寒暖の差が激しい、今日この頃の東京地方。
バショウもいよいよ色濃く。他の木々も。
ヤマアジサイ。
小ぶりですが、それぞれ鮮やかな色合い。
地植えのガクアジサイ。
ヤマアジサイ。
ユスラウメ。
赤く小さな実がいっぱい。
ユスラウメは、サクラの花が咲きだすころ、ウメに似た5弁の白~淡紅色の花を枝いっぱいに咲かせ、梅雨の初めごろ直径1cmほどの真っ赤な小さい果実がつきます。熟果は生食でき、小果樹としても扱われています。中国原産ですが、江戸時代の初期にはすでに栽培されていました。当時は「桜桃」と呼ばれていましたが、明治時代になってサクランボとの混同を防ぐため「朱桜」(ユスラウメ)と呼ばれるようになりました。(「みんなの 趣味の園芸 NHK」より)
和名ユスラウメの由来について、植物学者の牧野富太郎の説によれば、食用できる果実を収穫するのに木をゆするのでこの名がつけられたのではないかとしている。
現在では、サクラを意味する漢字「櫻」は、元々はユスラウメを指す字であった。ユスラウメの実が実っている様子を首飾りを付けた女性に見立てて出来た字である。(この項、「Wikipedia」より)
京鹿子(きょうがのこ)。※「きょうかのこ」ともいう。
つぶつぶのつぼみとふわふわとした密集して咲くお花、紅葉にも似た形の良いすっきりとした葉との組み合わせがたいへん美しい植物です。古くから茶花としても愛されてきました。名前の由来は京染めの文様「鹿の子絞り」からきています。
似たお花にシモツケやシモツケソウなどがあります。山野草の中では比較的丈夫で育てやすい方です。
(「オザキフラワーパーク」HPより)
百花園で初めて見ました(これまで気がつかなかっただけかも)。大変すてきな花です。
「京鹿子」といえば、歌舞伎の「京鹿子娘道成寺」が浮かびます。女形の踊りとして最高峰だと思います。
『京鹿子娘道成寺』(きょうがのこむすめどうじょうじ)
紀州道成寺を舞台とした、安珍・清姫伝説の後日譚。
桜満開の道成寺。清姫の化身だった大蛇に鐘を焼かれた道成寺は長らく女人禁制となっていた。以来鐘がなかったが、ようやく鐘が奉納されることとなり、その供養が行われることになった。
そこに、花子という美しい女がやってきた。聞けば白拍子だという。鐘の供養があると聞いたので拝ませてほしいという。所化(修行中の若い僧)たちは白拍子の美しさに、舞を舞うことを条件として烏帽子を渡し入山を許してしまう。
花子は舞いながら次第に鐘に近づく。所化たちは花子が実は清姫の化身だったことに気づくが時遅く、とうとう清姫は鐘の中に飛び込む。と、鐘の上に大蛇が現れる。
…と、一応上のような「あらすじ」ではあるが、実際にはその内容のほとんどが、構成の項で解説した主役による娘踊りで占められている。つまり、本作のあらすじは舞踊を展開するための動機と舞台を用意するための設定で、劇的な展開を期待すると作品の方向性を見失ってしまう。まずは演者の踊りそのものを鑑賞するのが、この作品の要点である。
歌舞伎舞踊の粋[編集]
明治14年4月東京市村座上演の『鎮西八郎英傑譚』から中幕『春色二人道成寺』を描いた役者絵。
『娘道成寺』は、舞に華麗さ、品格の高さが要求されるのみならず、1時間以上をほとんど一人で踊りきるので、芸の力と高度な技術に加え、相当の体力が必要となる。
歌舞伎舞踊の頂点をなす作品で、過去に多くの名優がこれをつとめてきた。初演以後は、三代目坂東三津五郎、四代目中村芝翫、九代目市川團十郎、五代目中村歌右衛門、六代目尾上菊五郎、七代目坂東三津五郎、六代目中村歌右衛門、七代目尾上梅幸などの名優がつとめ、現在では七代目尾上菊五郎、十八代目中村勘三郎、四代目坂田藤十郎、五代目坂東玉三郎が得意としている。
成駒屋では五代目中村歌右衛門がこれを当り役として以来、一門の歌右衛門・芝翫・福助の襲名披露興行で必ず出す演目となっている。
「劇聖」と呼ばれた九代目團十郎は、立役でありながら十代の頃は『娘道成寺』を毎日踊ることを日課としていた。後に本人は、この踊りには踊りの要素のすべてが入っており、所作の基礎訓練には格好の教材だったからだと述懐している。また、六代目菊五郎も『娘道成寺』で多く評価を得たが、本人はまだまだ不本意だという感が常にあったらしく、死去するさいの辞世の句「まだ足らぬ おどりおどりて あの世まで」の「おどり」は、この『娘道成寺』を指している。
(この項、「Wikipedia」より)
ザクロ(柘榴)。
ドクダミ。園内のいたるところに。
原産地が東アジアのドクダミ科の多年草。 独特な匂いでコンクリートの割れ目からも生えてくるくらい強く、抜いても抜いても生えてくると、雑草扱いされることも多い草花だが、化学薬品のなかった昔は民間治療薬としてゲンノショウコ、センブリとともに日本の三大民間薬の1つとされる。どくだみ茶やハーブ、野菜として利用されることもあり、このような需要のため商業的に栽培されている。また観賞用として栽培されることもあり、欧米でも東洋のハーブとして人気がある。
ウメもに実がなって、唐紅梅。
ぼけ(木瓜)にも。
「東京スカイツリー」。
めっきり初夏めいた百花園でした。明日は、急激に寒くなるとか。