marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(573回)<No.5 >親愛なるJへ (No.2)韓国出張で考えたこと

2019-07-22 09:24:29 | 日記

親愛なるJ 

 韓国はクリスチャンがとても多いのです。大規模教会も多くある。僕が泊まったホテルからも教会の建物の十字架が多く見られました。春だったので桜並木がきれいでした。

◆仕事が終わって、ホテルの裏通りには、庶民的な普段の大衆の食堂や日用品、食品などを売るお店もあり僕は、△▼□◆○・・ジャンという例のお味噌もな種類か買った。パンやさんがありましてね。夜遅かったので客はだれもいなかったのすが、入り口から店頭の奥で聖書(中まで覗いた訳ではないのだが5センチほどの厚さで表紙もそれなりだったのでそうだろう)を読んでいるおばさんが目にとまった。ああ、みんな熱心なんだなぁと。

◆この国にクリスチャンが多いのはなぜなのか、同じ民族が北と南に分かれて、かつての旧約の民が北イスラエル、南ユダに分かれたことと同じ境遇と考えている人も多くいるだろうな。ところが、今の国民の感情気質から見てどんなもんなのだろうかと思う。誰でもが正義だと思い込む側につき、感情気質で自己正当化を図る。その中には生き物としての優位、排他、人として正義を語り何が悪い。悪だと思い込む方を排他する。その心情的気質は国の歴史上の条約までもひっくり返す。伝統来の儒教精神もからみ、キリスト教のもとに自己肯定、正当化を図る訳だ。必然的組織のヒエラルキーも出来るだろう。牧師になるひとは日本と違いかなり尊敬され、リッチなはずである。良きにつけ悪しきにつけ思い込みがとても激しい。政治学者の姜尚中氏もこの権威主義になりつつある点を指摘されていたことを思い出す。

◆ここから、別次元のお話。韓国には、営業と行ったのだが、宿泊のホテルの階が違っていた。客は殆ど見かけないのに? 隣の大陸の海側の都市にはどこにも必ずカラオケがある。ご多分にもれずこのホテルの地下にもあって僕らは行かなかったのだが、夜中にフロントから「女の人、いりませんか」と片言の日本語で電話が部屋にかかってきた。部屋の階が違って取られてのはこう言う訳かと想像した。あとは、ご想像にお任せする。韓国での従軍慰安婦などの問題があるでしょう。いろいろ問題があって、大使館前に少女像など設置されるということもあったけれど、あの時代、向こうの斡旋業者もかなりいたんだろうと思ったしだいであった。

◆いずれ、日本にも「くだらない」という言葉があるように、昔の百済という隣国からくる物でなければ大した価値がないと言われた時代くらい多くの交流があった訳だ。しかし、今も残る隣国の気質に、多く嫌気をさして平和な国、日本に渡ってきた人々も多くいたのだろうと僕は思っているのです。古代に流れついた優秀な人々がこの国の言葉にならない思想(言葉にならないと思想にはならないのだろうけれど)を形成していったと思っているのです。その一つが、全国にある神社、古代の神道であろうと僕は思っているのです。・・・韓国は終わります。次は、大陸少し南に下り、厦門(アモイ)に行きます。それでは・・・ 


世界のベストセラーを読む(572回)<No.4 >親愛なるJへ (その1)韓国には一度きり、あの国は感情が先走り・・・

2019-07-22 08:12:49 | 日記

 親愛なるJ

 選挙が終わりましたね。選挙戦で思ったこと。皆さんもそうだろうけれど、マイクを持って良いこと言うだけなら誰でも言える、というところか。彼らは実績者というより、いい思いの延長維持、悪い思いの廃止撲滅という大衆の側の先理解の代弁者、そして実行者。それで、どのレベルでの意見の反映であるのかという大衆の数の論理で票は決まる。いろいろ僕なりに書きたいことはあるけれど・・・そういえばブログには政治や宗教ジャンルはカテゴリーになかったような、これは禁じられているのでしょうか。ヤジや罵詈雑言になりやすいから・・・。宗教オタクは、少なくともキリスト教に関心のある僕は、大衆と政治にも関心を持たざるを得ないのです。実は多くの神学者もそう、神がこの世界の支配者であるという基底があるから現実の目の前の生活、そのことから政治への無関心であることはありえないのです。それは、ある聖書の記事。

