古森病院@福岡市博多区 病院管理者のブログ

ベイサイドプレイス近隣にある長期滞在型病院です。投稿記事は管理者の独自見解であり、医療法人の見解ではありません。

久しぶりに

2013-10-10 16:25:07 | 日記
久しぶりの更新です。古森病院@福岡市博多区 です。

ブログ管理人は ここ数か月忙しく、ブログ更新が遅れておりました。
また管理人は10月から古森病院の管理者となることになりました。
何卒よろしくお願い申し上げます。

今日は未承認薬・適応外薬の情報をお知らせします。

日本はドラッグラグと言って、
欧米諸国で治療で使われている薬を国内で使おうとしても
厚生労働省の許可が下りるまでに非常に長い期間を要し、
日本の病院で使うことができないという現状が続いておりました。

そのために、特に悪性腫瘍の薬、小児用の薬、難病の薬などで効能があることがわかっていながら
日本で認可されていないために国内で保険を使って治療を受けることができず、
また混合診療といって保険に通っている診療と保険に通っていない診療を併用することが禁止されていたために
保険外の薬を使用すると、保険に通っている治療や検査を同時に行うと全額自費負担という厳しい現状があり
過去大きな社会問題となっておりました。

その後患者さんたちの運動を経て、海外で効能のある薬を速やかに国内に導入する仕組みがいろいろと
整いました。公知申請(公には保険外の薬であるが、臨床現場では保険を使って薬をつかってよしとするもの)
また厚労省が直接 患者団体や医師、学会、製薬会社などを通して、海外で効能のある、しかしながら日本では認可されていない薬を
公募するというシステムも整っています。

後者は「医療上の必要性の高い未承認薬、適応外薬検討会議」という会議で、過去2回にわたり
薬が公募され、抗癌剤や難病治療薬、小児の薬(成人の薬を使えるようにする)などが実際に使えるようになっています。

現在3回目の公募が行われており、個人で応募することも可能になっています。
興味のある方は以下のアドレスにアクセスして見られてはいかがでしょうか。

本年12月まで公募しているようです。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/misyounin/index.html

雨が降っておりますが、皆様体調にお気をつけて。
古森病院でした。








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