あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

沖縄の行事~那覇ハーリー祭り~5月3・4・5日

2010年04月29日 18時51分21秒 | Weblog

 先月まで黄色の花で楽しませてくれたイッペーの並木も実となり、風に揺れて種子を落としている。
それでも、何本かの若木は、未だ花をつけていた。
遅い夏の訪れを象徴するようにー。

 いよいよゴールデンウイークの到来。
最低気温こそ20℃前後となっているが、生憎の天候で日中の気温は22℃~28℃をめまぐるしく往ったり来たりしている。
 5月3~5日の3日間、那覇新港で「那覇ハーリー」開催される。
那覇ハーリーが沖縄県下の各地で行われるハーリー祭りの口火を切る。
 ハーリーは約600年前の琉球王朝時代に中国から伝来したといわれている。
五穀豊穣、無病息災、航海安全を祈願する行事で、沖縄本島から宮古、八重山地方で行われ、糸満ハーリーによって全国的に知られるようになった。
廃藩置県や沖縄戦などで中断されたが、沖縄の漁師の行事として復活、今日に至っている。
 那覇ハーリー3日間はハーリーのみならず、いろいろなイベントが行われる。
最終日5日の20:40から20分間、打ち上げられる花火は、海洋博公園の花火大会と並んで壮観である。
 行事の詳細なスケジュール表があるので下記ホームページを紹介しておこう。

http://www.naha-navi.or.jp/pdf/36nahahari.pdf

 当日は自家用車やレンタカーは使わないほうが良い。
是非、往きくらいは歩いて欲しい。
那覇市内からは30分から60分くらいで歩いていける。
国道を歩くのではなく、路地や小道を気ままに、ゆっくりと散策気分で歩くことを薦める。
きっと、思わぬ発見をするだろう。庭木や垣根、街路樹などにも目をとめながらー。

 地図を掲載する。四角で囲ってある付近が会場だ。
地図の左上にあるスケールで拡大も出来るし、縮小も出来る。


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沖縄の観光~4月は観光の穴場~南風があたたかい

2010年04月11日 13時24分12秒 | Weblog
 浦添市総合運動公園のグランドを一周する周遊道路のデイゴ並木。
朝、夕とジョギングやウオーキングを楽しむ人々がグランドやこの道路を走る、歩く。
隣接して市民球場もある。
プロ野球東京ヤクルトスワローズが、毎年キャンプを張る。オープン戦も行われる。
今年は早稲田大学チームが来たとかで「斉藤選手」をみたのみなかったのと大騒ぎだった。

                 
 蕾も膨らんで夏の到来を待っているデイゴの並木の一本を撮った。
花の咲かない樹は葉を繁らせている。
今年は久しぶりにデイゴの真っ赤な花を見ることが出来そうだ。
<デイゴの花がたくさん咲く年は台風が多く来る>
古老は云う。
(平成22年4月1日撮影)


 数年、デイゴの花が少ない。
台風も本島上陸はなかった。
台風が来るとベランダのゴーヤが心配だ。場合によっては全滅する。

 4月は南風が吹いて沖縄は暖かくなり、半袖で足りるようになる。
この季節、沖縄観光ののオフシーズンになる。イベントも少ない。
だが、9月同様に好きな季節だ。あちこちで海開きが始まる。
一人旅、気ままな旅を好む人には最適の時期だ。
 航空機とホテルのパックだけだと安い。
ホテルは一泊であとは自分の好きなホテルや知人・親戚に泊まるプランを薦めたい。
あとは気ままにゆったりと沖縄をレンタカーやタクシー、最高は徒歩で楽しめばいい。
 宿泊の心配な人はインターネットやパンフレット、または自分の目で確かめる。
全国ネットの旅行エージェントには宿泊プランがあるからこれなら安心。
旅行エージェントも那覇に集中しているのでエージェントに頼るのには事欠かない。

 旅は小さな冒険。わくわくどきどきも楽しめるのがオフシーズン。
泊まってみたけど当て外れのボロホテル、それも楽しい旅の想い出になる。

 再三触れるが、とにかく歩くこと。在来の交通機関を使うこと。
旅の醍醐味はそこにある。
レンタカーやタクシーでは見つけられない自然や歴史や人情がある。
とは云っても、最初の土地で不案内なのは良くない。
先ずは、行きたい地域を観光バスや観光タクシーでさっとまわる。
そして、目的を絞って自分の足で行く。

 数年前、友人と北陸に行った時のこと。
夕食を終え、香林坊を散策した。
夕闇の商店が立ち並ぶ道端で、野菜を軽トラックから降ろしている中年の男性に遭った。
「この近くでいい飲み屋さんはありませんか」
たずねると、
「自分の行く店でいいか」
という。願ってもないことだと伝えると、小さなスナックを教えられた。
カウンタに7,8席くらいの椅子があり、こじんまりしたきれいな店だった。
すでに3,4人の客がいた。
地元の人らしく、沖縄から来たということで話が弾み、楽しいひと時を過ごした。
帰り際、場末の居酒屋はないかたずねた。
「ここに行くといいよ。どの店に入っても安心だ」
とある路地を教えられた。
その路地を歩きながら店を物色していると、中年の婦人がそばを小走りに走り抜けようとする。
「お店をやっているんですか」
と声を掛けた。
「直ぐそこよ。居酒屋。わたしひとり」
簡潔でわかりやすい言い方である。が、色気はない。
「行こう、一杯飲ませてください」
カウンターは4,5人も座ればいっぱいになる小さな店だった。
長屋のように数軒の赤提灯の下がった外れにあった。
ここでも、金沢の人情に触れた。
 今では、それらの店の勘定がいくらだったか覚えていない。
多分、安かったのだろうが、とにかく、楽しかった。
金沢といえば、何よりも。その時出会った人たちの印象が深い。

