地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東武鉄コレは10000系列の時代へ・堀切にて

2019-06-30 00:00:00 | 大手民鉄 (東武)


 些か旧聞に属してしまいましたが、先日発表された鉄コレ第29弾の陣容……どうもビミョー過ぎると思うのは私だけでしょうか。名鉄6000系5次車でしたら、ブツ4も十分にあり得るわけですが、他の車種の場合は、西鉄7050系でしたらもっぱら2連単独という印象しかなく、東武10000東上線・西武30000・南海1000の場合は必ず基本編成あっての付属2連です (南海はブツ4ってありましたっけ?)。というわけで今回は、ブツ4・ブツ6をやるために2箱・3箱……と大人買いしようという気分には全くならず、とりあえず1箱のみ予約した次第です。




 それにしても何故、東武10000系2連は、ブツブツ編成が確実にあり得る本線系ではなく (とくに一時期の宇都宮線ブツ4編成は今でも鮮烈に思い出されます)、8連のお伴でしか運用し得ない東上線時代として出すのか……。まぁ要は、これまで長らく続いた8000系各バージョン鉄コレのリリースが当面一段落し、今後は10000系列を各種出すという予告のようなものかも知れませんが、とりあえず東武については、早く本命の長編成バージョンや本線系2連を出さないことには、鉄コレ党の心も離れてしまうのではないかと愚考せずにはいられません。
 そんなことをつらつら思いつつ、一方で浅草の隅田川鉄橋の下流側に歩道橋を設けるというニュースに衝撃を受けつつ (眺めはとても良さそうですが、鉄橋の美観が……-_-;)、浅草口のヌシとしてのんびり走る10000系6連をアップする次第です。

関西ぶらり鉄2019春 (4) 南海7100系

2019-06-29 00:00:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 いま大阪は、米国大統領と中国国家主席が揃い踏む、天下分け目の大坂夏の陣状態となっておりますが、G20に合わせてこれほどいろいろニュースを騒がせる出来事が起こったのは従来なかったのではないかと思うにつけ、いやはや、天道の巡り合わせの絶妙さに驚くばかりです。そして、かくも天下分け目の場であるがゆえに、天下のあらゆる耳目が大阪に注がれ、その結果として大阪のコッテコテな雰囲気と味覚がますます満天下に知られることになるのでしょう。かくして、関空となんばを結ぶ南海電車の空港急行は、さらなるカオスの大混雑になって行くことが明らかとなり、収入面では誠に御同慶の限りです (汗)。



 すると、現在急速に7100系を廃車し8300系を増やしている南海本線は、ますます儲かることで今後置き換えを加速させることになりそうですが、いやその前に、空港急行のさらなる増車と頻繁運転が必要だと思うのは私だけでしょうか? 最近では最早、6連の空港急行なんて、傍で見ていても超混み混みで、犯罪的ですらあります (爆)。
 というわけで、車両確保の必要上、7100系がもう少々余計に延命すると良いのですが……。とりあえず、7100系が引き続き「サザン」で来ることを期待せずにはいられません (優等列車に最古参車を使い続けるのはある意味でスゴい ^o^)。また、土日の普通列車も現在であれば割と7100系の4・6連が多いような気がしますので (平日の普通は高野線で余った2000系4連ばかりですが)、効率良く7100系の活躍を楽しむのであれば、今が最後の華と言えそうです。撮っているヲタはほとんど見かけませんし♪

宮城乗物縦断 (3) EH500・3次型

2019-06-28 00:43:00 | 貨物列車


 宮城県内の奥州街道を歩きながら撮り鉄・撮りバスするという、最高にナンセンスなこのシリーズ、既に大河原〜船岡の桜並木を行く電車列車をアップしましたが、ここで撮り鉄する以上外すわけには行かないのが、EH500牽引による貨物列車です。ある意味、貨物列車撮影の宿命で、来る間隔には相当なバラツキがあるだけでなく、ダイヤ乱れの影響を受けて猛烈に遅れまくることもしばしばですから(旅客ほど定時運転にこだわるわけではないためでしょう)、徒歩旅のついでに貨物列車を撮影するなどという行為は相当リスキーな話です(1日に30〜40kmしか進めない中、一ヶ所に余り長時間とどまりたくない)。それでも敢えて折角の桜満開の機会につき粘ってみたところ、何とも上手い具合に頻繁にやって来て最高に有り難かったです♪



