あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

沖縄の風習~9月20日(旧暦8月8日)は「トーカチ」~沖縄の長寿のお祝い「トーカチ」と「カジマヤー」

2015年09月20日 19時25分18秒 | Weblog
 薄い花びらに淡いピンクの花。
いつ咲いて、いつ散るのかさへわからぬほど、静かに咲いている。
公園や街路樹にと方々でみかけるのに、路上に落ちた花びらを見て気づく。
 この写真は今年7月28日に写したもの。
「この花が散ると夏は終りね」
といった人を思い出して、昨日、近くの街路樹を見に行くと、花は一輪もなかった。
沖縄も秋なんだ、と感じた。
わたる風が心地よかった。



画像はクリック拡大



 旧暦8月8日、数えで88歳なるとに行う長寿のお祝いを「トーカチ」という。
今年はきょう(9月20日)である。
トーカチとは、米寿のお祝いで、枡に盛った穀類などを縁の高さにならすのに使う竹製の道具「斗掻(とうかき)」のこと。
トーカチ祝いでは、大きなザルにお米を盛り、それに赤い紙を貼った斗掻を挿す。
  子や孫、親族が集まり、感謝の気持ちを込めて長寿と子孫 繁栄をお祝いする。


「トーカチ」は生年祝いとは別だ。
それには語り伝えられた民話があり、沖縄県民の多くは知っている。
その民話は
・・ある村に親孝行の息子がいた。ある日のこと、息子が薪取りに山に入った。碁打ちをしている仙人の話を耳にする。
「あの息子は親孝行者であるが、寿命は18まで。かわいそうだが一度決めたこと、変えるわけにはいかない」
息子は家に帰り、この事を年老いた両親に話す。驚いた両親は息子と一緒に山に入り、仙人に会い、延命を懇願する。
寿命は神様の決めたこと、変えるわけにはいかない。
仙人は思案の末、書付の十八歳の上に八の字を入れた。お陰で息子は長生きした。・・・・・
 ざっと、こうした謂れがある。詳しくはこちら


 「カジマヤー」は旧暦9月7日に97歳の長寿を祝う。
今年は10月19日である。
長寿祝い「カジマヤー」は盛大に祝う。
家族、親族は勿論、区民などがパレードなど総出で祝うこともある。
そのパレードを国際通りで見かけたことがあった。
その様子をYouTubeからひとつ選び出した。クリックでYouTubeへ
「カジマヤー」は生年祝いだ。
「カジマヤー」とは、風車のこと。赤ん坊に戻ることを意味している。
これも民話がある。ここをクリック

 生年祝いとは文字通り生まれた年の干支を祝うものである。
しかし、還暦(61歳)になるまでは、生年に当たる年は長寿を願い、この年は新築や結婚などの祝い事は避けるという。
一般的には、「生年祝い」といえば、主に61歳「ルクジューイチヌユーエー」から祝う。
(還暦)97歳「カジマヤー」が盛大に行なわれる。

<余談>

 生年祝いは12年毎にやってくる。1歳、13歳、25歳、37歳、49歳、61歳、73歳、85歳、97歳・・・・・・。
先日、10干12支は、すなわち「干支は60でひと回りする」と聞いた。
「還暦」は数えの61歳に祝う。赤いちゃんちゃんこなどを着て生まれ変わるということは肯ける。
そう云えば、丙午も60年に一度。
少々、干支に興味をもって調べてみた。
他人に説明するほど理解できない。
興味ある人はここをクリックされたい。


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沖縄の風景~9月11日「警察相談の日」  おんな道の駅で~沖縄は「ちゅらさん運動」展開中

2015年09月13日 21時31分50秒 | Weblog
 このところ、秋の走りの様な好天気が続く。
「随分と行ってないヤンバルにでもドライブしよう」ということになった。
目的は「二見」と辺野古の基地建設でマスコミをにぎわせている滑走路建設予定の「大浦湾」。
 帰路、
「西海岸経由で帰ろう」とN君が言い出した。
別に帰りはどうでもよかったので快諾した。
いつもなら、必ず許田の道の駅に寄るN君が、58号線に出たところで、
「きょうはおんなの道の駅に寄ってみましょう」という。
久し振りのことでもあり、異存はなかった。
「めずらしいこと云うなあ、いつもは許田の道の駅なのに・・・・・」というと
「氷ぜんざいが食べたくなったから」
「おんな道の駅」の氷ぜんざいは確かにうまい。一度、ブログに書いたこともある。

 蒼空の下、西も東も海岸沿いのドライブはたのしい。
この日も秋の空のように澄みわたっていた。


 おんな道の駅駐車場に入ると、数人の警察官とスタイルの好いお嬢さんが目に飛び込んできた。
「きょうは何かあるのですか」
男の警察官と婦人警官ふたりが話しているところに割って入った。
「きょうはキャンペーンをやっています。私たちは石川警察署のものです」
中年の警察官がにこやかに応えながらパンフレットを2枚出した。
それがこれ。
沖縄のスポーツ選手と一緒のパンフレットがあったが、これを選んだ。






 「写真撮らせていただいていいですか?ブログに載せたいのですが・・・」と警察官にたずねた。
「どうぞ、どうぞ」とにこにこしながらゆるキャラと二人のお嬢さんに声をかけてくれた。
ポーズもつくってくれたお嬢さんたち。
ピンボケになっていたのが悔しい。2枚撮ったのにこの様だ。

ー画面クリックで大きくなるー

 彼女達は高校生だそうだ。
実際は3人いる「ちゅらさんガール」。
左が「ちゅらまちガール」、右が「ちゅらひとガール」、「ちゅらゆいガール」は学校行事の関係で、きょうはいないとか。
真ん中が沖縄県警のゆるキャラ「シーサー君」である。
因みに、この「ちゅらさん」はNHK朝の連続ドラマ「ちゅらさん」をもじったものだそうだ。
所謂、「ちゅら三」である。
沖縄県警が展開している防犯運動ちゅらさん運動(クリックで沖縄県警のちゅらさん運動ページへ)で選ばれたキャンペンガール。


 そばでにこやかに、笑顔とえくぼが素敵な婦警さん。
お願いして一枚。
ー画面クリックで大きくなるー



 胸に着けた「ちゅらさん運動」・・・・・。

ー画面クリックで大きくなるー

ー画面クリックで大きくなるー

 道の駅を離れる頃、警察官は5,6人になっていたようだ。
道の駅にいる人達ひとりひとりに声をかけ、パンフレットを配り、ゆるキャラと記念撮影にも誘っていた。
この炎天下、ひと声も発せずにいる「ゆるキャラ」の中の人は地獄の暑さだろうと気にかかった。
職務とはいえ、我々市民の為に汗を流すにこやかな警察官には感謝せずにいられなかった。


 N氏お薦めの氷ぜんざい。
普通の氷ぜんざいは器の底に豆を入れ、その上から氷を山のようにかける。氷の山の中に豆があって、これが美味いんだと自慢げにN君は説明する。
結局、四分の一ほど残したがおいしかった。




 道の駅は、平日に関わらず、大勢の人が涼んでいた。
テーブルで憩う人たちの姿を捉えたつもりだったが・・・。




おんな道の駅



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