古森病院@福岡市博多区 病院管理者のブログ

ベイサイドプレイス近隣にある長期滞在型病院です。投稿記事は管理者の独自見解であり、医療法人の見解ではありません。

in 京都(日本内科学会総会 日本医学会総会)

2015-04-12 20:45:01 | 日記
古森病院@福岡市博多区です。

いつも自宅と病院、子供がらみのお出かけに追われ
福岡市から出る機会が少ない管理人ですが、
京都で学会が開催されておりますので、朝6時起きで出かけました。

医師の中で一番多いのが内科医ですが、
内科学会総会は日本中の内科医が全国からやって来るので
会場はヒト、人、ひとでごった返していました。
加えて日本医学会総会も京都で開催されています(これは内科医に
限らず)ので、医者だらけでした。

数年前、
内科学会総会の帰りに新幹線に乗っていたら
「どなたかお医者さんは」という声が聞こえた途端
沢山の医師(と思われる人)がその声に反応し、走って行っていました。
心肺停止ではなかったようでしたが、呼んだ人も驚かれた事でしょう(笑)
学会中ならではの光景です。

学会は発表や講演もさる事ながら、企業ブースや書籍販売も
楽しい見所です。
一つ面白いなと思ったブースを紹介します。

自己耳管通気
www.youtube.com/watch?v=FVmBR3yz-lU

オトヴェント
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%82%BA%E3%83%AF%E3%83%B3-8-1650-01-%E3%82%AA%E3%83%88%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88-%E8%87%AA%E5%B7%B1%E8%80%B3%E7%AE%A1%E9%80%9A%E6%B0%97%E5%99%A8%E5%85%B7-%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%B9%C3%971%E3%80%81%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%B3%C3%975/dp/B005UT1AQY/ref=sr_1_1/377-3018744-3718467?ie=UTF8&qid=1428841082&sr=8-1&keywords=%E3%82%AA%E3%83%88%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88



管理人は耳鼻科医ではないのですが
保育園っ子の上の子が、1歳から中耳炎を繰り返し、滲出性中耳炎になりそうだったため
実家の母親に泣きついて、3ヶ月保育園を休園させ、事なきを得た経験があります。

耳抜きの練習ですね。

あと、介護分野では医療看護のような学会に相当するものが
あまりないように思います。介護の達人の技は職人芸のようなもので
全員が共有することが少ないように思いますが、
学会会場に ニホン・ミックという会社がブースを出しており
色んな新聞の切り抜きをテーマ別に纏め、学会雑誌のようにして
展示していました。私が見たのは、福祉ニュース、高齢福祉編ですが
色々な施設の工夫を取材されたものの結晶が纏まっていますので、個人的に
一年分、購読してみようと思います。

ニホン・ミック http://www.nihon-mic.co.jp

本業の!?医療関係の本も沢山買いました。
今は、C型肝炎の新薬が承認されていて、
経口薬で治療する時代になるかもしれないというところを
個人的に勉強予定です。
学会は刺激になっていいですね。楽しかったです。

古森病院ホームページ http://komori-hp.cloud-line.com/


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当院入院面談でのQ and A

2015-04-03 19:47:45 | 趣味
古森病院@福岡市博多区 です。

さて昨年秋から業界では結構注目の的であった、介護報酬改正案が決定し、
新報酬下でのサービス提供が4月から始まりました。

当院も介護保険型の療養病床がありますので、御多分にもれず
改正の波を受けました。

世間ではデイサービスと特別養護老人ホームの減収の話ばかりしていますが
介護療養型病床も御多分にもれず、報酬減です。
(というか労せずして報酬が増になったのは、処遇改善加算だけではないでしょうか)
国が赤字ですから、まあ、そうでしょう。


それはさておき、最近入院申し込みが増えてきています。


今日は、最近の入院面談でのご家族様のご質問内容について頻度順にご紹介いたします。


Question

�入院期間に期限はあるか

�リハビリテーションはどうなっているか

�入院費用について

�ご家族様の望む治療方針に沿えるか

�褥創対策について

Answer

�当院では期限は設けていません。特に介護型療養病床はほとんどの方が亡くなるまで入院されています。
(こう答えると、医者のいる特別養護老人ホームのようなものですね!?と言われた方がおられました。
言い得て妙で、こんどからそのようにご説明しようかな・・と思いました。)
もっとも、退院を妨げているわけではありません。

�リハは維持リハを行っていますが、その方の残存能力によって内容が異なります。
頻度ですが一般的には、週3回くらい、1回15分くらいでしょうか。
家に帰る予定の方は殆どおられませんが、そういうご予定や残存能力が高めの方は
もっと頻度を上げて、内容も濃くなります。
4月中旬から 常勤理学療法士が2名となり、今まで点数が皆無だったためにしていなかった
医療療養病床のリハも 点数はつかないものの週3回くらいはやっております。

�具体的には事務部門の説明ですが、入院費用(自己負担)は ユニット型の特別養護老人ホームやユニット型の老人保健施設よりも安価なようです。
他施設からうちに来られた方は、たいてい安いと言われます。差額ベットの部屋に入ったりすると別ですが・・・。

�治療方針が経過に比して明らかに人道的に反しているという場合を除き、ご家族様の御意向に出来るかぎり沿うようにしています。

�褥創は出来ないように、定期的に体位変換を行っています。
出来た場合でも、九大皮膚科から褥創外来の医師が非常勤で来ているため、医師の指導に従い、治療を行っています。
除圧マットやエアーマットの準備もあります。他院からの持ち込み褥創も患者さんの容体が悪くなければ、治っていっております。

余談ですが、当院入院患者さんは大抵が長期入院になるので、皮膚科の医師は「こんなに褥層の経過が長いこと見れる病院は珍しい」と言われ、到底治らないだろうと思われる他院からの持ち込み褥創も患者様の全身状態が悪くなければ、結構治ったりするので驚いておられます。 

以上、面談質問のトップ5をご披露いたしました。

古森病院ホームページ   http://komori-hp.cloud-line.com/



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