夏の京都おさんぽ、次は哲学の道へ。
叶匠壽庵さんでいただいた「れんこん餅」(という名前だったと思う。)。
軽く焼き色がついた、薄切りのれんこんをのせたお餅。ひんやりと食べごろに冷やしてあって、うれしい心遣い!お餅の中にもこれんこんのみじん切りも入っていて、シャキシャキっとしてました。中はつぶあん。
お抹茶とのセットで¥1080。
哲学の道沿いにあるお茶室は、静かで落ち着きます。
緑が美しいけど・・・やはり8月の京都は暑かった!
さて、暑い中、おさんぽにきたお目当ては・・・ノートルダム女子女学院の和中庵。
昨年改修工事を終えて、今夏、初めて一般公開されました。
スキー毛糸(ワタシ世代なら聞いたことがある毛糸ブランドかと)をつくった明治時代の実業家・藤井彦三郎の元邸宅で、戦後、ノートルダムのシスターたちに譲られました。
シスターたちの生活にあうように、かなり改装されていたようですが、今回の工事でもとの姿に修復。
聖堂に使われた2階の洋室。シスターたちはシャンデリアを蛍光灯に替えていたそうです。
寄木細工の床もすばらしい!
階段も美しくて
洋室のおとなりから続く渡り廊下の向う側は、なんとお座敷。こちらは純和風です。
10、10、6畳の3間だったかな。広い!
改修前は板張りになっていて、ここで、多い時は60人ものシスターが生活していたのだそう。
床の間の上を見上げると・・・白い鳥が!見えないところの贅沢。
お座敷の隣の、小さな床のお部屋。窓からの眺めがすてき!特等席ですね。
柱には、小さなイエス様も。シスターたちが祈りをささげていたのでしょうか。
お座敷の目に前には、広大な庭園。
庭の大きな鞍馬石は、村から運びだす時、村人から橋が壊れると大反対されたのだとか。そのとき、藤井が「壊れたら自分がまたつくる」といって運ばせたそうで・・・。かっこいい!
和中庵、一時は老朽化のため解体される予定だったそうですが・・・存続されることになって本当によかった。
・・・京都には、すてきな洋館がたくさんありますね♪
前日も、通りがかった医科大学附属病院の図書館をちょっとのぞいてきちゃいました♪
叶匠壽庵 哲学の径 京都茶室棟
京都市左京区若王子2丁目1番地 Tel 075-751-1077 10:00-17:00 休:水