親愛なるJ
韓国はクリスチャンがとても多いのです。大規模教会も多くある。僕が泊まったホテルからも教会の建物の十字架が多く見られました。春だったので桜並木がきれいでした。
◆仕事が終わって、ホテルの裏通りには、庶民的な普段の大衆の食堂や日用品、食品などを売るお店もあり僕は、△▼□◆○・・ジャンという例のお味噌もな種類か買った。パンやさんがありましてね。夜遅かったので客はだれもいなかったのすが、入り口から店頭の奥で聖書(中まで覗いた訳ではないのだが5センチほどの厚さで表紙もそれなりだったのでそうだろう)を読んでいるおばさんが目にとまった。ああ、みんな熱心なんだなぁと。
◆この国にクリスチャンが多いのはなぜなのか、同じ民族が北と南に分かれて、かつての旧約の民が北イスラエル、南ユダに分かれたことと同じ境遇と考えている人も多くいるだろうな。ところが、今の国民の感情気質から見てどんなもんなのだろうかと思う。誰でもが正義だと思い込む側につき、感情気質で自己正当化を図る。その中には生き物としての優位、排他、人として正義を語り何が悪い。悪だと思い込む方を排他する。その心情的気質は国の歴史上の条約までもひっくり返す。伝統来の儒教精神もからみ、キリスト教のもとに自己肯定、正当化を図る訳だ。必然的組織のヒエラルキーも出来るだろう。牧師になるひとは日本と違いかなり尊敬され、リッチなはずである。良きにつけ悪しきにつけ思い込みがとても激しい。政治学者の姜尚中氏もこの権威主義になりつつある点を指摘されていたことを思い出す。
◆ここから、別次元のお話。韓国には、営業と行ったのだが、宿泊のホテルの階が違っていた。客は殆ど見かけないのに? 隣の大陸の海側の都市にはどこにも必ずカラオケがある。ご多分にもれずこのホテルの地下にもあって僕らは行かなかったのだが、夜中にフロントから「女の人、いりませんか」と片言の日本語で電話が部屋にかかってきた。部屋の階が違って取られてのはこう言う訳かと想像した。あとは、ご想像にお任せする。韓国での従軍慰安婦などの問題があるでしょう。いろいろ問題があって、大使館前に少女像など設置されるということもあったけれど、あの時代、向こうの斡旋業者もかなりいたんだろうと思ったしだいであった。
◆いずれ、日本にも「くだらない」という言葉があるように、昔の百済という隣国からくる物でなければ大した価値がないと言われた時代くらい多くの交流があった訳だ。しかし、今も残る隣国の気質に、多く嫌気をさして平和な国、日本に渡ってきた人々も多くいたのだろうと僕は思っているのです。古代に流れついた優秀な人々がこの国の言葉にならない思想(言葉にならないと思想にはならないのだろうけれど)を形成していったと思っているのです。その一つが、全国にある神社、古代の神道であろうと僕は思っているのです。・・・韓国は終わります。次は、大陸少し南に下り、厦門(アモイ)に行きます。それでは・・・