう思います ^^)、今後も引き続き上質な特急サービスを提供する車両であり続けることを願っています。撮るなら12200系や30000系などがサイコーですが、乗るならこの車両のクオリティーは相当高いと思いますので……。

近鉄京都線8000系の偉大で平凡な日常

2016-03-20 00:17:00 | 大手民鉄 (近鉄)


 このたび、ミャンマー・タイ撮り鉄から帰国早々、京都に出張したのですが、その翌日はドンピシャで万博記念公園ヲタ祭り開催ということで、全く以て鉄ヲタ尽くしの一週間となりました。私の商売では、年度末の多忙のピークが早いために、春のこの時期にヲタ三昧が出来るのですが、有難いことです。
 そんな鉄ヲタ三昧ウィークの締めくくりとして、昨日の夕方は奈良に赴きまして、当ブログのオープン時からの読者としていつも大いにお世話になっておりますばれっと様との小宴を楽しんで参りました♪



 美味い海鮮をつつきながら、ミャンマー・タイの土産話に、来たるダイヤ改正と各社の情勢、そしてぱれっと様の北海道新幹線開業ご遠征予定、さらにヤマノススメの話題などなど……。約3時間があっと言う間に過ぎ、気がついたら帰りの小田原停車ひかりに乗るために奈良を出発しなければならない時間となったのでした……。いや~美味く楽しいひとときでした♪ ぱれっと様には心よりお礼申し上げます!
 というわけで、特にネタということは全くありませんが、小宴の会場が近鉄某駅のすぐそばでしたので、それに因んで、去る1月の京都出張ついでに撮影した近鉄8000系の画像をアップしておきます。とにかくこの、昔気質な顔をした、鋼製の直流モーター車が当たり前のようにやって来るという、関東人には垂涎の光景を、今のうちにと意識して味わいたいものです。

塗装変更前の近鉄特急を撮る (2016.1)

2016-01-26 00:00:00 | 大手民鉄 (近鉄)


 近鉄特急の塗り替え計画、ACEから実際にスタートし、12200系の新塗装もぼちぼちネットに上がっているようですが、個人的には……ACEはまぁ結構似合っているのではないかと思います (ACEは今までが少々ビミョーだったような)。いっぽう、12200は正直何だかなぁ~という気が。まぁ、全部塗り変わっても、相変わらず古い特急車については珍重し続け激写しまくることでしょうが、そうなる前に出来るだけ旧塗装を撮っておかねばという気分も改めて強くなるというものです。



 というわけで、先日京都に出張したついでに、ちょいと近鉄で撮り鉄を楽しんだのですが、折角雪化粧した日に訪れたにもかかわらず、京都到着が15時過ぎと遅かったため、既に平地では雪が溶けまくり……。しかも雲が去ってドピーカンの斜光線というわけでもなく、分厚い雲に光線が遮られてかなり暗い……(-_-;)。それでも、12200系の幕車とビスタEXがやって来ましたので良しとします♪ とくにビスタEXにつきましては、TOMIXから製品化が発表されたばかりですので、ちょうど良い記念となりました。また、12200系の京都~賢島特急なんて、「しまかぜ」やILの対極を行くかのようでシブ過ぎます……!
 それにしても……久しぶりに京都線で撮り鉄してみたら、特急が15分間隔から20分間隔になっており、ちょっと待たされ気分 (-o-;)。まぁ空いていますので、利用実態には合っているわけですが……。今度のダイヤ改定では、京都線特急は特に大きな変化はないようで、既にそれは済ませたということなのでしょう。

近鉄特急、全面的イメチェンの衝撃

2015-11-13 00:00:00 | 大手民鉄 (近鉄)


 間もなく下界の紅葉は見頃になり、紅葉の名所を沿線に多数抱える近鉄も大賑わいとなることでしょうが、そんな近鉄は最近、「しまかぜ」で大いに話題をさらったのみならず、次世代の名阪特急に一人用デラックス個室の導入を検討していることが伝えられるなど、さすが西の民鉄の雄としての貫禄をひしひしと感じさせられます。
 そんな近鉄、勿論「しまかぜ」「伊勢志摩ライナー」「アーバンライナー」はもとより、クラツー専用電車「かぎろひ」や修学旅行用「あおぞら」に至るまで、様々な色の特急車を走らせているところですが、やっぱりこれぞ近鉄特急、と呼ぶべき色は、初代ビスタカー10000系以来の伝統となっているオレンジと紺色のツートンでしょうか (個人的には2200系などの紺クリームツートンも大好きですが)。



 しかし……伝統はいつか破られるためにある、とはこのことでしょうか。このたび近鉄公式HPにて、近々出場するACE更新車を皮切りに、全ての一般特急車を塗装変更すると発表されました……! その具体的な色はPDFファイルの画像から一目瞭然ですが、正直……アーバンライナーや旧塗装伊勢志摩ライナーのイメージを拡大解釈したものかも知れないものの、何か微妙……。慣れの問題ではあるのかも知れませんが……。
 というわけで、一般特急車は今後約2~3年のうちに、全検や重検を受けるごとに塗装を改め、長年根付いたこのツートンカラーも消えて行くことでしょう……。今後しばらく、関西鉄の皆様で近鉄のホーム端などはパニックになって行くのでしょうか? 否、JRではないのでさほどヲタもおらず没問題なのかも知れません。それでも、全く見かけないということはなくなって行くと思われるわけで、果たして一体どのような旧塗装引退劇となって行くのでしょうか?? 個人的には、またひとつ昭和の遺産が消えて行くことに寂しさを覚えつつも、既に多少は撮っていることから、とりあえずは大きく動揺することなく、新旧塗装混結劇を見守って行きたいと考えているところです。