5月7日 40回
新学期、級友達と再会 し「この夏がずーっと続けばいいと思った」と語るおりんちゃん。
松浪先生が掃除に精出すおりんに「ご苦労さん」
「明日からわたす、英語の時間も聖書の時間もきっと皆に着いていけると思います。」
しっかりやりたまえ。
5月8日 41回
国語や漢文の授業が削られ、授業科目が変わることが不満な二宮と里見たち。「梅沢先生は松浪先生に話してくれなかったのかしら。梅沢先生は私達の話を握りつぶしたに違いない。」二人は校長先生に建白書を差し出し、大問題になる。
働くおりんに優しく声をかける松浪先生
(松)今日は、まかない?
(り)「わたす今日、聖書の時間に校長先生にちゃんとお答えできました。この女学校には入れて、ほんとに良かったと思っています。」
梅沢先生から二宮・里見が校長に建白書を差し出した事を知らされた松浪先生、
どうして私に教えてくれなかったのか。という松浪に、生徒個人に関わり合ってもらいたくなかった、という梅沢先生。松浪先生にくっつきすぎです!
二宮、里見の二人と話し合う松浪先生。
(松)そういう事は事前に相談してほしかった。考えが間違っているとは思わない。日本人なのに日本の伝統を無視して全てをアメリカ流に教育されることに疑問を感ずるという、君たちの言い分は 誠にもっともだと思う。が、全て正論だとも思わない。だったら、何故 君たちはこの学校を選んだのか。仙台に女学校は他にもいっぱいある。日本の伝統を重んじ貞淑なる日本婦人を養成することを唯一の目的としている女学校はちゃんとある。
(梅)この女学校のやり方が気に入らなければ、他の学校に行けばいいんです。
(松)待ってください、私はそう言う事が言いたいんではありません。そういう女学校が有るにも関わらず、あなたたちはこの女学校を選んだ。その理由をもう一度しっかり考えて欲しいと私は言っているんです。
職員会議が開かれる。
(松)私はこのような大事な事を相談してくれなかったことにショックをうけています。
梅沢先生は二人に相談されて、対処したしてないで、話が食い違い、紛糾する会議。
校長は「余計な事を考えず勉強するように」と、二宮・里見に建白書を突き返す。
彼女たちの要望は受け入れられず、二人は授業をボイコットする。
おりん「ボイコットって なんだべ??」
この時代に「ボイコット」なんて言葉を使っていたのかな??
明治時代に、学ぶという事に真剣に向かい合っている女学生たちの姿は、清々しいものがあります。しかし、やむにやまれない気持ちからとは思うけど、ボイコットというやり方は いささか荒っぽい・・。先に松浪先生に相談すべきだったと思いますわ。