糸井ひろしの気まぐれ日記

日本共産党群馬県西毛地区委員会役員の日々のあれこれ

さむっ!

2012-11-15 | 日記

 今日は朝から嬬恋で街頭宣伝の予定でした。集合場所まで2時間近くかかるので、朝7時過ぎには家を出ました。

 実を言うと、昨日の天気予報で、嬬恋や草津は冷えこむことが予想されたので、昨日のうちにカミさんにお願いして、コートを買ってもらってました。

 で、今朝、出るときに「一応」コートを羽織ってクルマに乗り込んだのですが、本音を言えば迷っていました。「コートにはちょっと早いんじゃないか」などと思いながら、倉渕町を走っていました。

 我が家から集合場所までは、倉渕~二度上峠~北軽井沢のコースが近道。で、二度上峠にさしかかると、道路の両脇に白い物が。雪です。

 しかし路面は乾いていたので、あまり気にせず峠に。そして峠を少し下ると、とたんに日陰に路面凍結!おお~...。

 

 と、目の前にこんな風景が。

 

 浅間山が...。思わず道の端にクルマを寄せて止め、写真を撮ろうとクルマのドアを開けて外へ出た途端、自分の吐く息が白くなって吹き出しているじゃないですか。

 

 その後は慎重に峠を下って嬬恋へ向かいました。途中の道路上の温度計は『3℃』。ひゃ~!

 

 結論から言えば、コート持参で大正解!宣伝が無事にできました。しかし、下半身はスースーします。ああ、ズボン下も必要だったか...。

 

 午後は草津へ。やはり街頭から日本共産党の政策などをお話ししました。日陰に入ると空気の冷たさが尋常ではありません。

羽部草津町議と一緒に行動しました。草津の道の駅で休憩中、道路の温度計は2℃!!...冬だ。

「もう2℃ですよ」と言うと、羽部さん、笑って「今みんなと『まだ2℃だね』って話してたんだ」と言われました。いやあ、西部吾妻の寒さ、空気の冷たさにはビックリしました。侮れませんね。

 

 野田首相が解散・総選挙の時期を明らかにしました。ゴールの見えない、もやの中を走っていると、突然目の前にゴールが現れた感です。地方議員のみなさんは、それぞれ12月議会の最中での総選挙です。

 

 いそがしくなります。


社会科見学

2012-11-12 | お知らせ

 今日は金井久男市議と一緒に訪問。訪問先は、プラスチック部品成形の会社と碓氷製糸工場です。

 プラスチック成形会社の社長さんとお会いして、お話をうかがいました。長年のお得意さんがいるので、簡単に事業をたたむわけにもいかないけれど、決して安泰な状態ではないとのこと。中小業者のみなさんの苦しみは、町工場に務めていた私もよく分かるつもりです。

 私が直接経営に携わったわけではありませんが、小さな工場だと経営の良し悪しって、伝わるもんです。発注元、取引先の言いなりにならなければ仕事ももらえず、ようやく仕事を受けられても、すぐに「コストダウン」=単価切り下げが行われ、極端に短い納期でも受けざるを得ず、納期を守ると、また単価切り下げ。

 

 日本の技術や生産を支えてきた町工場。言葉ではいろいろ激励もされますが、経営などは、とどのつまりが「自助努力」と「自己責任」です。こういう部分だけは大企業と横並びで評価される。結局大事にはされていないんです。

 中小だろうと大企業だろうと、仕事のやりとりをやる以上は対等に話し合いができるようにならなければ、中小業者の努力にも限界があります。

 

 この工場を後にして、次に訪れたのは碓氷製糸工場。群馬県の誇るべき伝統的な工業、絹の生糸を作ってきている工場へお邪魔

して、見学もさせていただきました。

 「原料がない」と、組合長さん。原料となる繭をつくるための養蚕を行う農家がどんどん減っていて、「いつまで続けられるだろうか」という状態だそうです。

 現在養蚕を行っている農家は全国で600軒程度だそうです。高齢化もあり、当然後継者の問題も深刻。原料がなければ作りようがありません。

 工場を案内していただきながら、見学をさせていただきました。

 細く、繊細な繭から糸をとりだす光景はとても素敵。「メカ好き」の私のハートを一撃で射抜きました。

 

 とにかく人の手がかかる作業。そして繊細な作業です。絹の高価さを思い知ります。

 品種のまったく違う繭から糸を取り出す人たち。ここには人がつきっきりです。

 

 「バブルの時代、繭の値段だけが下がっていった。農家のみなさんは、もうからないからやらなくなる。ここがターニングポイントだった」と組合長。なんだか「もしTPPに参加したらこうなる」話を先取りにしたような話です。

 桑畑もすっかり減り、養蚕をしている農家も周辺では1軒だけになったのだそうで。これを「文化遺産」にするのか、産業として位置づけ、復興させるのか...。


プレゼント

2012-11-07 | 日記

 今日、44歳になりました。

 4区のはぎわら予定候補が手作りで作ってくれた宣伝カーで使用する弁士の垂れ幕、私の年齢が書いてあるんですよね...。

 「はぎわら貞夫」に対して「糸井ひろし」。一字分私の方が少ない。で、余った場所に「43歳」って。

 

 もっと早く解散するかと思ってたんですが、どうもズルズルしてて。私の立候補決定の記者発表からもうすぐ半年が経とうとしています。周囲からは、「総選挙って、ゴールが見えないから大変だよね」とねぎらいとも同情ともとれる言葉をいただくこともしばしば。

