街道沿いに家並みが続くようになります。
バス停「砂原」(八日市場イ)。
バス停「仲町」。
「裁判所→」。
「千葉地方裁判所八日市場支部」。
「塚本弓具店」。
なかなか素敵な店構え。
八日市場の中心街に入ってきます。
ところで、「八日市場町」とは?
かつて毎月八日に市が開かれ、市場町として発展した。「八日市場」の名はこれにちなむ。似た市名としては、滋賀県の八日市市(ようかいちし、現東近江市)があった。また、匝瑳(そうさ)市に改称後もかつてのイ〜ホの前に「八日市場」の名が付いている。(「Wikipedia」より)
匝瑳市は、平成18年1月23日、八日市場市と匝瑳郡野栄町が合併して誕生した市です。
市の名称については、八日市場市・野栄町合併協議会において、15歳以上の住民を対象に両市町の名称を除いて行ったアンケート調査で1位であったこと、また、両市町の(旧)郡名でもあり住民が共有して一体感の持てる名称であったことから決定しました。
匝瑳という地名は、現存のものでは、奈良東大寺正倉院に伝わる庸調(朝廷に納めた特産物)に見られる天平13年(741年)の記録が最も古いとされています。
匝瑳という地名の由来は、平安時代前期の歴史書「続日本後紀」によれば、5世紀の終わり頃から6世紀のはじめにかけ
て、畿内(現在の近畿地方)の豪族であった物部小事という人物が、坂東(現在の関東地方)を征した勲功によって、
朝廷から下総国の一部を与えられ、匝瑳郡とし、小事の子孫が物部匝瑳氏を名乗ったと伝えられています。
※匝瑳の語源については、諸説あって定まっていませんが、発音での「さふさ」という地名があり、「さ」は「狭」で美しい、「ふさ」は「布佐」で麻の意で、“美しい麻のとれる土地”であったとする説や、「さ」は接頭語で、「ふさ」は下総国11郡中で最大の郡であったことに由来するという説があります。
(この項、「匝瑳市」HPより)
この付近の今昔。
(1880年代)
(現在)「八日市場駅」は、右上。
観光案内版。
看板建築。
「灰吹屋薬局」。大網以来、久々に見ました。
重厚な建物が左手に。
「坂本総本店」。
東金と銚子を結ぶ旧道沿いに建つ商家。この一帯には、昭和中期頃まで土蔵造の建物が多く並んでいたが、現在ではほとんど残っていない。往時の街道に沿った八日市場の集落景観を偲ばせる。
地棟下端にある墨書に、明治38年(1905)に建てられたことや、棟梁名(大木勘□)が記されている。平入の切妻造瓦葺、黒漆喰塗の土蔵造2階建。正面には庇が付くが、庇には鉄棒が掛け渡してあり、かつては地面に置いた重しとの間に暖簾をかけていた。正面庇の屋根には「坂本総本店」の大きな看板がのせられ、軒樋の呼び樋(鮟鱇)にも「坂本」の名がみられる。
国登録有形文化財(建造物)。
(この項、「千葉県教育委員会」HPより)
『坂本総本店』は、創業、文化2年(1805年)。
千葉県北東部にある『八日市場』という土地に、店をかまえています。 『八日市場』は、昔、江戸と銚子を結ぶ浜街道の宿場町でした。地名の由来は、元亀・天正(1570~1592)年頃、毎月八日、十二日に住民のために、市場が定期的に開いていたとされています。
現在の店舗は、黒漆喰塗の土蔵造りで明治三十八年に創建されました。 平成九年に国の『有形文化財』に指定されました。
坂本総本店は、文化2年(1805年)の江戸後期に創業しました。 その当時の八日市場には、茄子畑があり、「茄子」を砂糖漬けにした銘菓『初夢』を創りあげました。 そして、明治四十四年に大正天皇が皇太子のとき八日市場を行啓された際に献上した銘菓『落花煎餅』がございます。 千葉県特産の「落花生」をつかったお煎餅、『落花煎餅』を創りあげました。 お菓子に使われている素材は、ほとんどが、農畜産物です。 卵、砂糖、小麦粉、乳製品、そして、茄子、落花生など、大地から生み出された「恵み」であり、「贈り物」と考えています。 坂本総本店がつくる『初夢』、『落花煎餅』で扱う「茄子」「落花生」は、千葉県から贈られた大切な「素材」と思っています。 私たちは、その「素材」に感謝し、それを活かした美味しさを生み出すこと。 そして、その美味しさをお客様にお伝えし、お届けすることが坂本総本店の仕事と思っております。(「」HPより)
「鶴泉堂」。
「創業天明元年霜月」。
天明元年(1781年)創業より千葉県匝瑳市に店を構える長き歴史をもつ老舗和菓子屋「 鶴泉堂 」
安政の時代には、朝廷に献上され「鶴屋和泉掾」の称号を賜った
店舗は昭和初期に建てられ平成24年に国の登録有形文化財に登録
(「鶴泉堂」HPより)
この建物も、商家。
今回は、ここまで。右折して八日市場駅に向かいます。
「市内循環バス・東本町」、「桜まつり」の幟。
駅前の観光案内所。
「匝(めぐり)の里」。
※「匝」ぐるりとまわる。 また、周囲をぐるりと取り巻く。
「イヌマキ」の大木。
総武本線「八日市場駅」。
この先、「銚子往還」道は、総武本線から離れて進むことに。
次回は、八日市場駅から旭駅まで歩きます。バス路線もなさそうです。