八百三 柚味噌

 

　ホテルに戻る途中、ちょうど通りがかった「八百三」。創業300年を超える、柚味噌の老舗です。

　瓢亭でいただいたなすと柚味噌の味が感動的だったので、1つ買ってみました（瓢亭の柚味噌がここのものかどうかわからないですけど　^_^;）

　んー、うまみのあるお味！少し甘みもあるのだけれど、コクがあって。滋養たっぷりのお味です。

　ごはんはもちろん、マヨネーズと和えて、きゅうりなどのサラダにもグーですよ♪　お餅や焼きおにぎりにもいけます！

　一番小さいサイズで￥880。保存は常温で。乾燥して固くなるので、冷蔵庫はＮＧなんですって。

　こちらがお店。遊形サロン・ド・テと同じ姉小路にあります。

　柚子の透かし彫りがありました！かわいい！

 

　このすぐ近くにある京都文化博物館。旧日銀の京都支店が入っていた赤レンガの建物は、三条通りのシンボル的な存在です。

　常設展では京都の町のなりたちをわかりやすく紹介していて勉強になります。これをみてから京都を歩くと、また違ったおもしろさがみえるかもしれませんね。時間があったらぜひどうぞ。常設展は入館無料です。

　お隣には同じレンガ造りの中京郵便局もあり、こういうレトロな洋館めぐりも京都おさんぽの楽しみの一つです。

 

八百三　

京都市中京区姉小路通東洞院西入る　075-221-0318　9：00-18：00　休：日祝、第1・3木　

 

 

瓢亭 朝がゆ

　朝ごはんは、瓢亭での朝がゆ。せっかくですから、ちょっと京都らしいごはんをいただこうかと思いまして。

　瓢亭といえば、「瓢亭玉子」。固まりすぎず、柔らかすぎず、絶妙な黄味の加減。少しかけてある出し汁もおいしいですよ。　

　夏らしく、鱧や枝豆も。鯛の押しずしもさっぱり！

　この一皿とお椀だけでも十分満足なのですが、まだおかずはたっぷり。

　三段重ねの瓢の鉢の1段目が、きゅうりとしいたけの白ゴマ和え。おいしい！しいたけ、こういう使い方もあったのね。

　2段目は鯛とたっぷりのもくず。

　三段目は、賀茂なす！このなす、とろとろで、とってもおいしかったんです♪　なすってこんなにおいしかったの？と目からウロコ。上にかけてあるたれもホワイトソースみたいにまろやか♪　これはなんだ！？と思ったら、柚子味噌でした。ふんわりととろりとしてて・・・きっと、いろんなひと手間ふた手間をかけているのでしょうね。

　穴子の玉子とじやゆばも一緒に盛り合わせ。

　お豆腐と海苔のお椀のあと、炊きあがったお粥がきました。

　だしのあんをかけていただきます。

　ふー、満腹！・・・おなかをすかせてきたはずなのですが、食べきれず、ちょっと残しちゃった。

　前に来たときは9月だったのでお月見Ｖｅｒ．でしたけれど、今回は夏の食材がたっぷりの朝ごはん。季節感にあふれていて、今日も大満足です。

　・・・いつか、「くずや」（本店）での朝がゆもいただきたいですね。そう、いつか。

 

瓢亭　HP

京都市左京区南禅寺草町35　075-771-4116

 

ホテルモントレ京都でお茶

　今回のお泊りは烏丸三条のホテルモントレ。値段が手ごろなのと交通の便のよさでよく利用しているのですが、今回は山鉾おさんぽにはぴったりの場所で大正解でした♪

　いつも素泊まりだけなのだけど、ふとみたら、1階のカフェ「LIBRARY」でお得なケーキセットを発見。よし、じゃ、寝る前にちょっとお茶しよっと。

　グレープフルーツのタルトと、Mango sunという紅茶でいただきました。南国系のフルーティーな香り！マンゴー風味の紅茶は初めてです。

　ドリンクとケーキとのセット「エジンバラ」は、￥1200→￥1000❤　　ちょうど甘いものが食べたかったのでうれしかったです！

　よくみると、好きな飲み物2杯とおつまみのセット「２DRINKプラン」（￥1500）や宿泊者限定の１DRINKプランも。おー、魅力的！飲んだ後じゃなかったら、こっちもよかったなー。　

