先日ある商店街で顔なじみの60代半ばの商店主と出くわした。時代が売ってくれただけなのに何を勘違いしたのか過ぎし昔を自慢し、あの頃の全盛期はよかったと溜め息まじり。夢語るどころか数年後の廃業の腹積もりを聞かされ、足を止めたままもう少しの辛抱と話しは続く。
「タイムスリップで過去から未来まで行き来できるとしても、どうこう言っても時空の延長上に現代がある、それなのに昔に立ち戻って何を持ってこようというのか?それよりも未来に先回りして手に入れたいものを選んできた方が利口と思うよ。」(noriyuki)
バック・トゥ・ザ・フューチャーなら昔に戻り忘れ物も取りに行ける、でもきっと現代には既に使いものにならないものばかりだろう。そうそう、あの車は未来にも行けた筈!欲しいものをリストアップしてくるのも妙案、前に進まないことには後退するだけと口を挟んだ。