 とりわけ、1枚目の画像の「西濃運輸号」が来たときには、青と黄帯のコンテナ、薄桃色の桜、そして背後の蔵王の組み合わせが余りにも一幅の名画過ぎて、歩道橋で待ち構えていた多くの鉄ヲタの間から感嘆のため息がもれたものです (笑)。もちろん、色とりどりのコンテナを積載した2枚目も素晴らしいです♪
 というわけで、帰宅後は思わず模型屋に走り、ここしばらく購入から遠ざかっていた電気機関車系模型の久々の増備として、KATOのEH500・3次型を購入してしまいました (^^;)。
 撮ると欲しくなる……何とも宜しくないビョーキです (笑)。

 それはさておき、ここしばらく多忙のため、更新頻度が大幅に低下して大変恐縮です。梅雨真っ盛りに桜の画像ですし……(滝汗)。しかしその後、奥州街道歩きは既に日詰界隈まで達し、盛岡が目前となっていますので、道中で撮り貯めた鉄道車両とバスについて、備忘録として引き続きレタッチとアップに努めて参ります。

癒やしの抹茶色・113系5700番台

2019-06-21 09:44:00 | 国鉄型車両


 奈良線の103系は滅多に来なくなり、桜井・和歌山線の105系も大往生を遂げて急速に減りつつある中、湖西線の113系がフツーに京都駅に停まっている風景はいよいよ「貴重な日常」になりつつあります。先日、京都での滞在時間僅か4時間というトホホな日帰り出張をして来たのですが、そんな中でも抹茶色113系を見つければ感涙モノで激写せずにはいられません。発車間際につき、慌ててスマホでの撮影ですが……。



 そんな湖西線の113系も、基本的にはN30・N40改造されていますが、たまに改造対象外の5700番台に当たると感涙の嵐はとどまるところを知りません。ドアボタン設置につき、戸袋窓が埋められたり幅狭になったりしていますが、113系0番台新製冷房車タイプのユニット窓を今も守り (もちろん実車は700番台として登場)、シートピッチが今の日本人の体格にとって最早ク○狭いボックスシートがそのままなのもシビれます。とにかく大急ぎで形式写真を撮っただけですが、これまで撮り鉄するにしてもほとんど編成写真でしたので、確実に迫り来る引退を前に、こんな感じで形式写真を撮り貯めることも大事だとますます痛感します……。

叡電探訪2019初夏 (1) 青きらら901F

2019-06-10 18:00:00 | 地方民鉄 (近畿)


 洛北をのんびりと走る叡山電車は、かつて京都市電の廃止から京阪鴨東線の開業まで陸の孤島の苦しい時期があり、鴨東線の開業で客足が盛り返すも地下鉄の国際会館延伸で再び客が逸走するという事態にも見舞われましたが、最近は宝ヶ池〜二軒茶屋界隈の宅地開発進展に加え、何と言っても京都観光ブームが洛北にも押し寄せていることにより、新たな転機を迎えつつあるように思われます。そして京阪グループとしても、京都中心部に集中する客をなるべく拡散させて比叡山や洛北を盛り上げるべく、様々なキャンペーンを売っており、その中核として叡電が据えられた結果、叡電には次から次へと新仕様の車両が現れて、百花繚乱の観を呈しつつあります。



 そんな中、叡電が誇る900形「きらら」のうち赤きらら901編成が、鞍馬線開業90周年を記念して、かつ市原〜二ノ瀬間のモミジのトンネルは新緑時期も魅力的であることをアピールするため、今年年末までの限定で「青もみじきらら」となっています。個人的には、叡電は旧塗装時代からのイメージで緑こそよく似合うと思っておりますので、この「青きらら」はツボりました (笑)。
 というわけで、先月京都にちょこっと出張した際には、用務は夕方からであることから、午後の順光を活かして数年ぶりに叡電沿線で撮り鉄しまして、「青きらら」も無事激写した次第です。そして、撮れば当然模型も欲しくなる……と思ったら、KATOから特別限定品で「青きらら」が出ると告知されるとは、何というタイミングの良さでしょうか! 701系と同時に予約を入れてしまったことは言うまでもありません (嗚呼物欲 ^_^;)。
 しかし、勘の良い方は既にお気づきでしょうが、この日の本命は「青きらら」ではございません(勿論、来れば嬉しい車両でしたが)。というわけで、叡電シリーズもぼちぼち続きます……。