プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

片貝義明

2015-01-31 22:28:26 | 日記
1972年

中日は二十九日午後三時から名古屋市中区栄の球団事務所で日本石油の片貝義明捕手(22)=1㍍81、85㌔、右投左打=の正式入団発表を行った。同選手は昨年のドラフト2位指名選手で強肩強打の捕手。特に左打ちが魅力である。日石時代は入社三年目からレギュラーとなり八番打者ながら都市対抗2回(四十七、四十八年)大阪、岡山、スポニチ、産別大会に出場、二年間で10本塁打を記録している。中日としては木俣、新宅に代わる捕手として期待している。

中川担当の話 魅力は捕手ながら左打ちだという点だ。体格もいいし、強肩強打、一発も十分秘めているので、これからドラゴンズを背負って立つ捕手として期待できる。

片貝捕手の話 自分で野球を志した以上、一番次元の高い(プロ)ところでやりたかった。当って砕けろという気持で努力してみたいと思う。右投げ左打ちということで、巨人の森捕手のようになりたい。
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石井清一郎

2015-01-31 21:43:10 | 日記
1968年

阪急は十二日午後三時から大阪・梅田の球団事務所でドラフトで指名した大宮工高・石井清一郎外野手(17)=1㍍74、70㌔、左投左打=の入団を正式発表した。同選手は今春の選抜大会で大宮工高が優勝したときの一番打者で俊足・好打は注目されていた。入団発表には渓間代表、西本監督、丸尾スカウト、石井選手の父親・喜一郎さん、大宮工野球部・山崎監督が立ち会った。西本監督が「足も速いそうだし、バリバリやってもらいたい」と激励した。石井選手は「がんばります」と言葉少なく語っていた。背番号は未定。

丸尾スカウトの話 最初、かなり細い感じを受けたが、なかなかがっしりした体格で、肩、足、腕っぷしも強く、素質的にもこれから十分のびる選手だと思う。
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豊島寛

2015-01-31 21:35:22 | 日記
1972年

中日は十一日午後三時から名古屋市中区栄町の球団事務所でドラフト第六位指名の京都商・豊島寛捕手(18)=1㍍81、76㌔、右投右打=の正式入団発表を行った。背番号は35。同捕手は一年生からマスクをかぶり、三年間の通算打率は3割5分、本塁打15本という記録のとおり大型捕手。中日も木俣、新宅のあとガマとして将来性を買ったもの。

豊島捕手の話 好きな球団に入ってうれしい。南海・野村、中日・木俣のような捕手になりたい。
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山口喜司

2015-01-31 21:13:12 | 日記
1968年

広島カープでは十七日午後二時から広島市基町の球団事務所で山口喜司投手(22)=中津東高ー西部自衛隊、178㌢、68㌔、左投左打=の入団を発表した。山口はドラフト会議で広島が三位に指名、木庭スカウトが獲得交渉を行っていた。投手経験は自衛隊入隊ごろからで、まだ一年と浅いが、柔かい手首を利してのスピードボールはすでにスカウト間で高い評価をしていた。自衛隊からのプロ入りは小平(現巨人)につぎ二人目で、山口はその小平と短期間ではあるがバッテリーを組んだこともある。背番号は未定。

山口投手の話 野球をやる以上はプロでやってみたいと思っていた。プロの生活は、すごく厳しいものとしっている。しかし私は自衛隊魂で頑張る。武器はストレートとシュートだ。

木庭スカウトの話 投手としてはまだ未完成だし、制球力もあまい。しかし彼のスピードボールと強じんな手首は鍛えれば十分プロでも生かせると思っている。それに性格面でもしっかりしており、社会人、学生を含んだ在野の投手陣の中では抜群の素質をもっていると信じている。

根本監督の話 山口のピッチングは一度もみていないが、わずか一年の投手経験で多くの勝ち星をあげているということは大したものだ。いわゆる勝てる投手といえようし実戦タイプの投手だろうね。
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高橋明

2015-01-31 20:59:39 | 日記
1968年

西鉄は九日午後三時から福岡市天神二丁目の球団事務所でドラフトで十四位に指名した高橋明外野手(18)=1㍍80、75㌔、右投右打、柳川商=の正式入団発表を行った。高校三年のときの打撃成績は四割二分、また油津中学二年のとき全国放送陸上で百㍍11秒9(宮崎県第二位)現在もベース一周14秒2の俊足。この日、発表の席上には高橋が二年のときまで柳川商の監督をしていた鬼頭コーチも立ち会った。そして同コーチは「一年のときは投手をやらせていたが、バッティングセンスを買い外野にコンバートした。中距離打者だが、なみはずれた体と力の持ち主だからきっと大成するだろう」とその素質を認めていた。高橋は「高校とプロでは投手が違うだろうからバッティングに力を入れ練習します。とにかく全力を出したい」と力強く、早くも闘志満々。鶴丸球団常務も「根性さえあればきっと第一線に出られる。がんばりなさい」と励ました。なお西鉄の新入団はこれで終了、支配下選手は59人となった。
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橋本勉

2015-01-31 20:49:48 | 日記
1968年

阪急ブレーブスでは、二十四日午後三時から大阪市北区梅田の球団事務所で渓間代表が立ち会ってテスト生の橋本勉投手(18)=1㍍85、84㌔、右投左打、報徳学園=の入団発表を行ない、契約を完了した。橋本投手は高校時代主戦投手の陰に隠れていたため、また報徳学園が夏の大会で一回戦で負けたためこれといった記録は持っていないが、柔軟性のあるのびやかな長身から投げおろす武器のカーブは、ドロップのように鋭く切れるものを持っている。右の本格派大型投手であるが、また打撃面でもリストが強く、いい素質を持っており、その将来性が高く買われていた。席上橋本投手は「弱い下半身を鍛えて早くローテーション入りしたい」と意欲的なところを示していた。なお背番号は58番、阪急の新人入団はこれで六人目。
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長平良功

