ここ10年間の健康管理に人間ドックで検査を受けて来ましたが、近年言われるのは脂質の異常。
おばさんの検査結果に危機感を抱いた亭主は、追い出さんばかりにおばさんを急き立てるので、仕方なく自転車で出掛けました。
どこか近所に隠れ家的な、空いている町医者は無いかしらん・・・と思い、
ごく最近、小耳に挟んだ名前があったので、様子を見にそこに行ってみました。
住宅街の一角で見つかった医院の入口に立ってみると、待合室には
風邪ひきの子供を連れたお母さん達がいっぱいなんじゃらけ
閑散とした医者には程遠く、入口から見えない所にも沢山の人が順番を待っていました。
覚悟を決めて受付に向かい、「初めてなんですが、あの、人間ドックで検査したら・・・う- 医者に行けと言われました。」と言うと
神妙な顔だった受付のお姉さんは、笑顔で肩の力を抜き、「はい、ではこれを書いて下さい。」と問診票を差し出しました。
一時間をまわる頃に、お母さん達が子供を叱る声、子供の泣き声が戸外に消えて、待合は老齢な患者さんになって来ました。
そこで遂におばさんも呼ばれました。「初めまして、宜しくお願いします。」とご挨拶。
「はいどうぞお掛け下さい。人間ドックで、何と言われました?」と にこやかな先生。(うん、第一印象は良好)
「はい、脂が多いと言われました。」 ドックの10年間のグラフを見て、「確かに、結果表を診ると右肩上がりですね。」
「はい、甘いものが大好きなんです。」 「バタ-とか生クリ-ム等ですか?」
「全~部です。」 「…」
「まあ、日本人の食事は外人の様に肉をたくさん食べる訳でも無いので、体質なんでしょうけど・・」(そうそう、それなのよ。)
「そうなんです、家は姉妹そろって体質が同じなんです、親(母)も。」(なんか、おばさんに合ってるよ、この先生、相性いいじゃん)
「でははじめなので、弱いお薬を、一日一錠出しておきますね。」
「ありがとうございます。あまり薬は飲みたくないんです。」
「そうですね、解ります。あまり飲む事を気にしなくていいですから、お薬が無くなったら、また来てください。」
(? そうなの、プレッシャ-かけないでくれるのね。益々good)この後 調剤薬局では、忘れずに飲む様言われました。
「但し、薬を飲んだからと言って、食べ過ぎないで下さいね。」
(きゃ!先手打たれた!薬飲んで大っぴらにドカ食いしようと思ったら、見透かされ~)
・・・と云う事で、定期的に薬を飲まねばナンネェ、投薬デビュウとなりました。
そうそう体質ならしょうがないもんね♪
待ってて!私も近いうち、そっち側に行くから!