　書斎をイメージした店内。昼間なら、和菓子やあんぱんのセットなどもあるようですよ。

　ソファー席でしばらくまったり。今日もよく歩きました！

 

ホテルモントレ京都　HP

 

 

三條若狭屋 祇園ちご餅

　祇園まつりのお菓子といえば・・・やっぱり三條若狭屋さんの「祇園ちご餅」もはずせません！

　ちまき風の包みの中には、長めの串がついた白いお餅。中には甘めの白みそあんがはいっています。しゃりしゃりした氷餅、涼しさを呼びますね。

　ちご餅、通年で販売していますが、やはりお祭りに合わせ、デパートでも売り場を拡大して販売していました。お値段もお手頃（3本入り￥315）なので、おみやげにもおすすめです★

 

三條若狭屋　HP

 

祇園小石 黒糖ミルク金時

　祇園の飴やさん「祇園小石」さん。「いづ重」のすぐ近くにあって、舞妓さんにも人気のお店です♪　

　時間がなくていつも素通りしていましたが、今回は暑さ対策もかねて水分補充★

　「氷のたんとセット」はかき氷と甘味のセット。4つほど組み合わせがあるのですが、わたしがオーダーしたのはミニ黒糖ミルク金時とミニ黒みつわらび餅（￥1050）！

　黒みつ・・・おいしい！コクがあって品のあるやさしい甘さ。ミルクともすごく合います。黒糖ってこんなにおいしかったんだ。これぞ秘伝の味。飴のプロならではの甘味です！

　そして、さらさらの氷！んー、おいしいーーー❤　かき氷としても極上のおいしさです。

　氷の中にあんみつが隠れた「わがまま氷」もありますよ。

　1階のショップには、きれいな色の飴がいろいろ並んでいます。

　夏季限定の「京ひんやり」。

　マスカット、オレンジ、グレープ、グレープフルーツ、レモン、ストロベリーの６つのお味。うす氷をイメージしてるそうですよ。色もかわいらしい！

 

祇園小石　HP

京都市東山区祇園町北側286-2　075-531-0331

 

 

いづ重 ちまき寿司

　八坂神社の目の前にある「いづ重」さんで、ちまき寿司を発見！

　わぁー、祇園祭限定かしら？？？

　しっかりと巻いてあって・・・風格があります。

　中のお寿司は・・・鯛です♪

　さっぱりした酢飯、おいしい！笹の香りもごちそうです。

　八坂神社のおひざもとのちまき寿司、なんだか御利益もありそう♪

　でも、お祭りのお寿司といえば、京都では昔から鯖寿司なのだそうですね。お隣のご婦人も鯖寿司をお求めになってらっしゃいました。こちら、おいなりもおいしいですよ♪

 

いづ重　

京都市東山区祇園町北側２９２の１（祇園石段下）　075-561-0019

 

 

麩嘉 粽麩まんじゅう

　錦の麩嘉さんで、粽の麩まんじゅうをみつけました！

　わぁー、うれしい！

　疫病や災難よけとして山鉾町で分与される粽。行く先々にあるので、わたしも欲しいなと思ったけれど、東京や岩手の家に飾るのはなんか違う気がして躊躇していたのですが・・・これなら！

　青のり2本、ニッキ2本、道明寺1本の5本組（￥1365）。

　これはニッキ。ちょっとピンクっぽいお色です。中にちゃんとあんこもはいっているんですよ♪

　7月1-17日の期間だけの限定品、しかも錦店のみ10組限り！手に入ってラッキーでした★

　お祭り気分を少し東京に持ち帰ることができて、うれしかったです。

 

麩嘉　Digistyle京都HP、　錦店　錦市場商店街公式ウィブサイトHP

 

 

