野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

やっと咲きだした春の花たち

2012-03-25 | 植物園

 

 今年の春は鳥が少ないだけでなく、春の花の開花も遅かった。が、やっとこのところの日差しで、春の花たちも少しずつ待ちかねた顔を見せ始めたようだ。

 春の暖かな日差しを集めているようなサンシュユの花

 

 

 ミツマタも花の周りから少しずつ開き始めた。

 

 枯葉を残したまま咲いているシナマンサク

 

 3月も下旬になってやっと梅も満開、がいつもより3週間は遅い。

 

 

 

しだれ梅も

 

 足元には大きなフキノトウ、これはアキタブキなので大きいのだろうか。

 

 トサミズキ、よくヒュウガミズキと間違えてしまうので、私はトサミズキは土佐の高知で背の高い方と無理やり覚えている。

 

 アセビ

 

 これは珍しい、ウチワノキと言うそうだ。

 

花の形はレンギョウに似ている。朝鮮北部原産のモクセイ科の植物で、名前は実の形が団扇に似ていることからつけられたらしい。

 

 

 林の中を歩くと春蘭が顔をのぞかせている。ジジババやホクロの古名をもつ、癒し系の山草だ。

 

ピンク色の星形の花を咲かすウグイスカグラ。早春の山道でよく見かける花だがあまりにも小さいので、知らない人は気づかず通り過ぎて行ってしまう。

 

 

 アマナも咲いていた。

 

 

  キバナアマナ。初めて野に咲く姿を見たのは粟島に行ったときだ。それまで本や植物園でしか見たことのない種を野外で見かけると、とても嬉しくなってしまう。

 

陽気に誘われて、ショカツサイ(ムラサキハナナ、オオアラセイトウなど異名が多い)やスミレ、ヒメオドリコソウといった路傍の花も咲きだした。

 

 

 

 これはあまり見かけなくなった、ジロボウエンゴサク。ジロボウ(次郎坊)とはスミレの太郎坊に対して付けられた名らしい。

 

マムシ草の仲間、ミミガタテンナンショウも地中から異様な姿をのぞかせている。

 

 お終いは春の妖精カタクリ。

 

 まだほとんどが蕾状態で諦めかけていたところ、やっと開花したてのカタクリを見つけた。

 

 

今日はこの辺でお終い、いよいよ春本番だ。