アタッて砕いてみる!

オバサン奮闘記

眼腱痙攣

2013年06月10日 | ・・のはなし
    過去の病気の話です。

    車を運転中、コ-ナ-を曲がると急に西陽が目を射しました。
    あまりの眩しさに、無意識に瞼を閉じ、再び瞼を開けようとした時にぴくぴくと痙攣をはじめました。
    家に着くまで、ず-っと痙攣が止まらず、でもその内に止まるだろうと思って様子を見ていました。
                 
    夜になっても収まらず、翌朝、目が覚めると、まだ痙攣が止まりません。困って近くの眼科へ行きました。
    眼球を丁寧に調べて、異常なしと診断されましたが、
    医師は「チック症では無いですね。一度脳神経外科で診察を受けてはいかがでしょう。」と勧めてくれました。
    そのまま近くの神経外科に行ったものの、CTを撮影して異常なし、薬も無し。
    範囲を広げて眼科を何件も回るのですが、結果は皆異常なし。
    今思えば、異常があるのは瞼なので、いくら目玉を調べても無駄な事でした。
                 
    やっとそれに気づいてみたものの、ひっきりなしの痙攣に困り果て、
    辛いので何とかならないものかと再び神経外科を訪れて訴えると、紹介状と画像を持たされて
市立病院へまわされました。
    市立病院では、加えてMRI/MRAを撮影した結果、眼腱痙攣と診断されました。
                  
    医師曰く、方法は投薬か手術ですが、取りあえず薬を飲んで下さいと、パ-キンソン病の薬を処方されました。
    これが又、、飲んだ後が薬が咽に詰まる感じで、それがず-と続いて、一日中気分悪い薬でした。
    痙攣が全く収まらないので、まずはおでこの皮膚が凝り、頭皮が凝り、首、肩、遂に背中に鉄板を入れた様になり、
    虚脱感でぐったりしてきました。薬は半年位で勝手に飲むのを止めてしまいました。通院もやめました。
    誰かと向かい合って話をしていると、おばさんの顔を見ている相手の方が、痙攣に疲れてしまうようでした。
                  
    痙攣が辛いので、少しでも楽になりたくて瞼を閉じました。
    ところが瞼は閉じても痙攣は止まりませんでした。歩いていても、自転車に乗っても、辛くて瞼を閉じる様になり、
    人や電信柱にぶつかりました。そうしている内に、今度は瞼を開けようとする時に、瞬間的に開かなくなりました。
    「さあ、目をひらくぞ!」と目の周りに意識を集中させて、「えいっ!」と掛け声をかけて瞼を開けました。
    車の運転時は、自動で開かなきゃ、手動で開けてやれ!とばかりに、片手で、瞼を吊り上げていました。
    たまたま旅行で台北に行く事になり、上手いと評判のマッサ-ジ店を二件訪ね、全身マッサ-ジを受けましたが、
    「アナタ、カタイ・・・」とさじを投げられました。
    針治療も受けましたが、これは疲れには少し良いようでした。でも、根本的な改善ではありませんでした。 
    あまりに長い間、休み無く痙攣しているので、瞼の腱が切れて 眼瞼下垂になり、瞼が垂れ下がって来ました。
                  
    今はとても感謝している友人の紹介で皮膚科を受診しました。 ここに早くたどり着けば良かった
    瞼の周りの(肛門の様に周りを取り巻く)腱の痙攣を、伝達を止めてしまう切断手術と
                    垂れて伸びた分の瞼を切って、縫い縮める手術を同時にやりました。
    「どんなに痛くても、どんなに無様な顔に成ろうとも構わない、この疲れから解放されたい・・」
    術後の腫れあがった両瞼に、にじんで来る血をガ-ゼで抑えながらホテルに着くと、
    痛みを感じる余裕すら無く、全身の緊張が解けた解放感で、ベッドになだれ込みました。
    聞けば、夜中じゅう大イビキだったそうです。
                         
    術後の診察を受けた後、サングラスを掛けて帰宅。
    数日間は、縫い縮めた瞼が寝ている内に半開きと成り、それによって眼球は乾いて痛みを伴いました。
    目薬を差し、瞼に塗り薬・・そうしているうちに症状も落ち着き、ゆっくり眠れることが実感できました。
    
     穏やかな眠りから覚めたある日、鏡を見ると、
    !!眉が濃い! 縫い縮めた瞼の上まで、もじゃもじゃの眉が広がっていました。
    まるで原始人。次の処置は伸び放題に幅の広がった眉を,自分で通常の位置に整備する事でした。
    「痛っ・たた・・」時に涙を滲ませながら、原始人から現代人へ、伸びてくる眉毛を一本、又一本と抜きました。
    皮膚科で行った手術は痙攣を遮断する対処治療なので、美容整形とは目的も出来上がりも違い、
    以前の顔とは変わりましたが、久々に会う人にも認識?してもらえる程度なので、まあいっかなのです。
 

    病気は身体だけでなく、心を病みますね。こころが折れたら、病気に負けたら・病人になってしまいます。
    実は同時期にもう一つの病気と闘っていました。     
                                         
    

    

     

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3 コメント

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Unknown (ぶなお)
2013-06-11 12:27:49
あの頃は大変だったよね、みんな涼しい顔して色々抱えてるんだよね~
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はじめまして、初コメントです! (めぐみ)
2013-06-14 19:44:03
はじめまして!めぐみっていいます、他人のブログにいきなりコメントするの始めてで緊張していまっす(⌒∇⌒)。ちょくちょく見にきてるのでまたコメントしにきますね(。・・。)ポッ
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めぐみさんへ (おばさん)
2013-06-15 04:03:19
初めての方からのコメント嬉しいです。
変てこなブログを読んでくれてありがとう!
頑張って更新しますね。
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