 まあ、そんなものでしょう。

 

 今日は午前中、渋川市内で街頭から党の政策を訴えて回りました。党のポスターを張っていただいている家の前で話し始めたら、家の中から家人が出てきて、ずっと私の話を聞いてくださいました。

 話を終えてからその方のところへご挨拶。「私の思っている事を代弁していただいてありがとう。ほんとに、今の世の中なんとかしないとね。がんばってください」と多いに励まされました。で、宣伝カーに乗り込んだら、同行していた党員が一人、なかなか戻ってきません。戻ってきたと思ったら、両手に大きいペットボトルのコーヒーやジュースなどを抱えてきました。差し入れです。

 

 私は昨日が宿直で、夜までPTAの会議なんかで走り回り、帰ってみればカミさんは大残業で帰りが遅く、なんとなく寂しい誕生日ですが、活動をするなかで、いいこともあったし、ま、いいか。

 


弱肉強食?

2012-11-06 | 雑想

 今日は一日党内での会議でした。

 スケジュールの調整や当面のとりくみなどを話し合ったわけですが、私の場合、地区委員会をまたいでの活動となりますから、一カ所の話でオッケーというわけではありません。なかなか簡単ではありませんね。ちなみに、群馬4区のはぎわら貞夫予定候補は、西毛地区委員会だけで大丈夫なんですが。

 若い人たちや子育て世代、というと、ギリギリで私はアウトに入るんだろうなと最近は思っています。何しろ上の娘が19になりました。立派な「若い世代」ですよね。

 わが子は3人とも、小学校、中学校とずっといじめられて、世の中の「人並み」の枠からはすでに外れていますし、そのために親が苦労する覚悟はとうにできていますから、そのことを苦にしてはいません。

 ですが、独り立ちしてもらいたいと思うのも一方では確かなことで、その点、心配に感じることも多くあります。

 

 親なら誰しも、わが子が健康なら「せめて人並みに働いて独り立ちしてもらいたい」と願うのはあたり前のことだと思います。私だってそう思ってますとも。しかし、今の世間様はそう簡単ではありませんね。

 勝ち負けが大事にされ、勝てば何をしてもよいとか、負けることは罪であるかのような風潮を感じます。負けた方は「努力不足」や「能力不足」だと、つまりは本人の責任であるような言われ方をする。

 本当でしょうか?

 もうひとつ。ある人々は「自然界は弱肉強食の世界だ。資本主義の世の中も然り。弱い者は淘汰されることが自然だ」と言います。

 本当でしょうか?

 どちらも、強いものが正義とか、絶対であるかのような考えだと思うのですが、私はそうは思いません。社会というのは、強いものが弱いものを守ることが大原則だと思うんですよ。だからこそ人類は発展し、繁栄してきたのだと思うんです。

 弱肉強食だって、それが「自然」だというのは一面的だし、第一、正しい見方だと思いません。草食動物にも強い者はいるし、植物が弱いのかといえばそうではありません。「強い」「弱い」という尺度で自然をとらえること自体が正しくないと思うんです。

 強い者は優しくなきゃあ。と思いませんか?

 消費税の増税で庶民の負担ばかりを増やすような政治は、やっぱり正しくないなと思います。

 


励み

2012-11-03 | 日記

 いつも感じていることなんですが、候補者って、一人ではつくづく無力だと感じます。一人でできることなんて知れてるんですよね。

 こんな風に書くと「思い上がるな」だとか、逆に「なんでもできなきゃダメだ」とか言われそうですが、少なくとも私は無力です。

 もともと私は人見知りがちなんです。あまり信じてもらえませんが。で、今日一緒に行動した安中市議の桜井ひろ江とそんな話をしていて、当の桜井市議も「実は私も」なんていう告白を聞いてビックリ。物怖じしない性格でおおらか。やさしさと強さを併せ持つ市議で頼もしい。でも支部、党員のみなさんと一緒に行動することで元気をもらえるといいます。

 

 私たちの支えは党員のみなさんや、応援してくださる有権者(だけじゃないな)のみなさんです。

 高崎イオン前で可能な限り日曜日の夕方に、はぎわら貞夫4区予定候補と一緒に街頭宣伝を続けているのも、みなさんの応援、激励があればこそ。はぎわらさんがここでの宣伝を積極的にやるのは、ひとえに、通りかかった皆さんが車中から手をふってくださる、その激励に励まされるからなんですよ。たとえ小学生のみんなが、おもしろがって手をふっていたとしても、です。

 

 候補者の看板を背負っていれば、一人でどこへでも行けるかと言えば決してそうではありません。支部党員のみなさんに連れて行ってもらわないと、行ける場所なんて知れてます。街頭から訴えようと思っても、どの辺りでやればいいかわかりませんし、第一、一人で運転して一人でしゃべって、終わったらおもむろにクルマに乗り込み、また一人で走り去るなんて、考えただけでも寂しすぎます。

 

 一党員の立場で言えば、候補者によって励まされたり、「この候補者なら」と力を発揮できたりする。その力を引き出すのも候補者の役目なんでしょう。しかし、私自身のほうが励まされることが多いような気がします。

 お互いに支え合い、励まし合うというのは、こういうことをいうのでしょうか。自分が元気になるために、候補者として、みなさんを元気にできるよう努力したいと思います。