marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

☕ 『からだ』、とくに「脳」のこと

2021-04-05 06:37:45 | 日記

◆子供が7歳までのころに、その基本たる脳の神経系の基本配線が定まるらしい。だから成長をとおして10歳ころになると、忖度もしてささやかな嘘もつけるようになるそうだ。僕などは、外からの「嘘はだめだ」などというより、「その子の根」土台が形成されて来たことを嬉しく思うだろう。他人という生き物もいて、周囲との関係を調整しながら、おとなになって疾風怒濤の時代を経て成長していく。取り巻く環境が広がり、社会も大きく広くなっていく。今は全世界、宇宙にまでもである。◆それで「脳」の思考回路のこと。僕のコンピュータ創世時期の記憶は、医学部の友人がシャープのPCを持っていたこと。当時は、はじめにテープ(カセット)で基本回路を読み込ませることをしなければいけなかった。簡単に書けば、ロム<ROM>(read only memory)とラム<RAM>(random access memory)というのが記憶装置の基盤に電気を流すことから始めなければいけなかったのだ。信号流しても読むことしかできんのよ、の基本回路と、ランダムにながしても何でも処理してやるぜ、の回路に、まずは電気をながして起動してやる。ロムは初めから基盤に回路が書かれて処理できるが、様々なプログラムを働かせるには、それに見合った基盤に描かれた回路に電気をながす、所謂プログラム、つまりソフトという奴を長々と磁気テープで読み込ませるのだった。今から見れば、東海道新幹線をようやく飛脚がエッチラオッチラ走っている時代ということである。◆それで「脳みそ」のことを考えると、その人の脳の思考回路の土台は、冒頭に書いた7歳ころまでにそのロムが形成せれるのではないだろうか、ということである。あとは、その後のいろいろな周囲の環境対応にあわせ、それに見合った神経系経路を形成していく。同じ人間なのに・・・などと大上段に構えるまでもなく、神経回路の配線は同様に誰でも人はあるのだが、それに流れる電気の流れが、異なって得意、不得意が出来ているということなのである。生まれつき天才のような人は、まづは親から受け継いだ正常な神経系にさらに、結果的に得意な方面の神経系が優位に流れる回路の形成が早くから備わっていたということになるかもしれない。努力とは、その方面の神経系回路にひたすら電気を流して当たり前のようにしようという鍛錬である、ということになる。