地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

EF210の試作機・901号機を撮る

2018-05-28 22:05:00 | 貨物列車


 私自身の鉄活動におけるネタ鉄度は元々極めて (?) 低く、しかも年々多忙でますます低下の一途をたどっているものですが、それでもたまに珍しい列車や車両を偶然撮影出来れば嬉しいことには変わりありません。しかし最近は、車両の著しい標準化や新旧交代などにより、そのような機会も減ってきました。だからこそ、たまに「900番台」を名乗る車両が目の前に現れようものなら、ファインダーを覗く頭の中がパァァァ……と盛り上がり、一気に「鼻血ブー」の興奮モードになります (笑)。



 最近そんな気分を、EF210の試作機・901号機で二度も味わってしまいました。しかも、首都圏で運用情報を必死にチェックしながら、わざわざ撮りに行ったというものではなく、関西への出張ついでに、何も考えず踏切脇にて待っていたところ、本当に短時間のウチに突然現れたのでした。何という偶然……。
 そんなEF210-901ですが、量産機との最大の違いは、側面の窓・ルーバーの配置が異なることでしょうか。また、お馴染みの「桃太郎」ロゴも入っていません。しかし、完全に量産機と同じ運用に入り、首都圏から下関・四国にかけて、中央・篠ノ井・伯備線・しな鉄を除いた直流電機入線可能路線を股にかけているはずです。だからこそなおさら、目撃可能性の極端な低さとともに、「901」の三文字が燦然と輝いて見えるのです。

米国の超重量級貨物列車を初めて撮る (2)

2018-05-25 16:16:00 | 米国の鉄道&バス


 この黒罐カッコ良い! 如何にもアメっぽいデザインですな〜。
 ノーフォーク・サザン鉄道所属ということで、複数の鉄道会社に所属する罐が普通に混結されている光景に驚くと同時に、機関車の規格が揃えば臨機応変に (?) 他社に直通させるというあたりは合理的なやり方であると言えます。



 それにしても……超重量級の罐が六重連って、一体どれだけムチャクチャな……と思った私は所詮島国の人間。何せ、過去に目撃した重連は、北京北駅から懐柔あたりの機関区に戻る緑亀東風3×4プラス入換用東方紅の五重連がMAXだからです。あ、他には……秩父鉄道の罐五重連 (パンタ10基上げ) なんてのもありましたっけ。というわけで、この巨大な力が引っ張る貨車の量は一体……(つづく)。


米国の超重量級貨物列車を初めて撮る (1)

2018-05-23 23:48:00 | 米国の鉄道&バス


 アムトラックの列車を待っていたところ、突如こんな重連が!



 何も知らない私は「アメリカでカナダの罐かよ!」とビビる (^^;;;)。



 2両目を撮りそびれ、「しまった!1両ずつ記録しよう」と焦る (^^;)。



 中部〜南部のカンザスシティ・サザン鉄道の罐も何故か組み込み。

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 去る1月の末に極寒の米国に出張して以来、早いものであっという間に4ヶ月。早々にレタッチしてアップすべき画像を放ったらかすのみならず、多忙に流されてブログそのものの更新頻度も低下してしまい大変恐縮です。撮り貯めた画像は結構あるのですが……このままで行くと全てHDの肥やしになってしまいますので、レタッチに努めます (滝汗)。
 というわけで、米国の鉄道はアムトラック以上に貨物列車の天下であることを如実に示すシーンをお楽しみ下さい。踏切で旅客列車を待っていたところ、突然こんな凄まじいド迫力の6重連が現れ、呆気にとられ過ぎて2両目の罐を撮りそびれるほどでした。(^^;
 そして何よりも驚いたのは、米国領内でカナディアン・パシフィックの赤い罐を目撃したこと。国境で罐を付け替えるのではないのか……と思うのは、C国など大陸の鉄道事情に慣れきった者の悲しい性です。カナディアン・パシフィックは要するに、米国の既存路線の経営権を得て、カナダ国内の路線網と一体として経営しているということのようです。

湖西線113・117系、いつまで走るか?

2018-05-16 23:37:00 | 国鉄型車両


 クハ117-306。



 モハ117-314。



 クハ111-5717。



 モハ112-5720。

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 京都駅の奈良線ホームからついに103系の姿が消えるようになって来ますと、俄然湖西線の113・117系が放つ昭和の国鉄型・ボロオーラは半端ないレベルになっているように思います。果たして何時まで生き延びるのか、そろそろいい加減心配になって来ました。広島の115系があっという間にかなり整理されてしまったのと同様、京都の113・117系もJRWが決心を下せば割と短い間に減る可能性は大きいように思われます。
 そこで、先週末に京都駅でちょこっと撮り鉄した際には、今までは編成写真を撮ってばかりで形式写真を大して撮っていなかったのを反省しまして、横から眺めた形式写真に重点を置いてみました (曇りがベストではありますが……)。抹茶色一色であるとはいえ、後々振り返ってみれば、やはり貴重で懐かしい記録になるでしょうから……。

205系1000番台化が進む奈良線普通電車

2018-05-13 00:00:00 | 国鉄型車両


 阪和線の車両が223・225系化され、日根野の水色103系は廃車となり、205系1000番台は水色帯のまま続々と奈良へ転属となりつつある今日この頃。その結果最近は、京都駅で待っていてもウグイス103は全く姿を現さず、来るのは205系と221系ばかりという展開もあり得るようになりました。
 否、それは今のところ、単なる偶然だったのかも知れません。昨日京都出張のついでに、朝方40分ほど駅撮りしていたところ、たまたま103系が来なかっただけで、一昨日の夕方、そして昨日東福寺まで1駅だけ乗った後には103系を見かけております。



 というわけで、奈良に205系1000番台が既に何本入線したのか、情報に疎い私はまだ把握していないのですが、そろそろ「京都駅で103系を待っていてもムダ。奈良線での103系探訪は極めて非効率的に」という感じになりつつあることは間違いないでしょう。
 既に奈良線の103系は何度も乗って撮りましたので、今さら慌てるつもりは全くないのですが、やはり分かってはいても寂しいですね。一方、顔の雰囲気が異なる1000番台であるとはいえ、阪和線時代と比べて水色帯の205系を捕まえやすくなるのは楽しみなことです。とりわけ、武蔵野線5000番台すら続々とインドネシア送りとなっている時代ですので……。

※おことわり……205系1000番台はJR発足後の車両ですが、国鉄型とカテゴライズさせて頂きます。