古森病院@福岡市博多区です。
最近、在宅医療介護の推進からか
「自然に亡くなるのが普通」
「(医療的な行為を)何もしないで亡くなるのが楽」
という声を以前以上に
よく聞くことが多くなりました。
そういう風潮の中で 何かあったら
速やかに治療をしてほしいから という理由で
医療施設である
当院入院を希望される方も少なくありません。
そういう方の入院前の主治医からの
診療情報提供書(紹介状)の中には
「高齢なので 延命行為をしないのが
通常という説明をしているのですが・・・」といった
趣旨の文言を散見することがあります。
管理人は、終末期の方であれ、
そうでない方であれ
延命行為を受ける権利は
どなたにもあると思っております。
ご家族から 終末期のあり方について
意見を求められることはしばしばありますが
「万人に共通する正しい答えなどありませんので、
意思表示できたときのご本人のご意向
それとご家族が後で後悔しないような選択を
行って下さい」
としか申し上げません。
高齢なので医療行為はしなくてよい
(何の医療行為なのかにもよりますが・・
手術や抗がん剤治療は
状況によってはやめたほうがいいとは思います)と
一律に切って捨てる風潮には
非常に疑問を感じる今日この頃です。
当院では、もともと入院時に延命治療は
一切行わないというお考えの方は
ご意向に沿って 一切の医療行為を行いませんが、
いざ食べられなくなった時に
ご家族に迷いが出られる方も少なくありません。
意識が無くなってから動揺され
「やっぱり点滴してください」
「経腸栄養を行ってください」と言われる方も
おられますし、柔軟に対応しております。
ちなみにご本人のご意向で
医療行為を行わない方も少なくありません。
管理人の外来患者さんで
ずっと医療行為を希望しないといわれ続けていた方が
当院に入院希望され、意識が無くなった折に
ご家族が点滴を望まれたことがあります。
ご本人が管理人を選んで
あえて急性期でない当院に入院されてこられたのは
管理人が外来で何もしないという約束をし、
管理人が 約束を果たすことを見込んで
当院に入院されてこられたのだと思うので
患者さんとの約束を守りたいとご家族にお話しし、
ご家族も結局は、その方針でよいといわれ
そのままお看取りした方もおられます。
本日、日経メディカルオンラインで
終末期医療についてのご意見を
拝見いたしましたので
触発されて記事を書きました。
寝たきりの人の命は軽いのか
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/higashi/201608/548013.html
http://komori-hp.cloud-line.com/
最近、在宅医療介護の推進からか
「自然に亡くなるのが普通」
「(医療的な行為を)何もしないで亡くなるのが楽」
という声を以前以上に
よく聞くことが多くなりました。
そういう風潮の中で 何かあったら
速やかに治療をしてほしいから という理由で
医療施設である
当院入院を希望される方も少なくありません。
そういう方の入院前の主治医からの
診療情報提供書(紹介状)の中には
「高齢なので 延命行為をしないのが
通常という説明をしているのですが・・・」といった
趣旨の文言を散見することがあります。
管理人は、終末期の方であれ、
そうでない方であれ
延命行為を受ける権利は
どなたにもあると思っております。
ご家族から 終末期のあり方について
意見を求められることはしばしばありますが
「万人に共通する正しい答えなどありませんので、
意思表示できたときのご本人のご意向
それとご家族が後で後悔しないような選択を
行って下さい」
としか申し上げません。
高齢なので医療行為はしなくてよい
(何の医療行為なのかにもよりますが・・
手術や抗がん剤治療は
状況によってはやめたほうがいいとは思います)と
一律に切って捨てる風潮には
非常に疑問を感じる今日この頃です。
当院では、もともと入院時に延命治療は
一切行わないというお考えの方は
ご意向に沿って 一切の医療行為を行いませんが、
いざ食べられなくなった時に
ご家族に迷いが出られる方も少なくありません。
意識が無くなってから動揺され
「やっぱり点滴してください」
「経腸栄養を行ってください」と言われる方も
おられますし、柔軟に対応しております。
ちなみにご本人のご意向で
医療行為を行わない方も少なくありません。
管理人の外来患者さんで
ずっと医療行為を希望しないといわれ続けていた方が
当院に入院希望され、意識が無くなった折に
ご家族が点滴を望まれたことがあります。
ご本人が管理人を選んで
あえて急性期でない当院に入院されてこられたのは
管理人が外来で何もしないという約束をし、
管理人が 約束を果たすことを見込んで
当院に入院されてこられたのだと思うので
患者さんとの約束を守りたいとご家族にお話しし、
ご家族も結局は、その方針でよいといわれ
そのままお看取りした方もおられます。
本日、日経メディカルオンラインで
終末期医療についてのご意見を
拝見いたしましたので
触発されて記事を書きました。
寝たきりの人の命は軽いのか
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/higashi/201608/548013.html
http://komori-hp.cloud-line.com/