鍵善良房 祇園まもり

　こちらは、鍵善良房さんの「祇園まもり」（￥240）。

　紋の印入りの焼き皮で、ぎゅうひを包んだ調布製のお菓子です。たっぷりのおもち、まさにもち肌（笑）♪

　この時期、京都のお菓子さんではこの調布製のお菓子がとっても多く出ます。焼印や包み方が微妙に違うので、いろんなお店のものを比べてみるのもおもしろそうですね♪

　祇園祭、老舗では店頭に幕を張ってお祭りを迎える準備をしています。

　300年続く鍵善さんも。

　祇園だけでなく、錦でも、有次さんが幕をかけていました。・・・でも、きっとそういうお店も少しずつ減っているんだろうな。新しいことが悪いのではないのだけれど、ちょっぴりさびしいな、と思います。

 

鍵善良房　HP　＆　鍵善さんのお菓子いろいろ

京都市東山区祇園町北側264番地　075-561-1818　9：00-18：00　休：月　

 

 

鶴屋吉信 祇園祭のお菓子

　鶴屋吉信さんの、祇園祭りの生菓子。

　左が「鉾廻し」、右が「御巡幸」で、京都大丸店限定のセットです（￥840）。

　赤い焼き皮で、白あん（中にはこしあんも！）をつつんだ「鉾廻り」、調布とは違ったかわいらしさです。まっしろなういろうで白あんをつつんだ「御巡行」は、絽や紗の着物のような上品さ。くっきりしたステンシルの八坂の紋がさらに気品が添えています。お札つきなのもうれしいですね♪

　四条通りも、鉾がせいぞろい！

　こちらは「四条傘鉾」。

　陽が落ちてきて、提灯の明かりがぽっかりと。祇園囃子が鳴り響き、お祭り気分が盛り上がります！

 

 

末富 祇園祭のお菓子

　末富のお菓子です♪

　この時期ならではのお菓子をと思っていたのですが、期待どおり、祇園祭のお菓子がありました！

　左手前が「鉾の影」（￥420）、焼き皮でぎゅうひをくるんだ、調布ににたお菓子です。右が「稚児提灯」（￥525）。紅あんを包んだ葛まんじゅう。八坂の紋がうっすらとうかんでいますね。奥が「稚児守」（￥525）。笹で包んだくず製のお菓子。小豆の粒がはいっていて、さっぱりとシンプルなお菓子です。清涼な笹の香りがごちそう！

　夏のお菓子も。

　左は「むくげ」（￥525）。すりガラスのようなういろうで、紅色のくずをつつんだお菓子。うっすらとした色合いに涼を感じます。右は「夏木立」（￥525）。こしあんと緑のあんをたっぷりの葛で包んだもの。勢いがありますね！夏らしい！

　季節柄、葛製のお菓子が多かったのだけれど・・・葛のお菓子もこんなにバリエーションがあるんですね！どれも風合いが違ってすてきなお菓子でした♪

　お買いものの後は近くの山鉾や屏風祭りの観賞。

　末富さんがある町では、「岩戸山」という山をたてているのですが、こちらでは末富さんの「岩戸せんべい」というお菓子がありました。見本がなかったので中身はわからなかったのですが・・・次回は買ってみたいな。 

　国の重要文化財の指定を受けている杉本家住宅や長江家住宅もみてきました。ちょうど杉本節子さんの本を読んだ後だったので、ここがあの写真の・・・、ここがおくどさんね、と思い起こしながらの見学させていただきました。

　ちなみに、飾ってある屏風は俵屋宗達！

　

　記念にかった絵葉書。左が展示してあった屏風です。

　　老舗などの旧家が秘蔵の屏風や掛け軸をを店先で披露する屏風祭、20年前は20数軒あったそうですが、今年はたった8軒のみ。そんなに減っていたんだ・・・。帰る間際に知ったので全部みてまわることができなかったのが残念！

 

末富　 末富のいろんなお菓子★

京都市下京区松原通室町東入ル　　075-351-0808　　9：00-17：00　休：日祝