これが朝日新聞の教えるメディアリテラシーです

2015年03月09日 | 日記
gaccoのオンライン講座『メディリテラシー~情報の収集と発信』の最終レポートを提出し講座を修了しました。

「メディアリテラシー」という言葉自体死語ではないかと思っていただけに、この講座に寄せる期待は大きかったです。また、講師が朝日新聞社の社員であるため、この時期にこのような講座を受け持つことへの好奇心もありました。

gaccoのオンライン講座はどれも期間が1か月程度と短く、週に一度1レッスン5~20分程度のものが6~9レッスン、4週にわたって講義の動画が送られてきます。1週ごとに確認テストを受けたり、レポートを提出したりして、一定の基準をクリア―すれば修了書がもらえるのです。

「メディアリテラシー講座」は、情報の読み取り方、情報の発信の仕方が半々でした。2,3週目は就活生である現役学生をアシスタントにして作文・論文・エントリーシートの書き方にまるまる当てていました。

学生のための「メディアリテラシー」だったのか…と、遅ればせながら気づいたのですが、講師である朝日新聞社社員の方の上から目線が面白かったです。冗長な駄文ばかりを書いている私は大いに勉強になりました。プロにダメ出しされるのも面白いものです。オンライン講座にしては紙にマジックで書くなどアナログな講義で、イラッとしながらもちょっと面白かったです。

冗長な文章はだめですよ、というのが講義の趣旨なのですが、講座動画が冗長で困りました。DVDのような映像と音声の両方で学ぶということが苦手なこともあり、音声を消して講義の字幕を飛ばし読みして済ませてしまいました。

4週目は発信者から見たニュースということで、取材や特ダネについての講義だったのですが、朝日新聞社の「批判を真摯に受け止め、謙虚に反省する」姿勢のなさがよーく表れていました。

取材のところで、「必ず裏をとる」を軽くスルーして、特ダネのところで、除染作業の不正を自分たち朝日新聞が報道しなければ、永遠にこの事実が知られることはなかったと力説していました。

「必ず裏をとる」のところにもっと時間をかけて欲しかったです。いいわけでもかまわないし、何かコメントしてほしいところでした。

あとですね、最終レポートのテーマが「メディアと私」なんですが、これって受講者に何を求めているんだろうと訝しく思いました。5人の方のレポートを読んだのですが(gaccoではレポートは相互評価)案の定、自分がどのようにメディアを活用しているかという話ばかりでした。800字以内なので仕方がないですが、こういうレポートを期待していたのでしょうか、メディアリテラシーというテーマの講座なのに。

朝日新聞はどうやって挽回するつもりなんだろう
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