「ここには行くな」と土地の人が言うところには行かないことだ。
誰にたずねるか、これがポイント。
直感的に相手の素性と趣味を判断しなくてはならない。
自分の責任において。

 一昨日、天気が良いので若葉を見に行こうと友人から誘いがあった。
ヤンバル(山原)の山々はすでに若葉の季節は終わっていた。
ヤンバルの黄緑の若葉に覆われる様は
「ブロッコリンみたい」
と知り合いの女性は言う。
云い得て妙である。
だが、たくさんの収穫があった。

興南高校にみる「高校球児の原点と教育」~見事興南高校・我喜屋監督

2010年04月07日 15時36分06秒 | Weblog
 3月28日撮影の読谷村ホテルアリビラのビーチ。
人影はまばらだったが、平年なら初夏のおきなわ。
この日は25度くらいだったろうか。
きょうは20度くらいになっているかも。


 春選抜高校野球の優勝戦は感動した試合だった。
延長戦に入ったとき、どちらが勝っても両校に賛辞の拍手を送るつもりだった。
技術や戦術は素人の自分には論ずる術は持ち合わせてないが、
プロから見ても甲乙つけ難かったのではないか。

 最も感動したシーンがある。
長い表彰式での興南高校球児の態度である。
カメラは何度も球児たちの顔をひとりひとり映し出してゆく。
どの場面でも誰一人、首を傾げたり、手や腕を動かしたりするものがいなかったことである。
どの場面でも堂々と背筋を伸ばして立っていた。微動だにしていない。
感動した。
 ニュースも、夜の再放送もそんな眼で試合を見直した。
この根性を育てた我喜屋監督には感服した。
監督の薫陶得て、見事に育った球児たちひとりひとりは素晴らしい青年だと感動した。

 「近頃の若い者はーーー」とよく人は云う。
「そんな若い者に育てたのは自分たち大人だ」とは決して云わない。
今でもそうだが、最も嫌いな言葉だ。近頃の若い者はーーー。
誰が育てた、誰がそのようにした!
ベンチで指示する監督の和やかな顔、動じない態度。
真剣に全力で戦うことに集中する球児たち。その技術は精神に裏打ちされたものだ。
教育とはそうしたものだ。
清潔で、清楚なユニフォームにも教育の信念を垣間見た思いがする。
私立でありながら、野球名門の興南高校ナインの名前に他県人がいた記憶がない。
忘れかけていた高校野球が何たるかを思い起こさせる強烈なメッセージを社会に送った。
教育とはどうあるべきかを教えてくれた。

ありがとうございます我喜屋監督。
ありがとう興南高校ナイン。



沖縄の行事~清明際(シーミー)~マンゴも花開く

2010年04月02日 19時25分40秒 | Weblog

個人の庭に植えられたマンゴの花が咲き始めた。(2010・3・28撮影)


 写真に見える実は親指の先ほどのマンゴの実と木。(2010・4・01撮影)

 マンゴの旬は7月下旬~8月中旬まで。早出しは6月の終わりから始まる。
たくさん実を付けるが摘果する。大きく育てるためには一枝に1~2個にする。


 旧暦2月21日にあたる4月5日がシーミー(清明祭)の入りである。
当地沖縄は先祖崇拝を大切にする。
 門中墓という一門の墓や分家した墓などに縁者はシーミーには欠かさずお参りする。
写真は多分、身分の高い墓であろうが、このような墓の前に広く敷物を敷き、料理を拡げ親戚縁者が集まって先祖の供養をする。     (写真は海軍壕公園の中にあるお墓)

使用する線香も細長いものでなく、線香を4~5本束ねた平べったいもので火力の強いものが使われる。風の強い沖縄での先人の知恵であろう。
また、紙で作った紙幣を燃やして供える。「あの世で使ってください」という意味らしい。

 インターネットページでシーミーについて詳しくわかりやすいページがあったので参考までに。

http://w1.nirai.ne.jp/shiruko/okinawa/matsuri/shimi.html

沖縄の社会~小学校に上がる1年前から幼稚園に通う~全ての小学校と市立幼稚園が併設

2010年04月01日 02時11分48秒 | Weblog

 きょうから新学期。
色とりどりの花々に迎えられてピカピカの一年生が元気よく登校する。
ところが強制ではないらしいが、ほぼ全員が一年生になる前に小学校に併設された幼稚園に通う。幼稚園と小学校は併設されている。
この写真は浦添市立浦城小学校正門。右の門柱には「浦添市立浦添幼稚園」の名前がある。


 左には「浦添市立浦城小学校」名前がある。同じ正門であることがわかる。


広角では撮れないので(カメラも腕も悪い上)画像は観難いが、大体こんな感じ。


裏に回ってみると、手前に遊ぶ園児が見える。樹に隠れているのが園舎。
同一敷地内にあっても建物も運動場も別々だ。
ここで1年生にあがるための準備教育を受ける。

もうひとつ、浦添市立牧港小学校と浦添市立牧港幼稚園があるからアップしてみる。


いいカメラが欲しいなあ。