あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

沖縄の観光~世界遺産・座喜味城址と残波岬~空港・那覇市内から小一時間

2012年01月31日 18時48分11秒 | Weblog

座喜味城(ざきみぐすく)は15世紀の初め、護佐丸(ごさまる)按司(あじ)が築城.

座喜味城は、標高120m余りの丘陵の上に約7,400㎡の敷地に連郭式と呼ばれる2つの郭があり軍事的

な工夫が凝らされていた。現在は、沖縄最古のアーチ型の石造門を含む巨大な城壁が残っている。

城壁の上からは東シナ海が一望できる。

城跡公園として整備され、平成12年世界遺産に登録された。




 
陽気に浮かれて友人に誘われるままドライブに出る。
ここのところ、時折、このような穏やかな小春日和がある。
20℃も越えるとカーディガン1枚で良い。
1月26日朝は北中城のひまわり畑をみて、露店でジューシー弁当を買う。
座間味城址公園の松林の下で木漏れ日を受けながら美味しくいただいた。
友人の爺は顔をほころばせてとても喜んだ。


 120mほどの丘陵であるが、上まで昇ると360度の絶景である。
残波岬ロイヤルホテルが白く見える方面が残波岬だ。


城壁の入り口近くで、すみれに戯れているモンシロチョウ。
オンボロカメラで画像になるか心配だった。
証拠写真みたいものとあきらめた。





 城を出て残波岬に向かう。
残波岬海岸と沖縄一大きいシーサーの像。
近づいてみると実にでかい。
久し振りの残波岬。
灯台周辺の岩場を歩こうと思ったが、疲れてきたので帰ることにした。


座喜味城址公園の位置。左上のメモリーを上げる毎に拡大される。



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沖縄の季節~春のスミレ・夏のカンナ・真夏のひまわり・未だ咲き誇るつわぶき~寒いだけの沖縄の冬

2012年01月28日 17時19分14秒 | Weblog

小さな可憐なすみれ。
1月26日晴天下の座喜味城址で。
モンシロチョウが小さなすみれの花を求めて飛びまわっている。


1月26日昼下がり。
満開のひまわり。
北中城のひまわり祭の会場。




1月25日午後。
元気に花を咲かせるカンナ。
那覇市久茂地のとある小さな花壇で。



 寒い寒いというが、日中の最高気温が15℃を下回ることは少ない。
まして、深夜や明け方の最低気温が10℃をきることは滅多にない。
赴任などで初めて沖縄に来たヤマトンチュー(県外人)は、最初の冬は半袖Tシャツ上下合い物のスーツだけで過ごすことができる。
在沖の日を2年、3年と過ごすとそうはいかない。
冬になると一枚一枚年毎に増えてくる。
20数年も経つと小さな電気ストーブやコタツが欲しくなる。
春秋がないという亜熱帯気候の沖縄でも四季はある。
やがて春夏秋冬を感じるようになる。

 沖縄で寒いといっても冷たいというほどの寒さはない。
凍てつく、しばれる、痛いなどの身を切る寒さはない。
水道の水が冷たくても思わず手を引っ込める程ではない。
きょうなどは20,21℃だろうか。良く晴れて暖かい。
日向の気温は晩春のような穏やかさである。
曇のときは外出にはちょっとした風除けだけで十分だ。
耳当てやマフラーなど必要ない。
下着をしっかり着込んでいれば十分だ。

 問題は室内。
ホテルでも最近になって暖房をするようになった。
つい近年までホテルの寝具は冬でも毛布一枚であった。
もちろん、暖房設備などなかった。
家庭用の空調機も「沖縄仕様」といって暖房機能は付いてなかった。
真夏のように暖房をする本土の生活習慣に馴染んだ御仁は寒さに震え上がったものだ。
今ではそのような心配はないが、それでも北国の人たちにはどうであろう。
桜が咲くと寒さが次第に緩んで来はじめる。
晴れて心地いいなあと感じる20℃前後になるとタクシーは冷房を入れる。
喫茶店やレストラン、居酒屋、スーパーなども冷房が入る。
だから20℃を越えたくらいではウインドーブレーカー程度の上着は手放せない。

 沖縄は日中と夜間の気温差があまりない。
最低気温と最高気温の差が5℃位までだ。
 夏場は太平洋高気圧に覆われるので天気は安定する。
冬は雨や曇の日が多い。
天気予報では
「大陸からの高気圧のヘリに当たり天気が不安定となる」
と出る。
北の寒気団と南の湿って空気とが、丁度、沖縄周辺でぶつかるからだ。
天気の予測を立てるのは非常に難しいらしい。
しかし、最近では予報が的中するようになってきた。

 冬の沖縄観光は雨具の用意だけはしておいたほうが良い。




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沖縄の季節~1月23日旧正月元旦 咲きはじめた桜~八重岳・今帰仁の桜祭はじまる

2012年01月23日 11時13分15秒 | Weblog


  きょうは旧暦の1月1日、元旦である。
大晦日(トゥシンユールー)の22日は、旧正月を祝う町や村では正月用品を買い求める人々がスーパーや市場に訪れる。お店では飾りや食品などがたくさん並べられる。
20数年前までは、旧正月を祝う習慣が那覇などの都市部でもあり、官公庁や会社なども休みだったように記憶している。
しかし、最近で旧正月を祝うのは地方都市や離島などに限られつつある。


