千代の思いやり弁当

千代は毎週日曜・祝日107歳のお向かいの方へ思いやり弁当をお届けしていました。悲しい事に11月9日旅立たれました。

4月11日(水)うらやましがられ、うれしそう!

2018-04-11 21:50:55 | 日記
介護施設の長椅子でお弁当を開き

食べさせていると

「○○さん いいねえ。」

「○○ちゃん おいしそうね。
お口を大きくあけてね。」

施設の職員の方からの言葉に
ニコニコ笑って、Y 姉様は満更でもなさそうです。




今日はフイットネスがあるので
午前中のマンション掃除を早めに切り上げました。

帰ってすぐに特製弁当に取り掛かります。

お弁当には食べさせやすいように
すべて爪楊枝がついてます。



デザートは ' オレンジムース 'です。



和風のお菓子は清閑院の ’草若み ’



おかきは ’柿のたね ’



お茶と紙コップ、お手拭き、ひざ掛け用ハンカチ
落ちは無いですね。

いやいやオレンジムース用のスプーン、これでそろいました。

だんだん用意が早くなりましたね。



施設では水曜日はボランティアの演奏会は無いようです。
テレビの音が大きく聞こえてます。

直ぐにY姉様を玄関フロアーに連れてきてくださいました。

ひざ掛けをし



紙コップで乾杯、



このお茶が油断できないのです。
すぐに紙コップをご自分で持っていることを忘れ
こぼします。



お弁当を口入れる時、解説をつけます。

「おこわはね、お餅屋さんのおこわだからおいしいでしょう。」

「うん、おいしいねえ。」


「エビフライ大好きよねえ。」

「好きよ。」


「卵焼き甘いよ、おいちゃんほどではないけどね。」

「おいしい。」


「ゆで卵すき~、若い時何個食べた~?」

「うん、好きよ。」


「野菜も食べないとね。」

「うん。」

「大根とろ~っと、とろけるよ。」

「うん、甘い。」


途中で職員の方の見学も入ってうれしそうです。


デザートもハート型ムースをペロリ



きな粉の香りのよもぎ餅



「おいしいねえ。」

かきのたねは器を抱えてご自分で口の中に入れてました。



「これ好きよ、おいしい。」

「ピーナツもどうぞ。」

途中でお茶も

「これから水分をとらないとね、脱水症状起こさないようにね。」

「うん、」



一応、フルコースが終了したころ
勘のするどい Y 姉様は

「まっすぐ家に帰るね。」

「また来るからね。」

まだ何かおっしゃったのですがこちらが聞き取れなく

「また来るから。」

と、同じ言葉を返すと 近くの椅子に掛けていた方が

「自分も一緒に帰りたい、と言ってます。」

「ありがとうございます。通訳していただき。」

その方はそれまでのボーっとした感じから
その時はキリっとした目になってました。

時々でもいいからこんな風になって欲しいです。



Y 姉様のお弁当の残りを 弁当箱に詰め



千代のオーナーに食べさせました。

こちらも嬉しそうでした。







コメント
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