3話より再開っ! 雲上の出来事のような本作。今回は事務所内政治の絡んだビル建設の騒動だった。契約会社に負けを認めさせるという取り引きだったが、汚い手口を察知してバッサリ汚職弁護士ごと斬っていた。事務所内で干されるのにはそれなりに理由があったということか。鈴木の恋は甲斐の秘書が思いの外高いスパイスキルと忠誠心を見せて破局と相成った。まぁ確かに現状だけ見ると無理筋だったからなぁ。新しい相手が現れるのか、それとも関係性や互いの思考が変わる形でまた再燃するのか? まだわからない。鈴木の恋はまぁ個人的なことだから置いとくとして、甲斐達が上杉を目の敵にする理由もそろそろ知りたい所だ。
1話より煽りが激しいっ。ちょっとギャグ気味にかましてくる件もチラホラ。三木の髪を掴むシーンなんかはハラハラした。砂浜で生まれて、海に還ろうとする海亀の子供達を蹴散らすようなバイオレンスだよ。ストーリー的には半沢サイドも結構やらかしているというね。犯罪云々に関してはグレイゾーンなんだ。それにしても主人公半沢のあの被弾も被害も危険も省みないパッションは一体どこから湧いてくるのか? やはり戦闘型の人物を怒らせるのは恐ろしいことだな。民事裁判でも大半の人は結構酷い目にあってもまず起訴自体しないもんね。活動や生存その物に直結している場合はともかく、人と積極的に争うにはエネルギーが必要なんだな、と。再確認できる物語でもあるかな?
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ゼロツー登場っ! なぜ予測したのに会社をブッ壊し、迅に一回肉壁させたのか? と思わせつつ変身っ!! 秘書の処理容量が衛星一個分だったりもしたがアークからして電子生命体みたいになってきたから、いつの間にか秘書自体がゼアの依り代になってたんだろうな。もう虚空から物質をバンバン創ってるから何でもありじゃっ。ただ秘書のプログライズキーだっけ? 中枢機構。それを変身ガシェット化しているから今、秘書の頭が空っぽになっている気もしないではない。あのガシェットと中枢機構を共有している場合、秘書本体はガワのみ、ということかな? これも虚空から頭の中身は再構成したから大丈夫だっ! というパターンもあり得るが。そしてゼロツーはシャイニングフォームをそのまま発展させたシンプルなスペックだった。アークがほぼドードーの強化した怨念アタックや脳チップ干渉以外はシンプルなスペックだったから似た者同士でゼロツーの方が上位互換な対比。能力的に描写が地味になるのは致し方なし。前回の共闘による撃退との違いは一応完全にイガイガボールを消すことはできている、ということかな? アークの本体は衛星の方に移ってた、というかバックアップ起点を衛星に設定していた、っぽい、感じ?? たまに本気になるが、ちょいちょい手加減するアークの半分は『優しさ』でできているに違いないっ!
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瀬奈と銀の回。瀬奈の立ち回りは演劇なんかでしばしば見られる『あまり解説せずに同じスタンスの言動と行動を繰り返して主人公を翻弄するヒロイン』の人物像を思わせる物があった。幽霊だったり幻覚だったりロボットだったりすることが多い人物像なイメージがあるけど。これをある種、逆にして幽霊物や幻覚人物をテーマにした話、対話可能ロボット物等のヒロインに原則論リピート型の人物を配置したりすることもあるよね。まぁ別に瀬奈は幽霊でも幻覚でもロボットでもないけど。今回の瀬奈はあくまでチームワークとお節介。単独行動タイプで、尚且つ幸運にも過去の失敗を挽回する機会を得た銀をサポートして修正しようという主旨だった。それ以外だと、ギャグ系怪人とギャグ系作戦の方がむしろ凶悪になる法則を改めて見せ付けた回でもあった。ギャグを非ギャグ時空に当て嵌めるとその摂理の『ズレ』からバイオレンスが発生しちゃうぜ。ヤバっ。
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裏切り者は意外と腰が引けてる感じだった。ゲスムーヴ系、というより軽い気持ちでやらかしちゃった系? 米兵側のガチ勢と絡む前に投降する形になるなら生き残れそうな気もしてきた。アンダーワールドの方はアリスを逃しつつ、シノンVS新アバターの黒幕さん。黒幕さんのステータスがどうなってるのか激しく謎なファーストコンタクトになっていた。心意システムは狂人優位過ぎるっ。呪いを解いた切断騎士と拳闘士は無力化か。『必殺ラヴラヴ心意ボンバーっ!!』的なモノは炸裂しないのだな・・・。暫くやや三枚目的な動きをしていた包丁男は実は大物で、ややこしい心意の使い手でもあるようだ。ホイホイ乗せられた中韓勢の大量ぶっ込みにはアスナも「ブファッッ?!」と突然吐血せざるを得なかった。取り敢えず気配を消しているリーファがどれくらい戦力になるのかが気になるところだ。