ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

ギャンブル依存が何かと話題の昨今にこんな企画をしてそれを自慢しているのだから、徳光和夫といいニッポン放送といいマスコミその他といい、ほんとろくな連中ではない

2024-05-20 00:00:00 | 社会時評

ニッポン放送のHPより。

徳光和夫、番組企画で馬券的中! 番組史上最高額91万6,640円をGET!


徳光和夫が、ニッポン放送『徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー』(毎週土曜5時~7時40分)の番組企画で馬券を的中、番組史上最高額の91万6,640円の賞金を獲得した。

『徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー』5月18日(土)午前5時~7時40分 生放送
同番組の人気レギュラー企画『勝負一発!徳さんの夢プレゼント』は、芸能界きっての競馬通の徳光が毎週競馬レースを予想し、的中した際は払戻し金をリスナー1名にプレゼントするという2010年7月の番組開始以来の名物コーナー。5月11日(土)の番組内で予想した中央競馬のG1レース「ヴィクトリアマイル」(東京競馬場)で穴党・徳光の3連単予想がズバリ的中し、番組史上最高額の91万6,640円の賞金を獲得した。
リスナーに全額プレゼント!
さらに、前週プレゼントされる予定だった金額8,520円が持ち越しとなっているため、合計92万5,160円に。

この賞金を、リスナー1名に全額プレゼント。番組中にメールかFAXで応募された方1名に、番組エンディングで電話をかけ、電話に出られた場合のみ賞金獲得となるので、5月18日(土)午前5時から生放送の『徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー』、聴き逃がせない。

スポーツ新聞でも報道されています。スポーツニッポンて毎日新聞・TBS系統のわけですが、多系統のメディアでの番組の企画でも報道する価値があるのか。本文のご紹介は略します。ほかの新聞でも報道されています。


徳光和夫、番組企画で馬券的中!番組史上最高額91万円獲得 18日「とくモリ歌謡サタデー」でプレゼント

徳光和夫が競馬狂であることくらいは知っているし、彼個人がやるのならそれについてどうこう言う気もありませんが(いいとは思いませんが、他人に迷惑をかけないのなら批判することでもありません)、こんなギャンブル依存症が社会的な話題となっているご時世にこんな企画を堂々として、それを他マスコミも報じているとは、徳光といいニッポン放送といい、各メディアといい、いい度胸をしていますよね。ニッポン放送は現在でも競馬番組を制作しています(土田晃之 日曜のへそ)。そういう放送局の姿勢としての一環でこのような企画をしているということではありますが、実に能天気ですよね(苦笑)。たとえばこちらの記事を。抜粋して引用します。

息子はギャンブル依存症 母の苦悩 親の言葉届かず「深く怖い病気」 借金約1000万円肩代わり 回復前に逮捕され3年会えず 医師「非難せず早めの相談・受診を」 


息子がギャンブル依存症・50代女性:
「消費者金融からも満額借りていて、その後闇金も借りていて、闇金を返せなくなったら友達から借りて、だましてでも借りてっていう繰り返しでした。優しくてみんなからも好かれてましたし、まじめに働いてましたし、なんで?って」

豹変してしまった息子について語る県内在住の50代女性。

4年ほど前、突然、20代の息子から「金を返せず、友達に脅されている」と打ち明けられました。闇金融や友人から借りた金は約1000万円。

家族が肩代わりをしましたが…。

50代女性:
「何度も息子を信じようと思って、息子の言うように私たちがしりぬぐいをしてきたんですが、すべてうそだったという絶望感を何度も味わっています」


女性の息子もギャンブル依存症と診断され、施設に入所したり、病院に入院したりしました。

しかし、回復する前に盗みの疑いなどで逮捕され、先日、実刑判決を受けました。

女性は、もう3年、会っていません。

50代女性:
「本当に深い病気だなと、恐ろしい病気だなと思います。本人には自分の問題と向き合ってもらって、いつかもし回復したら会えればいいと思っていますけれども、今は本当に昔の息子ではないので親の言葉は響かないです」
「うちの祖父なんかには(息子が)死んでしまえばいいのにって言われました。私は切なかったです。私の責任なんだなと思いましたし、家族にも理解ができない病気です。なので理解ができる家族会につながってもらって生きる力をもらってほしい」

女性は当事者の家族でつくる「全国ギャンブル依存症家族の会」に参加。啓発活動などを行っています。

徳光のやっているのは公営ギャンブルで、NHKですら放送しているものであり、何ら問題ではない、ですかね。合法ギャンブルか違法ギャンブルかなんて問題は、本質的な問題ではないと思いますが、水原一平が巨額の金をちょろまかしてどうやら実刑は免れないなんてことがやたら報じられている昨今にずいぶんまた無神経ですよねえ(苦笑)。徳光ってだいたい野球大好き人間であり、彼もそのあたりの事情には通じているでしょうに。彼が大好きな長嶋茂雄や巨人とはかかわらないから自分には関係ない? そういう態度でもないのかもしれませんが、実に無神経です(呆れ)。

ていうかさあ、たとえば7月とか9月あたりまでは控えるとか、コーナーを打ち切らなくてもそれくらいのことはする余地があると思うんですけどね。あるいは、当事者である番組スタッフや徳光はいろいろあって打ち切るわけにはいかないとしても、スポーツ紙などが取り上げるのは控えるくらいの良識(常識)はあってもいいのではないか。その記事を、ポータルサイトがやたら取り上げるのもどうか。その程度の配慮もないんでしょうね。徳光の番組での競馬コーナーをとりあげるのが、こういったスポーツ紙やポータルサイトにおけるアクセスアップにどれくらいつながるかは当方の知るところではもちろんありませんが(私も閲覧しているしね)、NHKも民放も、もちろんスポーツ紙や一般紙も、競馬は取り上げているのだから(一般紙やNHK、地上波民放は、競馬以外の公営ギャンブルは扱いませんが)、この程度は驚くにも値しないということですかね。どんだけマッチポンプなんだか(笑)。

私は、別にギャンブルを法律で禁止しろとは思いません。そんなんできないし、するべきでもないでしょう。またマスメディアがギャンブルを取り上げるのもある程度は仕方ないと思います。でもこういう番組でギャンブルを、しかも射幸性を高くしてとりあげるのは、さらにこんなギャンブル依存が問題となっている(今後沈静化しても、必ずまた問題になります)ご時世でこんな愚にもつかないことをするのは本当に呆れ返りますね。競馬中継を放送したり予想記事や結果を報道したりするのは許容範囲でも、あんまりこんなものをすることはない。これも広義では、

他人に迷惑をかけてそれを自慢する馬鹿

のたぐいじゃないですかね。徳光は、正直あまり頭のいい人間ではないでしょうが、ラジオ局のスタッフやスポーツ紙、ポータルサイトの人間は、そんなことも理解しないほどの馬鹿でもないでしょう。ほんとどうしようもありません。

コメント
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