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野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

森林公園の秋

2012-10-10 | 公園

 

 ピンク色を帯びた白蝶草

 

 コキアが見られるということで、3連休の最後の日武蔵丘陵森林公園に出かけてきた。天気も良く中央口前は開園前から、大勢の人が行列を作っていた。何時もは閑古鳥が鳴いている此処で、こんな賑わいを見るのは何年振りだろう。

 

入り口わきのリスの人形

 

 いつものようにまずは南口方面の橋を渡り、疎林地帯を抜けて運動広場へ。

 

前方にコスモス花畑が見えてきた。

 

 

奥の赤は彼岸花。風もなく少し汗ばむほどの陽気になってきた。

 

 

 

 このバックの赤は彼岸花

 

 彼岸花も見ごろは過ぎてはいたがまだ充分見られた。

 

 運動広場からはポンポコマウンティンの傍を通り、アザミクボ沼を抜け、野草コース方面へ。林の中にはキノコがたくさん生えている。

この真っ赤なタマゴタケは派手な色をしているが毒キノコではない。私はまだ食べたことがないが、ヨーロッパでは近縁の西洋タマゴタケを「帝王のきのこ」と呼んで食べているそうだ。

 

 山で初めて見たときは幼菌をトマトと勘違いしてしまった。

 

 これもカラフルな茸

 

 野草コースでは今時分は見られる花が少ない。タイワンホトトギス

 

匂いがするので見上げたら、キンモクセイが咲き始めていた。

 

 もう一度中央口に戻ってからわんぱく広場へ。お目あてのコキアはやっと色づき始めたばかり。

 

 

 よく見ると花が咲いている株もある

 

渓流広場の向かい側は紅黄果樹園。銀杏は緑色を落とし、お色直しの最中だ。

 

その先はコリウス畑のある公園庭園樹園。

 

 

9時半の開園から3時間弱も歩き回った。少し疲れてきたので都市緑化植物園で休みがてら昼食にした。

お昼を食べてからはボーダー花壇へ。シュウメイギク

 

イヌサフランが見ごろを迎えていた。

 

 

 

 ユリ科の花、名前はメモし忘れた。

 

 これはキクバヒマワリ

 

 帰りのルートは山田大池をぐるっと回って帰ることにした。彫刻広場の前の池でガガブタやミズオオバコの花を見つけた。

 

 

 お終いは針葉樹園の一角に咲いていた原種シクラメン。この時期この清楚な花に会うのはここへ来る楽しみの一つになっている。。

 

 

  たくさんの花に出会えて、今日もいい一日だった。

 

 

 

 


大山から日向薬師へ下る

2012-10-08 | 登山

 雨の中、丹沢の大山を登ってきた。秦野からバスに乗っている途中、山のふもとに見事な虹がかかった。こんな時は大体天気が荒れるぞと思っていたら、予想通りヤビツ峠についた途端、風と雨が激しく降ってきた。バス停傍のトイレのわきで雨具の用意をしながら、雨風の収まるのを待った。が心掛けがいけないのか、まるで収まりそうもない。仕方がないので、塔ノ岳への縦走は諦め、大山登山へと変更した。

 

 ヤビツ峠バス停。同乗者は10人ほどだったが、塔ノ岳方面へ向かったのは二人だけ。

 

梢越しに相模湾が望めるはずだが……、それでも何とかうっすらと海らしきものが見える。

 

 すぐ前をキジが横切って行ったのだが、望遠レンズをザックから出そうとまごまごしている裡に逃げられてしまった。

 

一時間ほどの登りで頂上近くの階段が見えてきた。

 

大山奥の院の大鳥居

 

風と雨が激しく吹き付ける中、庇の下を借りて遅めの朝食を頂く。

 

 絶景はガスの向こう

 

 頂上付近の小梨の実

 

 30分ほど雨風を楽しんでから下山。シカ除けの山道はグレーチング階段というようだ。「シカやイノシシなどの蹄をもつ動物が格子状の構造物を歩くのを嫌がる性質」を利用したものという説明があった。

 

 

 雨降りの登山はいやだが、たまにはこんな生き物にも出会えるのが嬉しい。意外と逃げ足が速かったので、捕まえてポーズを撮ってもらった。

 

 まだ色を残していたマルバタケブキ

 

 マムシ草(の仲間)の実はもうすぐ赤くなるのだろう

 

 見晴らし台まで下りてきた

 

 晴れているときはここからの相模湾の景色も素晴らしいのだが、今日は想像で見るしかない。

 

1時間半かかって日向薬師へと下った。頂上での嵐は一体どこへやら、日差しがさすようになり一気に汗ばむほどの陽気に変わった。

 

 随分と背の高い案山子

 

 この辺一帯は彼岸花の名所、大勢のカメラマンが押しかけていた。

 

 

 白花も

 

 

あぜ道の沿って

 

 

 15分しかバスの時間に余裕がなかったので、日向薬師へは行けず。

 見上げると山の上は相変わらずのガスで覆われていた。

 

 3時間ばかりの雨と風の中の登山、下山先では日向薬師の彼岸花を束の間見ることができたので、まあまあ来た甲斐があったというものだろう。

この辺で。