◆イエスという男に、実に多くの民衆がぞろぞろとついて行った。おびただしい数の病人を癒やされたとある。こればかりではなく、多くはパンをただで食えるものだと思っていたのです。それでこぞって御利益にありつこうとついて歩いたのが実情でした。男だけでも5000人と書かれたところもある(マタイ14:13~)。ところがである。そのイエスが、裁判に掛けられた時、十字架につけろ!と叫んだのがこの多くの民衆だったのですね。先導されていたとはいえ、まことの正義は大衆の思いにかき消されたのだ。大衆はいつの時代もドラマを求める(今のアメリカに近いか)。ローマ時代の「パンとサーカス」。奴隷健闘士など、人同士ばかりでなく猛獣と戦わせたり、兎に角、人命に関わることに享楽を見いだしていたのも事実ととても恐ろしい。奴隷戦士スパルタカスが募って反乱を起こしたのは有名。これもとても昔の話、カークダグラスという当時マッチョの俳優が主人公になって「スパルタカスの反乱」とい映画も見たなぁ。・・・で当初から脱線。

◆さて、韓国出張への写真はどこかに飛んでしまってないのですが、場所は南、日本に近い「馬山(マサン)」と呼ばれるところ。日本の「対馬」が、ここから来ているのがなるほどと理解された次第。対面(向かい)に馬山という街があったので、対馬と名付けられたのだろうという単純な理解。僕が訪問した会社はあのS▼△yです。

◇僕はQA(品質)を見ていたのですが、おまえのところ新製品は信頼性に欠けるとお叱りを受けに行ったのでした。(日本から受け入れている他社のものと比べると)午後1時から4時半まで先方の日本語が堪能な年配の課長さんとやらに延々説教をくらいました。・・・ということで、いまの政治やらに見られる人と言う生き物について回る感情の正当性の一方的な主張にこの国の気質はどうも特有なものだなと思った次第でした

◇なんて事はないのです。先方の評価の試験方法が親会社のS社に提示されていた試験方法と違っていたのですね。しかし、比較された他社のは、材質が堅いので評価回数に耐えていたということだけで、使われる用途からすれば逆にそれではいけないのです。S社が求める試験方法は、Rをつけた心棒に部品を載せ左右にしなりを掛けてその回数が規定の回数を保持できるかというもの。ところが、その工場では、部品に重りをぶら下げて左右に大きく揺らし、Rの心棒にぶつけて破断(断線)する回数がその回数をクリアーするかで比較しているものでした。重要なのは製品のしなりに如何に耐えるか、なのです。「柔は剛を制す」です。最終製品からすれば、当社の方がダントツいいのですが、その試験手段を持ち合わせていない。いくら話してもだめでした。何でも強ければいいのだと。この国の感情気質の先走りはどうも至るところに及んでいるなと思われたしだい

長くなりましたので韓国出張は一日で計2日間でしたが次回も少し書かせてください。・・・それでは 

 


世界のベストセラーを読む(571回)<No.3>親愛なるJへ 中国上海出張の思い出

2019-07-22 00:29:59 | 日記

親愛なるJ 

 その後、おかわりなくお元気でお過ごしでしょうか。写真の整理が悪く、pcを買い換え時、消えてしまった写真もありましたが、時間が出来ましたので記録にとどめたいと思います。

◆中国上海、クリスマス 『聖誕快楽』としてお祝いします。聖誕とは、イエス・キリストの誕生、つまりクリスマスです。これは、僕が泊まった上海でのホテルだったのですが、実のところご当地の方々がお祝いするのではなく、海外からの出張の方が多く宿泊されるのでクリスマスの飾りを入り口においているものと推察しました。中国上海出張では、実は3度行き、同じこのホテルに泊まりました。そのうち、2回は夏と冬で、写真は冬。ホテルの入り口に飾られていたツリーです。(クリックされ大きくしてください)

