おばさんが小学校の頃、教室は木造で、校舎の外には「二宮金次郎」の銅像があました。
通っていた学校は、家から約一キロ位離れた所にあり、線路沿いの通学路は砂利道で、
雨が降ると、大きな水たまりが所どころに出来て、それを除けながら歩いたものでした。
どの教室にも、壁に”番傘”が沢山吊るしてあり、学校の帰りがけに、雨が降ってくると、
用意の無い人は、それを借りて家に帰る事になっていました。
所がこの”番傘”が油紙を張ったモノなので、気を付けて借りないと、破れたボロをつかんでしまいます。
どれも破れ傘ですが、小さな穴一か所ならその穴を身体から離れた所に回して、十分に使えますが・・
ある日、ひどい風と共に強い雨が降ってきて、残った破れ傘を借りたのですが、大きな穴が二つ、
どうしても身体が濡れてしまう場所が破れ、途方に暮れて傘を眺めていると、”えっ”母親が迎えに来てくれました。
手には赤い傘と、長靴を持って。当時、母親が姉妹の一人だけの為に何かをする事が無かったので、
この時ばかりは嬉しくて、水たまりの手前で、”おんぶ”をせがんだ事を思い出します。
なぜあの日だけ迎えに来たの?
今になって思うに、その何日か前の日の事、台風接近の為に通学が大変だろうと、母親がバス代をくれたのですが、
一人で乗りこんだバスは反対方向に発車・・(良く解ってなかったのだ)
泣きながら家に帰った娘に、親は落胆し、思い知ったのではないか?
この物知らずの子は、慌てん坊で手間がかかると・・
降ってきた雨に背中を押される様につい、迎えに来てしまったのではないかナ~。等と思ってしまいます。
今どきの台風は怖いね・・
通っていた学校は、家から約一キロ位離れた所にあり、線路沿いの通学路は砂利道で、
雨が降ると、大きな水たまりが所どころに出来て、それを除けながら歩いたものでした。
どの教室にも、壁に”番傘”が沢山吊るしてあり、学校の帰りがけに、雨が降ってくると、
用意の無い人は、それを借りて家に帰る事になっていました。
所がこの”番傘”が油紙を張ったモノなので、気を付けて借りないと、破れたボロをつかんでしまいます。
どれも破れ傘ですが、小さな穴一か所ならその穴を身体から離れた所に回して、十分に使えますが・・
ある日、ひどい風と共に強い雨が降ってきて、残った破れ傘を借りたのですが、大きな穴が二つ、
どうしても身体が濡れてしまう場所が破れ、途方に暮れて傘を眺めていると、”えっ”母親が迎えに来てくれました。
手には赤い傘と、長靴を持って。当時、母親が姉妹の一人だけの為に何かをする事が無かったので、
この時ばかりは嬉しくて、水たまりの手前で、”おんぶ”をせがんだ事を思い出します。
なぜあの日だけ迎えに来たの?
今になって思うに、その何日か前の日の事、台風接近の為に通学が大変だろうと、母親がバス代をくれたのですが、
一人で乗りこんだバスは反対方向に発車・・(良く解ってなかったのだ)
泣きながら家に帰った娘に、親は落胆し、思い知ったのではないか?
この物知らずの子は、慌てん坊で手間がかかると・・
降ってきた雨に背中を押される様につい、迎えに来てしまったのではないかナ~。等と思ってしまいます。
今どきの台風は怖いね・・