団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

人間生きることが全部である

2020-08-27 05:42:49 | 生き方

「人間は生きることが全部である、死ねばなくなる、生きること

だけが大事である、生きるか死ぬか二つしかない、いつでも死ね

る、そんなつまらんことをやるな、いつでも出来ることなんか

やるもんじゃないよ」

 

これは明治時代の作家、坂口安吾「不良少年とキリスト」の

の一節である、この言葉に強い影響を受けた若い作家がいる、

ずきるりか、中学2年でデビュー、「さよなら田中さん」は10

万部のベストセラーになった、現在16歳高校1年生である、

ラリと光る言葉、そして小説家に必要な想像力と描写力が秀逸

ある、その彼女が坂口安吾の言葉に影響受けたように「さよな

田中さん」で素敵な言葉を投げかけている。

 

「悲しい時、腹が減っていると余計に悲しくなる、つらくなる、

そんなときはメシを食え、もし死にたいくらい悲しいことがあ

ら、とりあえずメシを食え、そして一食食ったらその一食

分だけ生きてみろ、それでまた腹が減ったら、一食食べてその

一食分だけ生きるんだ、そうやってなんとかでもしのいで命を

つないでいくんだよ」