糸井ひろしの気まぐれ日記

日本共産党群馬県西毛地区委員会役員の日々のあれこれ

弱肉強食?

2012-11-06 | 雑想

 今日は一日党内での会議でした。

 スケジュールの調整や当面のとりくみなどを話し合ったわけですが、私の場合、地区委員会をまたいでの活動となりますから、一カ所の話でオッケーというわけではありません。なかなか簡単ではありませんね。ちなみに、群馬4区のはぎわら貞夫予定候補は、西毛地区委員会だけで大丈夫なんですが。

 若い人たちや子育て世代、というと、ギリギリで私はアウトに入るんだろうなと最近は思っています。何しろ上の娘が19になりました。立派な「若い世代」ですよね。

 わが子は3人とも、小学校、中学校とずっといじめられて、世の中の「人並み」の枠からはすでに外れていますし、そのために親が苦労する覚悟はとうにできていますから、そのことを苦にしてはいません。

 ですが、独り立ちしてもらいたいと思うのも一方では確かなことで、その点、心配に感じることも多くあります。

 

 親なら誰しも、わが子が健康なら「せめて人並みに働いて独り立ちしてもらいたい」と願うのはあたり前のことだと思います。私だってそう思ってますとも。しかし、今の世間様はそう簡単ではありませんね。

 勝ち負けが大事にされ、勝てば何をしてもよいとか、負けることは罪であるかのような風潮を感じます。負けた方は「努力不足」や「能力不足」だと、つまりは本人の責任であるような言われ方をする。

 本当でしょうか?

 もうひとつ。ある人々は「自然界は弱肉強食の世界だ。資本主義の世の中も然り。弱い者は淘汰されることが自然だ」と言います。

 本当でしょうか?

 どちらも、強いものが正義とか、絶対であるかのような考えだと思うのですが、私はそうは思いません。社会というのは、強いものが弱いものを守ることが大原則だと思うんですよ。だからこそ人類は発展し、繁栄してきたのだと思うんです。

 弱肉強食だって、それが「自然」だというのは一面的だし、第一、正しい見方だと思いません。草食動物にも強い者はいるし、植物が弱いのかといえばそうではありません。「強い」「弱い」という尺度で自然をとらえること自体が正しくないと思うんです。

 強い者は優しくなきゃあ。と思いませんか?

 消費税の増税で庶民の負担ばかりを増やすような政治は、やっぱり正しくないなと思います。