まだ暗いうちから目が覚める。もう老齢か・・・。
9時前には夢の中なんだから当たり前。今時子どもだってもっと遅い。
日常では宵っ張りなんだけど、旅行に行くと早い早い。
泊まったのは「信貴山縁起絵巻」で名前は聞いたことがある
信貴山寺朝護孫子寺歓喜院(通称信貴山)の近く。
奈良で温泉を探したらヒット。いかにも~な「信貴山観光ホテル」。
思ったよりはずーっとよかった。でも、まあ紹介するほどでもないかな?
朝食後、ホテルから徒歩10分の信貴山寺へ。
来年の干支の寅がお出迎えしてくれた。新品でピカピカ。
本殿までの参道の両側には、春日大社にも負けないくらいぎっしりの灯篭。
天平の世界へタイムスリップしたよう。
本殿からは雲海が広がっていた。昇る太陽が刻々と景色を変えていく。
「早起きは三文の徳」というけれど、こんなシーンはそう度々見られるものじゃない。
神頼みなどしたことのない猫の手も、あまりの神々しさに手を合わせた。
そしてタクシーを呼んでまで急いで奈良に戻ったのは、
この列に並ぶため。「お堂でみる 阿修羅」!
9時に着いたのに3時間待ち。みんな何時から並んでるのよ。
チケットは昨日のうちに買っておいたんだけど・・・すごい!
結局2時間待ちで入れた。みたのは10分?
立ち止まって見ていたい人の列もあり、流れはスムーズだった。
橿原神宮方面はあきらめ、唐招提寺と薬師寺にむかう。
10年にも及ぶ大改修を終えた唐招提寺。落ち着いたいいお寺。
お庭にいた不思議な鳥。すずめのようで顔は鶯色。動きが早すぎ。
唐招提寺とは対照的な薬師寺。こちらも国宝の東塔は改修中。
玄奘三蔵院伽藍前の庭。
奈良駅まで戻り、時間に余裕があったので、昨日回り損ねた元興寺へ。
こじんまりとして温かみのあるお寺さん。
奈良の旅はこれでお終い。
計算されつくした様式美を求める京都に対し、
人も町ものどかで暖かくどこかのんびりした感じの奈良、大好き!
来年は遷都1300年の催しでにぎわいそう。
その興奮が冷めたころ、春の飛鳥路や吉野あたりを歩くのもいいかな。
一時大騒ぎされたきもかわいい(?)キャラのセントくん。
どうやらマントくんに圧勝したようだ。
観光案内所にドーン。やっぱりかわいくない!