 暖かな日が続くなとほっとしていたら、きょうは14℃だとか。
寒い。
今朝は雨で明けた。
ちらほらと咲きはじめた桜も、きょうは花数を増やしている。


 昨年、2月5日に撮影したもの。満開になるのは今年もこの頃からか。
沖縄の桜(寒緋桜)は花の時期が長いので那覇近辺では2月いっぱい楽しめる。


 葉桜になりはじめた3月2日の桜。
葉桜になり始めると早い。

葉桜になるとイッペーの花咲く時期だ。


「桜まつり」
 桜は寒いところから咲き始める。
先ず北から咲き始める。
桜並木が美しい八重岳の桜は、頂上付近から下に向かって咲き始める。

「八重岳桜まつり」  本部町   八重岳  1月21日~2月5日
「今帰仁城桜まつり」 今帰仁村 今帰仁城」1月21日~2月5日


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沖縄の行事~旧暦12月24日御願解(ウガンブトゥチ)で正月行事入り~火の神(ヒヌカン)

2012年01月14日 12時13分31秒 | Weblog

今年はどうしたことだろう。1月中旬というのに、この木(クワディサー)は未だ葉を落とさない。
ひょっとしたら、このまま春を迎えるのかなと気にかかる。



台所のヒヌカン

 明日(1月17日)は御願解(ウガンブトゥチ)という行事を行なう。
沖縄では非常に大切にされている火の神様(ヒヌカン)が家庭で起こった事を天の神様に報告するために昇天する日である。
年始めにお願いした事どもを取り下げるとともに、
「良いことだけを報告してください」
とお願いする。
 旧暦1月4日(1月26日)は火の神迎え(ヒヌカンウンケー)といい、昇天した火の神を迎える。
 火の神(ヒヌカン)は一般的には台所に祀り、女性が世話をする。
沖縄ではヒヌカンをとても大事にする。

 旧暦1月1日元旦は1月23日となる。
沖縄に着任した25年位前までは旧正月や旧盆は那覇あたりでも盛んだった。
旧盆は結構盛んであるが、年々旧正月を祝うことは都市部では少なくなってきている。
しかし、御願解(ウガンブトゥチ)と火の神迎え(ヒヌカンウンケー)は、今でも大切な祭事として執り行なわれている。
料理や供え物などはスーパーなどで売られている。


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沖縄の行事~正月とムーチーが重なる今年~出雲大社・護国神社・波之上宮の三社詣り 

2012年01月10日 12時20分25秒 | Weblog
 今年の年明けは厚い雲に覆われていた。
「今年こそは初日の出詣りを」と思い立った正月は何度もあったが、いつも雨か曇であった。
今年も全く変わらぬ年明けである。


 「今年は元旦がムーチー(鬼餅) 旧暦12月8日)と重なる珍しい年だ。縁起がいい。きっと良い年になる」
と沖縄の友人からムーチーを必ず供えろとすすめられた。
「郷に入れば郷に従え」と大晦日に買っておいたムーチーを、元日早々、神棚、火の神様、仏壇に供えた。

 雨も降りそうな黒い雲が覆った空を見上げて、今年の三社詣りは明日に延ばそうかと決めていた。
 昼になると意外にも薄日が射し始めた。
天気予報は明日から晴れである。
きっと晴れが早まったのだと合点し、急いで外出支度を整え、三社詣りに出掛けた。
数年前、波之上宮に参詣したとき、偶然、境内でみつけた掲示板に、
「困ったときの神頼み。そうです、困ったときには神にお願いしましょう」
とあった。それからというもの、遠慮せずに「神頼み」を重ねている。
その内、三社詣りは欠くことのできない行事になった。

 先ず、最初は「出雲大社」。
分社が那覇市古島にある。興南高校の傍である。
モノレール「古島駅」で下車すると2,3分である。
大社に着くと小さな行列が出来ていた。
行列が出来るなど記憶にない、驚いた。

 参拝を済ませ興南高校バス停で待つ。
バスの本数は結構あるから5分ほどでバスが来た。
那覇バスセンター行きのバスに乗る。
浅野天気がうそのように晴れ渡り、吹く風もあたたかく散歩がてらに那覇バスセンターから護国神社まで歩いた。
モノレール壷川駅まで12~3分ほどであった。
この時になって出雲大社からモノレールにしなかったかと悔やむ。


 国場川の橋を渡ると奥武山公園。護国神社はこの公園の中にある。
年々、参拝者も多くなり、仲見世も賑わうようになった。
長い行列に従い、祭壇までに20分余りを要した。


 三社目の波之上宮には徒歩で行くことにした。
奥武山公園から国道58号線に出る。
左に那覇港、右手に国場川をみて明治橋を渡る。
風はあったが、空は晴れて陽光は暖かだった。
渡り切ると最近拡張工事が終った道路を左に進む。
写真の湾口左が那覇空港、手前左は那覇軍港だがそのようすは写真ではわからない。
前方の岸壁は那覇埠頭でこの辺りにはいつもは海上保安庁の巡視船が停泊している。
 先には那覇港埠頭がある。
40年前に最初に沖縄に足を踏み入れたときはここだった。
今では泊港に多くの離島定期船が接岸するようになり、那覇港の待合所ビルは閑散として往年の面影はなかった。


 那覇港を過ぎ、右へ曲がるとやがて交差点に「キジムナー」の像を見つける。

 このようなところにあるキジムナーはめずらしい。
珊瑚加工所の看板を掲げていたお土産品店の駐車場の一角であるが、今はコンビニに替わっている。
その向うが那覇ショッピングセンター。道を挟んだ大きな駐車場は数台の車があるだけであった。


 古の花町「辻町」を左に若狭通りを進む。
やがて波之上宮の入り口に当たる交差点がある。
左に折れると波之上宮の鳥居が目に入った。
ここでも10分余り行列の後に続いた。

 無事三社詣りを終え、「美らさん」の国仲涼子の出身校「那覇商業高校」を過ぎて58号線に出た。
農林中金前バス停でバスに乗り込み家路につく。
夕闇が迫っていた。
本日の万歩は12,000を越えていた。


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