◆もうだいぶ昔のことだったので、旅の案内本もどこかへ埋もれてしまったのですが、僕の記憶にあるのは、ホテルの部屋の窓からだいぶ古いキリスト教会が見えたこと。そして、ホテルの裏は学校だったことです。それから、道路を隔てた向かいの建物の上の”洋服のはるやま”の看板。さて、上海のどの辺だったろうと・・・。googleマップで探すと、おそらくここだったろうと推察できました。僕の泊まったところは、新世界麗笙大酒店(上海新世界丽笙大酒店)、確かに裏手に学校がある。ホテルの窓から見えた教会は、Shanghai Christian Church Moore Memorial Church(上海基督教沐恩堂)・・・。

◆上海はとにかく、人が多い。朝は早く、空き地の広場で太極拳をするや、路上歩道のにわか屋台で朝食を食べる人々が見られる。勤務帯はとにかくすごい交通ラッシュ。クラクションも遠慮無くならす。信号があっても、歩道をまともに渡れない。有名な東方明洙という電波塔が見える流域のバンドン地域とかは、早くから外国仏国、英国などが住んでいたということで町並みが比較的整理されきれいだったが、建築中の高いビルの足場が竹で組まれていささか驚いた。流域はゴミが浮いているし・・・。フォルクワーゲンのぼろいセダンが煙を吐き散らして走るのが多く見られました。中身ともかくフォルクワーゲンは中国では販売台数がいい。

◆向こうでは水道の水をまともに飲んでは、腹を壊します。部屋にはミネラルオゥターがあり、電気ポットがあるので時折、湧かして飲みます。少々高いのですが、サントリーの2リットルミネラルオゥータを買い込んで飲んでました。正露丸は必ず持って行くようにしてました。夏に、同僚がアイスコーヒーをホテルロビーで飲んで夜中に七転八倒。僕はホットでしたが、氷が良くなかったらしい。夜中に僕の持って行った正露丸を全部飲んでしまったが朝方もふらふらだった。室内の電話もフロントに繋がるがまともな対応はできません。自分の身は自分で守るべしです。ですから、歯磨きも室内の水道はだめです。中国でなくても大陸のあちらの国ではどこでも。

◆それから、夏暑い夜は、教会の前の庭には、これまた大変な人の集団がたむろ。涼む為なので、将棋をしたり、ラジカセで歌を聞いたり踊ったりと・・・。デパートもすごい人。無論買うのではなく、クーラー効いてるので涼みに来ているのがありありなのだった。先方の代理店の日本語を話せる若い中国の青年は、いろいろ説明してくれたのだが、道路には大きな看板がところどころあって、何箇条か人が守ることが書かれていると、一番上に「道路でつばを吐くな」と書いてあると説明してくれた。スーパーの沢山あるものは、期限切れが多く、そんの関係ねーです、きっと。

◆彼の叔母さんはクリスチャンだったそうだ。それで日本語を勉強しろと言われたと。その学校も見せてくれたが、普通の家。ホテルの裏の学校も子供らは赤いスカーフらしきを首に巻いているから分かるが一見学校かどうかわからなかった。ホテルと学校の間の空き地には、ホテルから捨てられた残飯が山となっていたのには驚いたなぁ。

◆ホテルの食道もそうだが大衆食道も、きちんと食器あらってるのかなぁ~。箸は、太いし(これは日本のは魚の骨など取るので先端が細いとのことだが)鉛筆みたい。お酒は日本で飲める老酒はおいしいほうで、コーリャンだが粟だかから作られるお酒はものすごい高い度数で少し酸っぱい味。客だからといって飲ませられるので要注意!カンペイなどといってガンガンのむ人はトイレにいってゲロを自分で出せる訓練をしておくことが大切。食べ物で記憶にあるのは、豚の角煮、向こうのは見た目は同じだが、シナモンかどうかそれらしき赤っぽい餡(アン)を掛けるので素材の肉の味が飛んでしまってとてもまずい(これも普段から食べている向こうの人はうまい!なのだろう)、残念! という記憶がある。

◆著名なお寺もあるけれど、観光客あいての乞食もいて、お金など渡したら絶対いけないと、通訳兼ねた代理店の青年はいうのだった。それにしても彼は、ヘビースモーカーだったな。長生きせんぞ、彼は・・・もろもろ思い起こせば多々ありますが上海はこの辺で終わりにします。ここを訪れた会社先は、小型モーターなど世界的シェアーを持つ日本の某メーカーでした。

次回は、韓国に参ります・・・。 では、お楽しみに