あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

春日和の多野岳から羽地内海をみる

2008年02月18日 12時48分28秒 | Weblog
 一昨日まで沖縄は珍しく寒い冬日でした。夜間は南部でも10℃以前後に冷え込んだでしょう。こんな日は北部ヤンバルでは10℃を下回ります。今年初めての冷え込みです。
 昨日から雲間に陽が射してきました。今日あたり昼間は20℃をこえるかもしれません。夜間も15℃を下回ることはないでしょう。今朝、タクシーで出社しましたら、冷房を入れていました。まだ、18℃くらいだと思うのですが、本当に「暑がり屋」のウチナンチュー(沖縄県民)です。「寒がり屋」の雪国の人たちは凍えるじゃないかと怒鳴ってしまうのではないでしょうか。
わたしが沖縄に来た頃、ホテルにはどこも暖房設備はありませんでした。蒲団もなく、毛布を2枚重ねにしていました。数年が、観光客が増えるに従って、冬の暖房を要求するナイチャー(県外人、内地人)が増え、今では大部分のホテルが暖房設備を備えるようになりました。それでも、家庭や事務所用の空調機は「沖縄仕様」と云って暖房はありません。
 浦添、宜野湾(ぎのわん)、名護と本島では、冬季合宿のプロ野球球団がたくさん訪れていますが、県民は天気の崩れをとても心配しています。
いつもの年なら、球場のあるところは、概ね、大きな市民公園になっていて休日ともなれば、家族連れや若者で溢れ、公園は華やいだ春の気分で満ち溢れているのですがー。
 写真は、名護の多野岳(たのだけ)から、わたしが沖縄で最も好きな羽地内海(はねじないかい)を見下ろした写真です。多野岳や眼下の島々はドライブされる方にはお勧めコースです。
中央に見える横長の島が屋我地島で、屋我地島にかかる橋が屋我地大橋です。
羽地内海には小島が見えます。無人島ですから渡し舟はありません。
屋我地島の向こうに見えるのが古宇利(こうり)島です。古宇利島と屋我地島の間を古宇利大橋が結んでいますが、古宇利大橋ができる前の写真ですから古宇利大橋は写っていません。
多野岳は亜熱帯気候の沖縄にあって、夏でも涼風を感じさせる「もうひとつの沖縄」です。

 もう一度くらい寒い日がくるでしょうが、そしたら急に沖縄は初夏から夏日に突入です。
3月の後半には、八重山(石垣地方)から海開きが始まります。
名護より北部の東村では3月につつじ祭りがあり、3月末にはつつじは散ってしまいます。「東村(ひがしそん)」でインターネットで調べてみましょう。
わざわざ航空機を使ってみるほどのものではありません、沖縄県民は「つつじ」をたいへん愛でます。県外の人たちがバナナやパパイヤに感動するのに似ています。
この丘からの展望が素晴らしい。また、ここに行き着くまでの東海岸のドライブがいい。
わたしは沖縄に住みついて20数年になりますが、年に一、二度は東海岸をドライブします。
きっとあなたは「もうひとつの沖縄」「ほんものの沖縄」を感じるでしょう。

因みに、東村はゴルファー宮里藍の故郷です。



羽地内海と屋我地・古宇利島

2008年02月05日 14時21分37秒 | Weblog
運天港から左に向かうと羽地内海です。
羽地内海をドライブします。
「もうひとつの沖縄」が発見できます。
対岸の内海は屋我地島。やがて道路は58号線に出ます。右が名護市、ハンドルを左に切ります。この道をどこまでも行くと左に東シナ海の海を眺めつつ快適な1時間ほどのドライブで沖縄本島最北端の辺戸(へど)岬です。南国沖縄と知りつつも北国の風情があるのは何度来ても不可思議です。
 58号線に出てから10分ほどで屋我地の入り口に着きます。道路標識に沿って交差点を左折します。この交差点の斜め前に昨年のブログで紹介したイキワクウエルネスの事務所があります。ここの社長も沖縄大好きで永住を決め込んだ井黒氏の事務所です。写真は井黒氏が繰り出すカヤックのコース上にある羽地内海に浮かぶ無人島です。車は屋我地島に入りますが、車窓に沖縄のお墓を見ることが出来ます。立派なお墓に驚かれるでしょう。もっともっと立派なお墓がたくさんあります。沖縄は先祖崇拝の地です。
 やがて渡る橋が屋我地大橋。橋の袂には海水浴場もあります。
道なりにまっすぐ進むと10分ほどで「古宇利島」「古宇利大橋」の標識に出くわします。
車を古宇利大橋の袂の駐車場に停めて、この橋を歩いて渡りましょう。
青い海、青い空、緑の山波、太陽にかがやく砂浜にきっと感動することでしょう。
 この古宇利大橋の下を運天港を出た伊是名・伊平屋行きの船が通ります。
この景色が代表的な「ほんものの沖縄」のひとつです。橋を渡りきるとドライブインがあります。田舎の素朴な料理でも味わってみては如何でしょう。
古宇利島を一周ドライブしてもいいですね。5分くらいです。何を発見するでしょうか。

 旅は歩く事にあります。
古宇利島入り口に済井出(すむいで)のがあります。時間をとって歩いてみましょう。のんびり、ゆっくりウチナータイム(沖縄時間)で。
一時間も歩けば、あなたは何かを発見するでしょう。