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「沢田研二37歳の再出発」1986年のNHKホール

2020年05月13日 | JULIE メモリーズ

今日から「沢田研二 LIVE2020 HELP!HELP!HELP!HELP!」ツアーがNHKホールで始まるはずだったんですが・・ 世界的に起きた、思いがけないコロナウイルスのせいで中止になってしまいました。

本来今日は無事にNHKのチケットを手に入れて、初日を楽しみ、今頃の時間なら自宅に帰り着き、興奮冷めやらぬ中、ブログをアップしようとしていたと思います。次にジュリーの生の声が聴けるのは、いつになるのでしょうか。その時には、J友さんともども大興奮でジュリ~!!と叫びたい(^o^)丿



J友さんから、1986年に放送した「タイム21 沢田研二37歳の再出発」の中に、「はね駒」の撮影シーンがありますよ。と教えていただいて、34年ぶりに録画していたものを見ました。

34年間、見返すことも無かったので、もう詳しい事は覚えてはいないのだけど、割と硬派なドキュメンタリー番組だったのか、冒頭のナレーションを語る声は、真面目で低くて しかも暗い。年代の古さが画像の劣化原因かもしれないけれど、ザラっとした質感のモノクロ映像に、ジュリーの当時の心情が投影しているようでした。

番組の放送日は、1986年4月7日。同じ日に「はね駒」の放送も始まりました。

(※ナレーション)沢田研二、日本のトップシンガーである彼が我々から姿を消して久しい時が流れた。タイガースのジュリーとしてデビュー以来、20年。トップを走り続けてきたアイドルは37歳になった。40歳、不惑を前にした多くの男がそうであるように、沢田研二も大きな転機に立っている。

「姿を消す、再出発」ジュリーは85年の夏のコンサートを終えてから、TVから姿を消していました。

画面は1986年の1月15日、お正月コンサートのリハーサル風景に変わりました。

映し出された会場は、34年前のNHKホール。コンサートのリハーサルに臨むジュリーの姿に、本当なら今日のジュリーも同じようにリハーサルをしていただろうにと、現在は71歳になったジュリーの姿を重ね合わせました。

夏のツアー以来、久しぶりのコンサートを前にしたジュリーは、地味な私服を着てリハーサルをする姿には、いつもの華やかさは皆無でした。

メークをし、衣装を着たジュリー。

開演時間が押して、ようやく始まったコンサート、待ちかねた多くのファンがホールへ入って行きました。夏以来、ジュリーをずっと心待ちにしていたファンたちのあの姿、その気持ちは歳を重ねた今も同じです。

ナレーションで、「ファンの平均年齢は高くて28.5歳」と言っていましたが、まさに当時の私の年齢と近いです。28.5歳は若くない、アイドルのファンにしては年がいっているということね(笑) 

私は、このNHKホールではなく、1月22日の大阪フェスに参加しましたが、22日はお正月とは言えない。かつては1月2日~5日までやっていたのに、いつの間にか、松の内にはやらなくなっていました。

コンサートの直前に、妊娠してツワリがひどいので行けなくなったというJ友にドタキャンされて、チケットが余ってしまい、青くなっていたら家人が代わりに行ってくれました。34年前は、ファンの多くがそういう年代でしたが、今は孫のお守りですね。

コンサートは、私の大好きな「絹の部屋」「哀しみのアダージョ」「恋のアランフェス」「砂漠のバレリーナ」など、曲名からして美しい大人のムードたっぷりの曲が並びました。

画像は悪いですが。

その日の日記によると、『恒例の紅白と隠し芸の話題、すごーっくおかしかった。ジュリーもすごく明るいの。MCは30分くらい喋って、長かったよ、嬉しい。後半もそのままヒットパレードです。上着を脱いで、ベストで軽やかに・・・「晴れのちブルーボーイ」。アンコールは白のセーラーカラーのブラウス、かわゆい!「魅せられた夜」まあ、なんて懐かしい。ジュリーが25の時に歌っていた曲だけど、あん時はちょっと色っぽすぎる曲だと思っていたけど、今はぴったりね。ジュリーさん、ご機嫌よかったのがとっても楽しかった~!うれし。良かったわ!!これからも ずーっと行くぞ!!私はジュリーが好き!!』書いていて、かなり恥かしい・・💦

「ずーっと行くぞ!」の言葉のとうり、その時の年齢から倍以上の年になり、毎年欠かさずに行き続けてきたのに、コロナのせいで今年は行く事ができなくなりました。

「はね駒」の撮影シーンを目当てに観たVTRですが、思わず34年前のコンサートにタイムスリップしてしまいました。この番組、当時のジュリーの焦りや、もがく姿を隠す事なく映し出し、そこまで写す必要はあるのかと思うシーンもあって、ジュリーの真意を測りかねるところもあります。誰もがジュリーの全部を分かるはずもない。潔く苦しむ姿をさらけ出したかわりに、あなたがどうとろうと勝手、ジュリーはジュリーです。とでも言われているような・・ 34年後に観ても、ジュリーの姿に、心がざわつく番組でありました。

「はね駒」の撮影シーンなどは、また後程。

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