選挙の効果

総選挙の意味

無党派の潜在意識 バリケイト伊東

2024-11-24 12:26:41 | 政治
 兵庫知事選の結果に納得いかない人が多くいる。なんで斎藤知事が当選したのか。あれだけテレビで連日、斎藤知事のネガティブキャンペーンが行われた。常識的には当選しないだろう。同時期の国会議員の裏金問題では、多くの裏金議員が落選した。衆院選挙でも自民党は過半数を取れず、テレビのネガティブキャンペーンは効いた。ほとんどの場合、テレビ、新聞、のマスコミでのネガティブキャンペーンは政治家の政治生命を奪ってしまう。しかし、斎藤知事は当選した。特別にカリスマ性があるわけではない。演説もへただ。当選する理由が見当たらない。ネットの勝利とか言われてるが、有権者は斎藤知事のパワハラ、おねだりの人格問題には目も触れずマスコミの報道を否定するネット情報を信じてしまった。斎藤知事に投票した人の多くは無党派なのではないか。日本で一番多いのが無党派だ。有権者の50%位が無党派だ。今回の知事選は無党派の反乱だ。この無党派層は既成のマスコミ、既成政党を信用してない。信用しているならどこかの政党を支持するだろう。自民党、公明党、立憲民主党、国民民主党、令和新選組などの既成の政党支持者は、斎藤知事には投票してないはずだ。投票しても、わずかだろう。圧倒的な数の無党層が斎藤知事に票を入れた。無党派層の日本社会への不平、不満、いらだち、将来への不安が知事選で爆発した。選挙が爆発のきっかけになった。斎藤知事はだしにすぎない。斎藤知事でなくても、目立つ政治家なら良かった。無党派の人達も自分等の過激に走る投票行動をわかってないのだ。ネットで斎藤知事を排斥する人や議員を叩く事でうっぷんを晴らしている。無党派の人びとの潜在意識には、日本社会に対しての大きな不信がある。どの政党も生活を良くしてくれない。マンネリ化したマスコミに対しても信用してない。どこのテレビも同じ内容のニュースを放送している。ごもっともな事ばかり言ってる。無党派の人々の感性は正しい。特定の政党や政治家に依存する人々の感性は、少しゆがんでいる。暗殺された安倍に依存した政治家や一般大衆は、私からしたら虚構に偶像崇拝しているように見える。日本はすべてが虚構だが。今後、日本の政治選挙、闘争では無党派の人々の扱いが大切であり、政治の方向性を左右するだろう。今回の知事選はネットの勝利と言うより、無党派の勝利と言ったほうがいい。ネットはあくまでも道具にすぎない。