2015-01-25 15:46:16 | 日記
1955年

長平良功(右投右打、18才)豊橋工高、五尺六寸、十六貫五百

東海地区では長谷川二世と謳われている好投手、体に恵まれていないのが欠点だが、強靭なバネの持主で、スピードは今回入団した投手中でも一番ある、今夏の予選では一試合に21本の三振奪取記録を樹立するなど、すでに完成された投手である。球質も多彩、リリーフ投手として面白い存在だ。
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松井武雄

2015-01-25 09:02:54 | 日記
1955年

松井武雄(右投右打、18才)、若狭高、五尺六寸五分、二十貫

北陸球界随一の豪腕投手として巨人阪神なども狙っていた。上背には恵まれぬが、巨人の大友に似た横幅の広いガッチリとした、胴、この体格がものをいって球質はきわめて重く、外角低目に決まるシュートの威力は抜群。今夏の予選では七試合の四死球わずか7個、対魚津高戦には一試合の最少投球記録(72球)を樹立するなど無類の制球力も持ち合わせている。
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石田勤一郎

2015-01-25 01:03:16 | 日記
1954年

石田勤一郎(18、天草農高)5尺7寸、19貫、左投左打、加藤助監督、青池コーチがはるばる九州までいって、公募テストでみつけてきた投手、がっちりした体格の持主、身体もやわらかく、フォームも一応まとまっている。球質の重い速球は黒尾投手も認めているが、まず将来の人、毎日小川選手の後輩。
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平山正行

2015-01-24 23:35:34 | 日記
1955年

平山正行(左投左打、18才)成田高校、六尺、十九貫六百。

今夏南関東代表として甲子園に出場した成田高校の四番打者、一鍬田、平山、牧野と並んだ成田高のクリン・アップ・トリオは指導に当たった大昭和製紙の浅井あるいは明大の穴沢などの先輩達から大学級の折紙がつけられたものだ。高校当時は主戦牧野のリリーフとして制球に難はあるが、そのスピードは牧野を上回るものがあったので、左投手難の南海では打力を伸ばすか投手となるかはキャンプの課題となろう。巨人、大映、立教大、専修大からの誘いの手が伸ばされていた。
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岡田勉

2015-01-24 23:27:12 | 日記
1954年

「隠れた好投手」としてその去就を注目されていた京都大谷高校の岡田勉投手=18才、京都府綴喜郡井手町石垣=はさる十一日パ・リーグ南海と仮契約を結んだ。同投手は五尺八寸、十七貫五百右投右打で今夏の高校野球京都予選では対河守高戦にノーヒット・ノーラン(七回コールド)を記録し、対東舞鶴高戦には三振23(延長十三回)を奪い、四試合合計五十個(前岡投手は五試合に六十四個)の三振奪取という戦後の京都高校最高を記録している、不幸にして甲子園の檜舞台はふめなかったが、右腕から投ずる外角低目のカーブには相当な威力がある。

岡田投手の談 南海、阪神から話がありましたが、南海のチーム・カラーにあこがれ入団を決意しました、どこまでやれるかわかりませんが、一生懸命やりたいと思っています。
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長光告直

2015-01-24 22:51:09 | 日記
1954年

長光告直(18)廿日市高、五尺六寸、十六貫、右投右打

西尾同様、将来を嘱望されているが西尾の本格派と異なって横手投、あるいは下手投げと独特のモーションからくりだす変化球に威力を秘めスピードもある。
体格のうえではやや恵まれない感もするが、そのスピード、コントロール、ドロップともに申分はなく、はやくも宅和二世の折紙がつけられている。
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八名信夫

2015-01-24 22:26:01 | 日記
1954年

八名信夫(右投右打、20才)岡山東高ー明大、五尺八寸、十八貫

秋山ー土井につづいて岡山東から明大入りした右腕投手、公式戦にはまだ登板した経験がなく、まだ未完成の域を出ないが、仕込み方いかんでは面白い投手となろうーというのが球団側の先物買いの弁、学業半ばでプロ入りする、姓は「ヤナ」と読む。
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富永格郎

2015-01-24 22:24:26 | 日記
1954年

富永格郎(右投右打、18才)立命館高、五尺九寸、二十貫、眼鏡をかけているのが難点だが、その体格、球速は優に大学級の選手、今夏の全国大会でもさきに大洋入りした松井投手と投げ合い4-1と若狭高を破り、津久見高戦には6安打散発、奪った三振6個、与えた四球5個で3-0とシャット・アウト、惜しくも準々決勝で坂出商に2-1と惜敗したが豪快なモーションからくり出すシュートの冴えは、ハワイ遠征後一段と増したスピードに効果を倍加させて、来季の活躍が早速期待される投手である。東映のほかに南海、西鉄、阪急、大映、巨人、中日などが狙った好投手。
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佐藤良一

2015-01-24 21:53:39 | 日記
1954年

佐藤良一投手…(19、盛岡工高ー日石カルテックス)5尺7寸、17貫、右投右打、今夏の都市対抗では日本鋼管の補充選手としてわずかしかでていないが、今春のベーブ・ルース杯で大昭和を苦しめ、開国百年祭記念大会では全鐘紡をなでぎり、産業別大会でも健投した実績をもつ、スピードが生命の本格派投手だが、青池コーチは自分がみたうちでこれだけの素質をもっているのは初めてだと楽しみにしている。富士鉄の小武方獲得に動いた近鉄が、その力量を小武方以上とみて急に佐藤にきりかえ、南海と争って獲得した裏話がある。力の投手が少ない近鉄ではすぐにでも使える頼もしい若武者。
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