あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

沖縄の季節~沖縄の冬は一瞬か 沖縄の2月は春真っ盛り~桜のある風景

2014年02月10日 22時45分24秒 | Weblog
2月7日の昼下がり、浦添市の上空を飛ぶオスプレイ。
この日は演習だったのか何度も上空をオスプレイは飛んで行った。


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 2月6日と7日、好天気に誘われて浦添市内を散策した。
一週間ほど前には3,4分咲きだった桜は満開に近い木もちらほら姿を見せ始めた。
この様子だと、北部やんばるの八重岳や今帰仁城の桜は葉桜になっているだろう。
もう一週間以上も22℃、23℃の晴天日が続いている。初夏のような気候だった。








 旧暦12月6日ムーチーの日(鬼餅日)の頃のことをムーチービーサー(鬼餅寒)といって、沖縄では一番寒い時期といわれている。
今年は1月8日がムーチーに当たった。この頃北部八重岳の桜は、既に咲いていた。
私的見解ではあるが、ムーチーの前後が「沖縄の冬」で春の始まりと思っている。







 散策中に見つけた新芽の画像を一部掲載した。
咲いた薔薇の一部から新芽が勢い良く伸びている。

 沖縄では旧暦が実生活に密着して厳然と存在している。
60年も前の本土でも、「旧暦では・・・・・」と言って新暦に変る行事を懐かしんでいたことがある。また、旧暦で行事を行なうところも多かった。
沖縄は変ることなく多くの行事が旧暦がで行なわれているのだ。
終戦から27年間、本土と沖縄の交流がなかったことによるのであろう。
沖縄で旧暦を併記した暦を持っていないと付き合いは出来ない。
 数年前、あることがあって、できるだけ旧暦と沖縄の行事を併記しているカレンダーを使うようにしている。
それは6月はじめのことであった。「糸満ハーリー」をブログの記事にした。
「糸満ハーリーの鉦が鳴ったら梅雨が明ける」といわれているので梅雨明けの時期を予測するためであった。
糸満ハーリーは旧暦5月4日に盛大に行なわれる。
旧暦5月4日をカレンダーでみつけ、新暦では6月下旬にその日があった。
しかし、記事欄に糸満ハーリーの記載がない。不審におもいつつも投稿した。
数日経って、どうにも気になるので糸満市役所に電話で確認した。
電話に出た職員は
「ハーリーは先月終わりました」という。
「え?旧暦の5月4日じゃないのですか」と問い返す。
「ええ、旧暦5月4日は先月の00日です。今年は閏年で5月が2回あります」
これには驚いた。
12月だったかにあったことは覚えているが年毎に月が違うとは思わなかった。
それから旧暦を併記しているカレンダーを離せなくなった。

 2014年は旧暦の閏年。9月が閨月で2度ある。
はじめの旧暦9月1日は新暦9月24日であり、2度目の旧暦閏9月1日は新暦10月24日である。

 季節をみるのは旧暦がいい、とある新聞で見た。
それ以来、旧暦と新暦を照らし合わせながら季節をみ、季節の移り変わりをあれこれ考えることにしている。
だが、未だに旧暦についての筋道たった話が出来ない。

 「沖縄は四季がない」とよく言われる。
「四季がない」のではなくて「冬が極端に短い」と言った方がよいと考える。
秋から冬に向かって気温は下がってゆく。そして冬を迎える。
冬を耐え忍んでやがて春がくる。そうして夏。これが本土の四季だ。
 沖縄は秋が来て気温は下がり始め、一番下がったときに桜が咲き始める。
そして暖かくなってゆく。下がって上がる時期が冬である。
この冬が短い。
 1月には野山の花が咲き始め、新芽が吹き出し、2月には春爛漫といろいろな花が咲き乱れる。
3月にはやんばるの山々が若葉に覆われる。もう初夏である。

 先日、2月6日と7日、沖縄の春を捉えようと近くを歩いたと前に触れた。
きょうはその時の桜のある風景を集めてみた。


沖縄の2月は春真っ盛り~桜のある風景


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沖縄の季節~1月31日は旧暦の正月、元旦~桜も本島南部に南下

2014年02月01日 16時42分26秒 | Weblog
旧暦1月1日、すなわち、旧暦の正月、元旦は新暦1月31日にあたる。
奇しくも3日後の2月3日は立春である。
新暦の正月を「新春」「初春」というのは、元来、正月は旧暦では春の始まりであったのではないかと思う。




 本島北部の名護市や本部町での桜祭りはそろそろ終わりを迎えるが、この頃那覇市や浦添市近辺の桜が咲き始める。
今年は、桜の開花が早いようだ。そろそろ満開の気配である。







 あちこちの家の庭で桜が陽光に照らされ、青空に映えて覚めるようだ。
春だ。沖縄は春である。
ここ数日、例年になく日本晴れの暖かな日が続いた。
台風2号も今日発生した。
高気圧の移動も春の気配だ。



 年々、旧正月を祝う事は少なくなっていくようだ。
今年の大晦日1月30日(旧暦12付き30日)のスーパーでは大々的な売り出しはしていなかった。
これは花売り場に設けられたコーナー。




 別のスーパーでは食品売り場の一角に小さな売台が設けられているだけだった。
これらのスーパーは浦添市内のことだが、那覇市内でも大差はないだろう。

 本土でもそうであるように、沖縄でも旧暦での祭事は地方が盛んなようだ。
那覇市周辺では、糸満市と沖縄市・うるま市では旧暦で祝っているようである。
特に糸満市は年間を通して、何事も旧暦で行なっているようである。
青空に、日の丸、大漁旗をなびかせて漁港に連なって停泊する漁船の姿は、新年の船出に相応しい光景であった。
テレビで観た画像であった。機会を得て正月のあの漁港の風景を見てみたい。


 旧正月の新聞報道も淋しい。
沖縄の2大新聞の記事にリンクした。

沖縄タイムス記事

琉球新報記事


2月1日。あるマンションの花壇にみつけたかぼちゃ。


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