閉塞中毒 バリケイト伊東 今の日本は閉塞の中で、悶えてる。閉塞中毒だ。日本には見えないおりが張り巡らされてる。日本人はその中で、方向性もなくで動き回ってる。一番ひどく閉塞感が漂うのは、政治だろう。どぶ沼状態の中で身動きができなく、悶えてる。民進党と希望の党が合併したところで、大きい風は吹かない。国民もなにも期待してない。政治は死に体だ。安部の支持率もさがってるが、それでも30%はある。ファシズムおたくの安部にしか依存できない国民はあわれだ。日本にはいい政治家がいない。人間の顔をしたたこ焼きみたいな政治家ばかりだ。日本、いい国の内向きの自画自賛ナショナリズムは、世界的なファースト主義の風潮の中で、ゆがんでゆく。ナチス政権下でのゆがんだ内向きのナショナリズムを思い出させる。幸い、安部はヒットラーのようなカリマス性はないから少し安心だ。日本のカリスマは芸能界にみられるが、昔の美空ひばりとか、高倉健だとかのような圧倒的なカリスマはいない。小粒な芸能人が私生活を売り物にして生き残ろうとしている。テレビに出てくる芸能人はいつも同じ顔ぶれ。国民はあきてる。それでも、テレビ局は視聴率が稼げる芸能人に依存するしかない。日本はすべてが閉塞、そして、虚構だ。多くの日本人は今の閉塞状況を自覚してない。わけわからず、ベルトコンベヤーの上を歩かされてる。歩いてるのではない。生きてる実感のない日本人が日本には山程いるのだ。その中から猟奇的殺人を犯したり、誰でもいいから殺したいなんて言って、実際に殺人をしてしまう人間が出てくるのだ。人は殺さなくても、自分自身に破壊の刃を向けて、薬物依存などのたくさんの悪質な依存者を生み出す。盛り場にはネオンライトが華やかに輝く。ネオンライトは繁栄の象徴ではない。虚構の明かりだ。盛り場をさまよう人の心は空虚だ。このまま、100年後には日本は消えてるぞ。東アジアに栄えた国があったと歴史に記録されるかもしれない。日本の未来は暗い。明かりが見えない。国民は閉塞中毒の自覚もないし、暗黒に光を与える指導者もいない。日本は閉塞中毒の中で静かに腐ってゆく。