東京は言い天気だ。気分はいいのだが、ヘイトスピーチのニュースを見ると暗くなる。また外国人に対してのヘイトスピーチが盛んになってきている。川口市や蕨市に住むクルド人に対して、日本人によるヘイトスピーチが問題になっている。日本から出ていけ、人殺しだとか、さも日本人に対して危害を加えるようなデマ情報を垂れ流しだ。クルド人が日本人に対して何をしたというのだ。川口市ではクルド人より圧倒的に日本人の犯罪が多い。クルド人は世界最大の土地を持たない民族だ。トルコ、イラク、シリア、イランの山岳地帯に住む民族だ。特にトルコ政府からは目の仇にされるてきている。激しい攻撃を受けている。そこで多くのクルド人が日本に避難してきている。一時、在日朝鮮人に対しての激しいヘイトスピーチが問題になった。今はクルド人が標的になっている。ヘイトする連中は同じ系統なのだろう。旭日旗を持ってデモしたり、日本から出ていけとデモしている。最近では、ぶっ殺せとは言わない。脅迫罪で立件されるからだ。激しいヘイトデモに対して最近、埼玉地裁はクルド人団体の事務所から600m以内でのデモを禁じた。これはいい裁決だ。ヘイトスピーチを野放にしておくわけにはいかない。表現の自由、言論の自由とのかねあいでヘイトスピーチ、デモにブレーキをかけなければいけない。どこまでかけるかは難しい。日本政府も政権が変わった。石破総理はヘイトスピーチに対してどんな考え方持っているのか。岸田政権の時、改正入管法が制定された、3回、難民申請すれば、自動的に強制送還される法だ。こんな悪法は変えなければいけない。欧米の国々と同じように難民申請者を受け入れやすくするには時代の要請もある。日本では少子化で慢性的に労働者不足だ。移民を受け入れるにはいいタイミングだ。しかし、国境が海の国で日本人だけで長年、生活してきたから異質な民族、外国人を受け入れるには抵抗があるかもしれない。今の人口減少率では日本は300年後位で人口0になるのではないか。人のいない日本列島では国とは言えない。ヘイトは外国人だけでなく日本人の障害者やアイヌ、部落に対しても行われている。ヘイトする人間のいやらしさは社会的弱者を狙い撃ちする事だ。強い者にはやらない。アメリカ人や、やくざに対してのヘイトスピーチは聞かない。暴力団事務所前で出ていけとヘイトスピーチする人はいない。報復を恐れるからだ。日本人だって外国に行けばアジア人として、ヘイトスピーチされるかもしれないのだ。欧米では差別される。差別、明日は我が身だ。同じ人間でしょう。もう少しやさしくなれないものか。