marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(567回) 生きている限りは自分の肉体から解放されないという”しがらみ”の不条理

2019-07-15 08:02:52 | 日記
 
世界のベストセラーを読む(520回目)(その2)不条理を解明しようとすることが人として生涯を生き通すことなのだ

 さて、不条理として掲げた先、相矛盾するようなブログのイエスの言葉なのであるが、(オウム真理教の教祖が死刑となったとのニュースですけれど)、ぼくは宗教の怖さというのは、真の自分の追......
 

◆僕がどうして、カミュがいうところの不条理を抱えているかといえば、表題のとおり僕らは、今生に生を受けて以来、自分の肉体からは解放されないという”不条理”があるからなのである。思考する、しないに関わらず、すべての存在や言動は、自分のものではあるに関わらず、自分では手におえないものを背負ってその肉体に存在させられているからなのである。外交体力のある人や、神経系の気丈な人は、outputにのみ喜びを見いだす人はマイナーなこのようなことは頭の片隅にも無いであろう。しかし、僕は人類というすべて生を受けている生き物は、何らかの口で言い表さずとも、たとえ無信者であると言う人であっても宗教的であると思っている。

◆いずれ死後には、生を受けていたころの審判を受けるという。あるいは、親の因果が子に報いと言い、輪廻転生があるという。科学や学問では証明しきれないであろうこれらの事柄も、実はすべての人と言う生き物に無意識にも関わっているものなのであると信ずる。

◆世界のベストセラーが言わんとしていることは、それら自らの力ではいかんともしがたい、なおかつ、そのすべての人が意識する、しないに関わらずそれらをかなぐり捨てて、命というシステムを提供されている天上界へ帰還(脱出)しようと述べ続けてきたことである。(これは今ふうに書いた)だから、よく考えて欲しい。僕ら自らの力では不可能なのだ。先に述べた自分で選択できない条件の元で生を受けてしまっているのだから・・・。

◆NHKの”人体”という番組での”DNA”の話や、同じくEテレでの”AI人間てなんだ”などを見て、神が自分の似姿に人を創造されたことのそのシステムが解明がなされてきつつあるということかと。人型ロボットなどが作られて・・・。とすれば、人が人を創造せんとすれば殆ど限りない時間が必要となるだろうが行き着くところ”神は霊である”と書かれて、神が人に霊を吹き込むことによって命が与えられたとあるから、僕らの力ではどうやっても天上への脱出は不可能ということだ。修行などという言葉があるがこれもすべて身体に関わっていることではないか。・・・

◆僕ら人類の生については、ここにキリストの十字架が現れるのである。彼の元で、一度、地上の肉体の死を受け入れ、自分も一度死ぬというのである。あらゆる”しがらみ”から解放されるためにである。特に、地上のさまざまな霊のしがらみからも。・・・そして”新しい人に生まれ変わる”のであると。