今日の「水鳥」は、カモの仲間で「ウミアイサ」
魚(さかな)を捕えるための細いくちばしをした、カモの仲間・・・「ウミアイサ」
カモのような体に、鵜(う)のような細いくちばしですが、カモの仲間です。
カモの仲間としては、体が細長く、首も長めで、脚は体の後方に付いていて、
脚の力のみで潜水ができます。
くちばしは細長く、先が鉤(かぎ)になっていて、捕えた魚をしっかり挟むのに役立ちます。
カモ類の中でもっぱら「魚食」なのは、アイサ類のみです。
メス、若鳥ならびにオスの冬羽は頭が赤味のある褐色です。
北半球北部の森林地帯に分布・繁殖していて、冬にはそれぞれの地方の温帯域へ渡り越冬します。
日本では冬鳥です。 素潜り上手で、長く深く潜ることが出来ます。
一説では60秒から最長110秒潜水し続けたとの確認:報告が有ります。
因みに筆者は、
先日MRI検査で 「はい、息を吸って・・・22秒間止めて・・・これを3回繰り返します。」
3回目には、息絶え絶えでした。 テへへ






ヤドリギ(宿り木)の実の秘密(不思議)
「ヤドリギ:宿り木」の果実は固い果皮に包まれていて、中の果実がねちょねちょとしています。
それを食べた鳥(レンジャクは宿り木の果実が大好きです。)は、
フンがねちょねちょと、お尻から離れず気持ちが悪いので、
お尻を樹の枝にこすりつけてフンを取ろうとします。
この時に、ヤドリギの「種」もフンと一緒に樹の枝に付着し、
無事に「宿主」を見つけて発芽に至るという仕組みです。
寄生植物は繁殖方法として、胞子や種子を風に乗せて飛ばすものが多いのですが、
ヤドリギは完全に鳥任せです。
鳥もヤドリギの果実を食べた お礼 に種子を運んで
あげているという仕組みです。
民話の部屋「とんとむかしあったとさ」
ひばりかねかし
『雲雀金貸し』
― 岩手県 ―
語り 井上 瑤
再話 六渡 邦昭
むかし、むかしの、大昔。
あるところにヒバリがおって、金貸しを商売にしておったと。
お日さまにお金を貸して、だいぶん日が経ったので、催促(さいそく)に行ったと。
「いつかの銭(ぜに)コ、よこせ」
そしたら、お日さまは、
「そんなにせかすな、今にやるから」
って、雲の中にかくれてしまったと。
秋になって、ヒバリは、また、お日さまのところへ行って、
「いつかの銭コ、よこせ」
って言ったら、お日さまは
「あとでやる、あとでやる」
って、黒雲(くろくも)ひきよせて、雨をザアザアふらせた。
ヒバリは、羽をぬらして、すごすご帰ったと。
そのうちに冬になって、寒雪(さむゆき)がふる、寒風(さむかぜ)が吹く。ヒバリは、ぶるぶるふるえて、野っ原(のっぱら)の巣の中でちぢこまって、催促にも行けないでおった。
間もなく正月がきて、ヒバリは、正月じたくにお金を使って、一文なしになったと。
やっと春になって、寒雪もふらなくなり、寒風も吹かなくなったので、このときとばかりに、ヒバリは、空へのぼって行った。
「いつかの銭コ、よこせ」
「貸した金、よこせ」
って言ったら、お日さまは、
「まあんだかえせん。まあんだかえせん」
って、カンカン照らして、高く、高く、どんどん、どんどんのぼっていってしまったと。
※実際にも・・・「いつかの銭コ、よこせ」
「貸した金、よこせ」
って言ったら、お日さまは、
「まあんだかえせん。まあんだかえせん」
と、繰り返ししゃべりながら 約※100m超(見えなく成るまで)は、舞い上がる。